伊勢神宮の門前町で100年以上愛される老舗和菓子屋『藤屋窓月堂』

藤屋窓月堂は伊勢神宮の門前町である『おはらい町』に本店を構える、明治初年創業の老舗の和菓子屋です。

本店を含め三重県伊勢市に3店舗の直営店を持つ藤屋窓月堂は、地元の方だけでなく伊勢神宮へ参拝に訪れた県外の方も足を運ぶ有名店。

藤屋窓月堂の代表銘菓「利休饅頭」が初めて作られたのは明治の初め。
お店同様100年以上の歴史がある藤屋窓月堂の「利休饅頭」は、昭和天皇や上皇陛下も口にされたことのある伊勢を代表する銘菓です。

「利休饅頭」が長年地元の方に愛される藤屋窓月堂は、利休饅頭さんと呼ばれることもあるそう。

地元の方に親しまれ、今では県外の方も足を運ぶ藤屋窓月堂は、休日平日とはず賑わい、多くの方が歴史ある藤屋窓月堂の和菓子に舌鼓を打ちます。

今回は100年以上の歴史を持つ三重県伊勢を代表する老舗 和菓子屋 藤屋窓月堂をご紹介します。

伊勢の老舗 和菓子屋『藤屋窓月堂』

藤屋窓月堂が本店を構える『おはらい町』は、三重県伊勢市宇治の内宮宇治橋前から五十鈴川に沿って続く石畳の通りです。

『おはらい町』には切妻・入母屋・妻入りといった伊勢特有の屋根形状をした土産屋や老舗のお菓子屋、旅館が並び、神宮道場や祭主職舎などの歴史的建造物もあります。

明治初年創業の藤屋窓月堂本店も歴史情緒あふれる店構えです。

藤屋窓月堂は「和菓子は文化であり、生活にゆとりとうるおいをもたらすもの」と考え、お客さんに満足していただけよう、見た目にも味にもこだわったお菓子を作り続けています。
(引用元: fujiyasogetsudo.amebaownd.com/pages/533860/page_201606292040)

100年以上愛される藤屋窓月堂の代表銘菓「利休饅頭」は、慶弔菓子と言えば藤屋窓月堂の「利休饅頭」と言われるほど地元の方に馴染み深い品となっているそうです。

「利休饅頭」をはじめ伝統的な和菓子が並ぶ藤屋窓月堂ですが、2020年には和菓子以外のジャンルのお店とコラボレーションしたブランドを展開したことでも話題になっています。

三重県津市の県立美術館内にあるフレンチレストラン『ミュゼボンヴィヴァン』との『月と犬』。
伊勢市内にある洋菓子店『flan2(フランフラン)』との『ぼくたちのおかし』。

和菓子とは一見結びつかないようなジャンルのお店とのコラボから生れた商品は、今までの和菓子とは一味違う味を教えてくれますよ。

藤屋窓月堂の人気商品

藤屋窓月堂が作る和菓子は、100年以上の伝統を継承し続ける和菓子から、他のジャンルと併せることで生まれた新感覚の和菓子まで幅広く楽しむことができます。

明治初めから愛され続づける「利休饅頭」、夏にだけ出会える藤屋窓月堂の夏の風物詩「かき氷」、洋菓子店とのコラボから生れた「和らって。」。

今回は、藤屋窓月堂の代表銘菓と季節の味、注目の新ブランドの商品をご紹介します。

利休饅頭

明治時代に製造して以降、変わらず人気の藤屋窓月堂を代表する和菓子です。
昭和天皇や上皇陛下にも献上されたことがある逸品。

薄い皮で自家製のしっとりとした滑らかな餡をたっぷりと包んだお饅頭で、紅色には小豆こし餡、白色にはうずらこし餡が入っています。

食べやすい小ぶりのサイズ感と後味のスッキリとした甘く優しい餡は、何個でも食べられる美味しさ。

「利休饅頭」は、明治の初めに催された大神宮献茶会という茶会でお茶のお伴として作られ振る舞われたそうです。

伊勢の茶人たちが茶会に招いた千利休を祖とする流派である千家の宗匠たちは、藤屋窓月堂が作ったお饅頭を食べた、上品で味わいが深いことからお饅頭を「利休饅頭」と名付けたそうです。

紅白饅頭として通常より大きなサイズで作った「利休饅頭」は、地元の方々になじみ深い祝い菓子となっています。

価格:
1個 100円
6個(箱入) 650円
10個(箱入) 1,100円
15個(箱入) 1,600円
20個(箱入) 2,150円

かき氷

夏の間だけ食べることができる藤屋窓月堂のかき氷は、シーズンの間に何度も足を運ぶ人がいるほどの人気メニューです。

ふわふわの氷が零れ落ちそうなほど盛られた器を見ると食べきれるか不安になりますが、食べ始め気づいた時には空の器が目の前にありますよ。

藤屋窓月堂のかき氷は氷とシロップが別々になっているので、自分で調節しながら食べ進めることができるのも嬉しいです。

特に人気なのは「利休氷」。
山盛りの氷のてっぺんにはもちもちの白玉が2つ。氷の中心には藤屋窓月堂自慢うずら豆の粒あんがたっぷり入っています。

シロップは一杯ずつ丁寧に点てた濃厚な抹茶蜜。
爽やかな香りと苦味と甘さが絶妙で一度食べると忘れられない一皿です。
お好みで練乳をかけても美味しくいただけますよ。

種類:
利休氷(抹茶・練乳) 650円
いちご氷 550円
ゆず氷500円
黒みつ氷(きなこ・練乳) 650円
マンゴー氷 650円

販売店舗:
藤屋窓月堂本店
藤屋窓月堂本館

和らって。

藤屋窓月堂と同じ伊勢市に店を構える人気洋菓子店『flan2(フランフラン)』とのコラボブランド『ぼくたちのおかし』のドリンクメニューとして2020年7月より販売開始。

第1段として登場したのは「ホワイトチョコと抹茶のわらび餅ラテ」と「キャラメルときな粉のわらび餅ラテ」。
2種類のラテにクラッシュしたわらび餅が入っている新食感のドリンクです。

販売店は『藤屋窓月堂本店』『藤屋窓月堂本館』『flan2(フランフラン)』の3店舗。
各店舗で少しずつ味が異なり全制覇するお客さんもいるそうですよ。

2月1日から1か月限定で販売されるのは、バレンタインにちなんだ「ラテ・ド・ショコラ」。
甘いショコララテのホットには生クリームとココアパウダー、アイスにはラズベリーソースもしくはキャラメルソースがトッピングされます。

価格:
ホワイトチョコと抹茶のわらび餅ラテ 500円
キャラメルときな粉のわらび餅ラテ 500円
ラテ・ド・ショコラ(アイス・ホット) 600円(2月限定)

販売店舗:
藤屋窓月堂本店
藤屋窓月堂本館
flan2(フランフラン)

オンラインショップ

藤屋窓月堂はオンラインショップも運営しています。

オンラインショップでは代表銘菓「利休饅頭」をはじめ、藤屋窓月堂こだわりの和菓子を購入することが可能。

俳諧の祖といわれる荒木田守武の邸跡にあった老松『守武の松』をモデルにした「守武の松」や三重県の素材をふんだんに使用したみるく饅頭「常若」など。

藤屋窓月堂と三重県津市のフレンチレストラン「ミュゼボンヴィヴァン」とのコラボブランド『月と犬』の人気商品「干し無花果のどらエピス」も購入することができますよ。

オンラインショップ
passage-mall.cwj.jp/list.cgi?id=0049

藤屋窓月堂へアクセス

三重県伊勢市に3店舗の店を構える藤屋窓月堂。

藤屋窓月堂本店へは、JR東海『伊勢市駅』下車、三重交通のバス停『伊勢市駅前』から内宮前行のバスへ乗車、『神宮会館前』で降車し徒歩約3分。

藤屋窓月堂本館へは、JR東海『五十鈴ヶ丘駅』から徒歩約6分。

藤屋窓月堂宮町店は、近畿日本鉄道 山田線『宮町駅』より徒歩約10分です。

明治初年に創業以来、100年を超えて多くの方に愛され続ける老舗 和菓子店 藤屋窓月堂。
代表銘菓「利休饅頭」は全店舗で、ご紹介した「かき氷」と「和らって。」は本店と本館でいただくことができます。

藤屋窓月堂の伝統と新感覚の和菓子をぜひ一度ご賞味ください。

店舗情報
店名:藤屋窓月堂 本店

住所:三重県伊勢市宇治中之切町46-1

営業時間:8:00~19:00

定休日:年中無休

店舗情報
店名:藤屋窓月堂 本館

住所:三重県伊勢市鹿海町1650-2

営業時間:9:00~18:00

定休日:年中無休

店舗情報
店名:藤屋窓月堂 宮町店

住所:三重県伊勢市宮町1丁目4-16

営業時間:9:00~18:00

定休日:年中無休