簡単でおいしい!くるみ餅の人気レシピとおすすめのお店

くるみ餅は、主に大阪が発祥のものと東北が発祥のものがあり、名前は同じですが見た目も名前の由来も異なります。なお、くるみの入ったゆべし餅も、くるみ餅とよばれることがあります。

今回は、くるみ餅についてみていきましょう。

各地で違うくるみ餅

くるみ餅は大阪と東北でどんな違いがあるのでしょう?

大阪のくるみ餅

大阪発祥のくるみ餅は、室町時代に考案されたもので、餡で餅をくるんでいることから「くるみ餅」と名付けられました。お餅は多くの場合、白玉だんごが使われます。

東北のくるみ餅

一方東北発祥のものは、お餅をくるみをつかった餡であえたものです。

どちらも違ったおいしさがあるので、ぜひ食べ比べてみてくださいね。

くるみ餅のおすすめレシピ

どちらのくるみ餅も、お家で簡単に作ることができます。また定番のくるみ餅をアレンジしたレシピもたくさんあります。今回は、簡単で美味しい人気のくるみ餅レシピをご紹介しましょう。

大阪風くるみ餅のレシピ

材料(4人前)

・大豆の水煮   正味150gちょっと
・上白糖     75g
・抹茶      1gちょっと
・水       20ml~
・白玉だんご  適量

作り方

1.大豆の水煮を耐熱皿にあけ、水を足してレンジで1~2分加熱する(温める)
2.面倒じゃない場合は大豆の薄皮をむいてから、フードプロセッサーなどでしっかり潰す
3.2に抹茶と砂糖を混ぜ合わせたものを加え、鍋に入れて火にかけながら練る。途中で水を加えつつ、ゆるく仕上げる。面倒な場合は、様子を見つつレンチンでも可能です。
4.白玉と和える

東北風くるみ餅のレシピ

 

材料(5人分)

くるみ 200g
醤油 適量
砂糖 適量
お湯 約150ml

作り方

1.くるみをすり鉢に入れて、しっとりするまで擦る。
2.くるみの入ったすり鉢にお湯を少しずつ入れて、そこに砂糖、醤油を加えてさらにすり混ぜます。砂糖、醤油はお好みで加減をしながら入れましょう。少し濃いめにすると、お餅と絡めたときにちょうどよくなります。
3.適度なとろみ、味になったらお餅にからめて完成です。

おいしいくるみ餅のお店

ここではくるみ餅が有名なお店をご紹介します。お近くまで出向いたときには、ぜひ本場の味を堪能してくださいね。

大阪くるみ餅の発祥「かん袋」

1329年に「和泉屋」として創業した、大阪堺市にある老舗の和菓子店です。くるみ餅はここの5代目店主である、和泉屋忠兵衛が考案したといわれています。

風味と品質を守るため、通販などは一切行っておらず、本店以外での購入もできません。徹底した味へのこだわりが、長い間愛され続ける秘密なのかもしれません。

なお夏季には、かき氷の中にくるみ餅を入れた「氷くるみ餅」も人気を集めています。

・住所 堺市堺区新在家町東1-2-1
・電話 072-233-1218
・営業時間 10:00~17:00
・定休日 火曜・水曜

かき氷が人気「八角堂」

八角堂も大阪堺市にあるお店です。かん袋とは少し違い、こちらは甘味処となっています。普通のくるみ餅ももちろんありますが、こちらで一番人気なのが、かき氷の中にくるみ餅を入れたもの。冬季はあたたかいぜんざいなどもあります。

八角堂のくるみ餅は、なめらかな餡が人気。口に入れると口の中にとろーりと広がります。優しい甘さでいくらでも食べられます。

・住所:堺市堺区神石市之町19-2
・電話:072-261-8919
・営業時間: 10:00~18:00
・定休日:火曜日(祝日は営業)

ずんだ餅も人気「村上屋餅店」

先代にある、明治創業の老舗の和菓子店。仙台名物ずんだ餅に加え、くるみ餅も美味しいと評判です。きめの細やかなお餅とくるみ餡が絡み合い、甘みと香ばしさが広がる逸品です。
持ち帰りだけじゃなく、店内でいただくこともできます。

・住所 宮城県仙台市青葉区北目町2-38
・電話 022-222-6687
・営業時間 9:00~18:00
・定休日 月曜定休(祝日の場合は翌日)、臨時休業日も有