「安倍川餅」が静岡名物って知ってた?元祖のお店やレシピを紹介!

日本人にとって昔から親しまれる餅菓子。桜餅、柏餅など季節ごとのお菓子から、餡、きなこをかけた家庭的なお菓子まで。

そんな餅菓子の中で、名前はよく聞くけどルーツはわからないという一つが安倍川もち。特に静岡や東海地方に在住の方は安倍川もちが生活に根付いているのでは?

今回は安倍川もちのルーツについて、調べてみました。

安倍川もちの安倍川とは、静岡の安倍川

安倍川もちの安倍川は静岡県の安倍川のことです。

江戸時代に安倍川河畔の茶屋で出されていたきなこ餅。この地域の特産品だった白砂糖と、金に見立てたきな粉で徳川家康をもてなしました。これを食べた家康がたいそう気にいって、安倍川もちと命名したのが由来です。

静岡銘菓といえば安倍川もち。当然、静岡はじめ東海地方では安倍川もちをよく目にします。しかし、安倍川もちは今では全国区。全国のコンビニやスーパーでも大手和菓子メーカーのあわしま堂の安倍川もちなど見かけることがありますね。

安倍川もちの元祖はココ 石部屋(せきべや)

江戸時代は交通の要だった東海道ですが、鉄道の普及により人の往来も減ってしまいました。そんな時代の流れで人の行き来が多かった安倍川 橋も安倍川周辺でも、安倍川もちを提供する店も激減していきました。

今でも残っているのは石部屋は、何と最初に安倍川もちを提供したと言われている元祖のお店です。

安倍川 橋 の傍らにある店内に一歩入ると、現代からタイムスリップしたかのような趣のある店内。お店でいただく安倍川もちは大変柔らかく、あんこ もちや上品な甘みのきな粉を ま ぶ したつき た ての安倍川餅が楽しめますよ♪

安倍川もちの他にもわさび醤油でいただく「辛味 餅」も人気で、甘い餅と辛い餅をいったりきたりと楽しめます。

週末は観光客でにぎわう事もあるようですが、行列が途切れないということはありません。営業時間も朝9時から17時と甘味処としては、長いです。

安倍川もちの柔らかさはこのお店ならではの食感ですから、是非一度足を運んで安倍川もちを食べてみてください。

江戸の歴史を感じながらおいしいつきたてのあべ か わ もちが味わえますよ!

家で簡単に食べられる美味しい安倍川餅のレシピ

静岡までは遠い、でも直ぐに安倍川もちを食べたい!という時には市販の切り餅で安倍川もちを作ってみてはどうでしょう。

安倍川もち独特の柔らかさは、餅を焼くのではなく茹でているから。お鍋を出して茹でなくても、実はレンジで簡単に作れます。ポイントはレンジにかける前に、餅を水でぬらすこと。

簡単な作り方

1:切り餅を水でぬらす
2:電子レンジで40秒ほど加熱
3:お湯につける
4:お湯から取り出してきな粉と砂糖をお好みで

きな粉だけではなく、あんこもあるとより楽しめますね。

カロリーは1個約150kcal前後ですから、くれぐれも食べ過ぎにご注意を。

安倍川もちの豆知識

最後に豆知識を紹介します。

東海地方のお土産で、信玄餅というこれまたお餅ときな粉の組み合わせのお菓子がありますね。安倍川もちと信玄餅の違いご存知ですか?

簡単に言うと、きなこだけなら安倍川もち、黒蜜がプラスされると信玄餅らしいですよ。安倍川もちと信玄餅の違いの豆知識、ぜひお役に立てて下さいね。