美十の生八つ橋「おたべ」や「京ばあむ」は京都土産の定番

”八つ橋”は、今では知らない人がいないほど有名な京都の定番のお菓子ですね。関西方面に出張に行くと、職場や家族に買って帰る方が多いのではないでしょうか。八つ橋にもいろいろ種類がありますが、つぶあん入り生八つ橋”おたべ”は、一番人気があるようです。今回は、生八つ橋を最初に作った会社美十(旧社名:株式会社おたべ)がどんなお店なのか、人気商品とともにご紹介していきます。

美十はどんなお店?

美十は京都市南区に本店のある、八ツ橋などを製造販売する製菓会社です。旧社名は株式会社おたべであり、現在の社名は、創業当初の喫茶店が「美十」という屋号であったことが由来となっています。

八ツ橋では、5本の指に入るメーカーの一つであり、京都土産の定番となった”生八つ橋”を生み出したのは、美十です。”生八つ橋”は、”おたべ”というブランドで大ヒットしました。八ッ橋はこれまで固いというイメージがあったので、生八ッ橋では徹底的に柔らかさを追求したことが、多くの顧客に好評だったようです。

また、美十では季節商品もさらなる大ヒットとなり、中でも京都らしいバームクーヘン”京ばあむ”は初年度14億円を売上げ、新たな京都土産として人気が出ました。

美十は、ディズニーリゾートでくまのプーさんのクッキーを販売しているようです。
また、2020 年 8月より、東京駅構内の「グランスタ東京」に、東京を代表するお土産のお菓子として、新たなブランドとなるラングドシャ専門店の「MIYUKA」をオープンし、注目されています。

美十の人気メニューは?

美十を代表するお菓子、”おたべ”と”京ばあむ”をご紹介します。

おたべ

”おたべ”ブランドを代表する、つぶあん入り生八つ橋は、生産者の顔がわかる原料で作りたいという思いで発足した「おたべ会」で作っています。

生八つ橋はコシヒカリなどのお米を石臼で搗き、生八つ橋の原料となる米粉を作ります。あんは北海道小豆を使用し、福井県の美味しい水で炊き上げています。

八ツ橋屋さんの間では、なめらかな生地を焼かずにそのまま食べると案外美味しいということが知られていましたが、生地につぶあんをはさんでみたところ、さらに美味しかったことから、つぶあん入り生八つ橋が作られるようになったとか。

そこで、昭和41年の新店オープンのタイミングで、つぶあん入り生八つ橋を”おたべ”というネーミングで新たに誕生させました。

おたべは、だれにでも手軽に作れそうな、かわいい形として、三角が選ばれたそうです。

値段:つぶあん入り生八つ橋 (にっき・抹茶味)10個入り 594円(税込)、16個入り 950円(税込)

京ばあむ

緑と白の2色のコントラストが印象的な和のスイーツ、京ばあむ。見た目も名前も京都らしいですね。

緑の部分は抹茶、白の部分は豆乳のバームクーヘンです。宇治抹茶と京都産の豆乳を使用し、幾重にも焼き上げ、ふんわりしたバームに。

キャッチコピーの”しっとりほわほわ~”の通り、非常にしっとりしてやわらかく、食感も軽いです。

売り場でひときわ際立つ、京ばあむのパッケージデザインもおしゃれ。白箱に墨で描いたような黒い文字、赤いゴム紐が特徴です。箱の中には、赤い薄紙に包まれた抹茶の鮮やかな緑色が見えます。切り分けるためのプラスチックナイフもついているので、好みのサイズに切って、手軽にいただけます。

厚みが2種類あり、店舗での取り扱いの多いスタンダード3.5cmと、より厚いタイプの5.25cmです。

値段  厚さ3.5cm厚 1,166円(税込)、厚さ5.25cm 1,750円(税込)

美十のお菓子はお取り寄せできる?

美十のお菓子は、メーカー直販サイトおたべオンラインショップで購入できます。

定番のおたべ(にっき・抹茶)のほか、2020年10月から、”四季のおたべ”も販売しています。桜こしあん、抹茶わらびこしあん、栗あん、黒豆あんの春夏秋冬のおたべを楽しめます。 京都の風景の切り絵がデザインされた素敵なパッケージです。

人気の京ばあむをはじめ、京都フィナンシェ、八つ橋クランチなど、多数取り揃えています。

わんちゃん用ビスケットも販売。わんちゃんと一緒にティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。大切なわんちゃんのために、砂糖・添加物不使用です。

なお、送料は、4,000円以上の購入で無料となります。

美十の店舗情報

美十は、おたべ本館のほかに、嵐山・太秦界隈に4店舗、清水界隈に3店舗、東山界隈に3店舗、新京極界隈に2店舗、京都駅に3店舗、京都タワー内に1店舗を構えています。
くわしくは、おたべ公式サイトの取扱店舗をごらんください。

おたべ本館へは、車の場合は京都南インターより北に10分、電車の場合は近鉄京都線「十条駅」より徒歩約10分、または地下鉄烏丸線「十条駅」2番出口より徒歩約30分です。

おたべ本館では、バースデーケーキ(生クリームまたはチョコレート)の予約を受け付けています。南区限定で宅配もしてもらえます。

なお、おたべ体験道場や工場見学は現在休止しています。

店舗情報
店名:おたべ本館
住所:京都市南区西九条高畠町35-2
営業時間:10時~17時
定休日:無休