ルタオの姉妹店北海道らしさを感じるカフェ「ドレモルタオ」

全国的に有名になった「ドゥーブルフロマージュ」を開発した小樽の洋菓子店「ルタオ」。その姉妹店が、新千歳空港近くにあるドレモルタオです。ドレモルタオはカフェも併設されており、緑豊かな広い敷地は北海道らしさを満喫できますよ。今回はそんなドレモルタオの魅力をご紹介しましょう。

ドレモルタオはどんなお店?

ドレモルタオは、小樽の洋菓子店「ルタオ」の姉妹店です。ドレモルタオがどのようなお店なのか、詳しくご紹介しましょう。

全国的に人気の「ルタオ」

ルタオが小樽に誕生したのは1998年のこと。小樽のメルヘン交差点にオープンしました。ルタオの由来は、小樽にかけたのとともに、親愛なる小樽の塔という意味のフランス語の頭文字でもあるのだそう。

ルタオというとチーズケーキを思い浮かべる方が多いですが、実は当初はチョコレートがメインだったのだそう。しかしドゥーブルフロマージュが全国的に大ヒットしたのがきっかけで、チーズケーキのイメージが強くなりました。

当初ドゥーブルフロマージュは、ルタオで販売するたくさんの生ケーキのうちの一つだったそう。しかし道外のお客様から「このケーキを自宅でも食べたい」という要望が増え、それに応えるべく冷凍技術を開発したのだそうです。生ケーキは、冷凍すると味が落ちてしまうことが多いのですが、冷凍技術を高めることで、おいしいまま食べてもらえるようになったといいます。これにより全国にドゥーブルフロマージュのおいしさが広まったのですね。

ルタオは、北海道の企業が運営していると思っている方が多いですが、実はルタオを作ったのは鳥取の企業「寿スピリッツ」です。寿スピリッツは、全国各地でお土産のお菓子をプロデュースしています。例えば、横浜の「フランセ」や「東京ミルクチーズ工場」も寿スピリッツ傘下なのだそう。

ルタオでは、よりおいしいお菓子を食べてもらいたいという思いから、北海道の素材だけでなく世界中から上質な素材を探し、1番良いものを選択しています。例えば、看板商品ドゥーブルフロマージュは、小麦粉や生クリームなどは北海道産を使用していますが、マスカルポーネチーズはイタリアのアンブロージ社のものを使用しているそう。おいしい素材のために世界に視野を広げているから、ルタオのお菓子はどれも上質な味わいなのですね。

また、ルタオは洋菓子に欠かせない生クリームにもかなりのこだわりをもっているそう。ルタオの生クリームは、ミルク感が強いのが特徴ですが、これは1年近くかけてルタオが独自に開発したのだそう。北海道産の原乳のみを使用し、殺菌は素材を壊さない温度で行なっています。乳脂肪率は、口どけの良さを重視したものに。でも、この生クリーム、自然のままを大切にしているので成分が安定せず扱いが難しいのだそう。熟練のスタッフが丁寧に仕上げることで、生クリーム本来の味わいを保ったまま加工することが可能に。

ルタオのスイーツには、「おいしいものを届けたい」という思いがぎっしりとつまっているからどれも絶品なのでしょうね。

新千歳空港近くにオープンしたドレモルタオ

ドレモルタオは、2007年にオープンした新千歳空港から車で7分ほどのところにあるカフェを併設したお店です。およそ1600坪もある広々としたドレモルタオの敷地には、パンやスイーツの工房などもあります。北欧風の建物と白樺林が北海道を感じさせ、観光客にも人気です。ドレモルタオの近くには「アウトレットモールレラ」もあり、買い物ついでに立ち寄る方もいるようですよ。有名なお店のため、ドレモルタオの店内はいつもお客さんでいっぱい。

ルタオショップ棟には、ルタオの定番スイーツの他にドレモルタオ限定のスイーツ、パンも販売しており、さまざまなルタオの味と出会えます。開放的な雰囲気で、ゆったりとショッピングを楽しめそうですね。たくさんのスイーツが並び、選ぶ楽しさも堪能できますよ。ルタオは新千歳空港内にも店舗がありますが、ドレモルタオの方が広々として商品もたくさんありますので、時間がある方はこちらでゆっくりとお土産を選ぶのもいいですね。

なお、人気の商品は早々に売り切れてしまうこともありますので、お目当の商品がある方は、早めに足を運ぶことをおすすめします。

イートインスペースも用意されており、ソフトクリームやパンを食べることができます。カフェに行かなくてもちょっと一休みできるのは嬉しい配慮ですね。

また、ドレモルタオの建物奥の芝生のスペースにはベンチが置かれており、こちらでも休憩することができます。天気のいい日に緑を眺めながらゆったり過ごすと、日頃のストレスも吹き飛ぶのではないでしょうか。

ドレモルタオのカフェ棟にはケーキ工房やキッチンも併設しており、お料理教室などを開催することも。カフェで提供するメニューは、スイーツだけでなく食事メニューもあります。さまざまなシチュエーションで利用できますね。ドレモルタオのカフェで最も人気なのが、ふわっと溶けるような食感のパンケーキ。ナイフがいらないほどのふわふわ食感は、口コミやインスタでも高評価。ぜひ一度味わってみてくださいね。

ドレモルタオの人気メニューは?

ではさっそく、ドレモルタオ の人気メニューをご紹介しましょう。

パンケーキ

ドレモルタオのパンケーキは、リコッタチーズとクリームチーズを混ぜ合わせ、繊細な生地を作り、一つ一つ丁寧に焼き上げています。手間暇かけて作っているから、あの淡雪のような口どけが実現できるのです。もちろんパンケーキに添えた生クリームやアイスクリームにもこだわっています。全てにこだわり抜いているからこそのおいしさなのです。

行列ができるほど人気のドレモルタオのパンケーキですが、「並んでも食べる価値あり!」という声が多く、販売以来ずっと人気のメニューです。パンケーキの焼き上がりには20分ほどかかりますので、時間に余裕のあるときに注文してくださいね。

パンケーキの種類は、期間限定のメニューなども合わせて常時5種類ほどあります。どれもおいしそうで、毎月通って食べたくなります。

■2021年3月限定「コーヒーアフォガート」
ドレモルタオの2021年3月の限定メニューがこの「コーヒーアフォガード」です。コーヒーのほろ苦さがアクセントとなった大人な一皿となっています。価格は税抜き1,500円です。

■2021年3月登場の新作「ショコラフレーズ」
2021年3月に登場したドレモルタオの新作が、ショコラフレーズです。ダークショコラアイスとベリーアイスを添えた、カカオの風味とベリーの華やかな風味のハーモニーが楽しめる一皿です。価格は税抜き1,500円です。

■プレーンがリニューアル「ドレモオリジナル」
ドレモルタオのパンケーキ自体のおいしさを堪能したい方には、シンプルなプレーンがおすすめです。プレーンは2021年1月よりリニューアルし、「ドレモオリジナル」となりました。生クリームにマスカルポーネチーズを加えることで、さらにコクやさっぱり感がプラス。アイスには美瑛産の牛乳が使用されています。

バニラアイス、生クリーム、ソースは別に添えられており、少しずつ味変しながらいただけますよ。口の中でシュワっと溶ける生地の食感を心ゆくまで堪能してみてくださいね。こちらの価格は税抜き1,000円です。

■2021年5月登場の新作「ベリーベリー」
毎年登場する、ドレモルタオの苺のパンケーキ。2021年5月に登場した新作は、苺とフランボワーズを合わせた「ベリーベリー」です。生クリームの甘さをベリーの酸味がさっぱりとさせてくれます。春を感じる一皿です。こちらの価格は税抜き1,600円です。

パフェ

ドレモルタオのパフェも、季節ごとに限定メニューが登場しますので、お見逃しなく!

■フレンチトーストパフェ
冷たいソフトクリームとあたたかいフレンチトーストのコントラストがたまらない「フレンチトーストパフェ」は、とろけるような食感を楽しめます。

■2020年6月限定「ミルティーユフロマージュ」
ブルーベリーのソルベと練乳アイスをトッピングした優しい酸味を感じるパフェです。中にベイクドチーズケーキが隠れています。

フレンチトースト

ドレモルタオのベーカリーのパンを使用したフレンチトーストです。卵に生クリームやマスカルポーネチーズを混ぜてパンに染み込ませて焼き、塩キャラメルのアイスやメープルシロップと一緒にいただきます。スキレットに入っており、あつあつの状態で提供されます。高級感のある味わいです。

ソフトクリーム

ドレモルタオのソフトクリームは、ミルク味の「クレームグラッセ」、チーズ風味の「サンクフロマージュ」、2種類のミックス「マリアージュ」の3種類があります。

しゅふれロール

このロールケーキは、ふわ生ロールケーキがリニューアルしたものです。ドレモルタオだけの販売で、しかも数量限定。持ち歩き2時間以内で賞味期限はその日限りとなっているので、家が遠くない方、すぐに食べる方しか購入できませんが、特別感があり食べてみたくなりますね。しゅわっと溶けるような食感のスポンジが特徴です。中のクリームはミルキーで濃厚な味わい。和三盆を使用しており優しい甘さに仕上がっています。

記念日限定メニュー

ドレモルタオでは、母の日やバレンタインデーなど特別な日向けの限定メニューも豊富に揃っています。2017年の母の日に登場したのが、母の日バージョンのパンケーキ「ストロベリーデラックス母の日バージョン」。ハートのチョコレートにメッセージを入れてくれました。

バレンタインデーには、ハートのチョコレートをのせた「パンケーキショコラダムール」が登場など、スペシャルメニューがお目見えしますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

ドレモルタオはテイクアウトもOK

ドレモルタオは一部メニューテイクアウトも可能です。ランチに人気の「ビーフストロガノフオムライス」もテイクアウトできるそうですよ。もちろんケーキなどスイーツメニューもテイクアウト可能です。

ドレモルタオは予約できる?

ドレモルタオは、人気店のため土日は混雑が予想されますが、席の予約も可能のようです。混んでいる日は通常20分ほどで焼きあがるパンケーキが50分ほどかかることもあるそうです。カフェでは平日限定でパンの食べ放題も行なっており、こちらも人気があるそうですよ。

ドレモルタオの店舗情報

ドレモルタオは、新千歳空港から車で7分ほど、JR千歳駅から中央バス空港市内線で朝日町7丁目で下車徒歩1分です。駐車場もありますので、車で行くこともできますよ。

店舗情報
店名:ドレモルタオ
住所:北海道千歳市朝日町6丁目1番1号
営業時間:
ショップ10:00~17:00
カフェ11:00~17:00(ラストオーダー16:30)
定休日:無休

※営業時間等が変更になっている場合があるので、公式HP等をご確認ください。