あんこ好き注目!もなかがおいしい京都の中村製餡所

あんこ好きの心を引き付ける京都の中村製餡所。

中村製餡所は北野天満宮から徒歩5分程度、京都代将軍商店街(通称:妖怪ストリート)の中にあります。(富山にも中村製餡所というあんこの卸売りをやっているところがありますが、今回は京都の中村製餡所をピックアップしています。)

公式ブログによると、中村製餡所は色々な本や雑誌に掲載されている有名店です。あんこ好きの人なら見逃せないですね。

今回は、京都の中村製餡所をご紹介します。

中村製餡所について

京都・北野天満宮傍にある大将軍商店街の一角に車庫のような倉庫のような佇まいの店舗を構える中村製餡所。店内にある、あんこ有ります、あんどうぞ、と書かれた木の札が目印です。

明治41年創業で、長い間餡子を作り続けています。現在4代目が引き継いでいます。小豆の仕入れにこだわり、機械化せずに昔からの製法を守っているそう。

食べなれている餡子ですが、実は作るのに時間がかかるもの。砂糖の入っていない「生餡」を作って、和菓子店に卸すということから製餡所は始まったそうです。今では販路は和菓子店だけにとどまりません。

また生餡のみならず、完成した餡子の注文も増えているのだとか。生餡は和菓子店がそれぞれ味を調整するそうですが、完成した餡子は注文を受けた先の要望に沿って対応しているのだそうです。

中村製餡所には個人でも買える小売りの餡子があるのです。

個人用販売も行っている中村製餡所

中村製餡所は元々業務用としての餡の取り扱いだったところ、近隣の人からの要望で個人用向けの販売も始めたそうです。イベントや学園祭向けの注文も受けているようですよ。

中村製餡所の個人向け餡子は、餡子だけを食べた時に一番美味しいと感じる甘さと食感に仕上げているのだそう。粒あん、こしあん、白あんがあります。賞味期限は10日くらいとのことです。

中村製餡所のおいしさの秘密

中村製餡所があんこ好きの心を惹きつける理由をリサーチします。

小豆の選定へのこだわり

まず、中村製餡所では小豆の選定へのこだわりがあります。選ばれているのは産地を固定することなく、その年の良い小豆です。中村製餡所は明治41年に創業の100年以上の歴史のあるお店ですが、餡の作り方は受け継がれてきた手法が守られてきています。

食品添加物は不使用

食品添加物が一切使われていないのもポイントです。最中の皮も手焼きのお店から仕入れるという隙のない中村製餡所の最中。

京都に行った際には食べてみたい一品ですね。

中村製餡所は「あんこ屋さんのもなかセット」が人気

中村製餡所の人気商品は「あんこ屋さんのもなかセット」です。2000年に登場した商品です。

餡500gと最中の皮10枚がセットになっていて、餡は粒、こし、白あんから選べます。中村製餡所では最中にもこだわっており、皮は一枚一枚職人さんが手作りの種屋さんから仕入れているのだそう。

自分で餡を詰めて食べるタイプなので、パリパリの最中の皮が楽しめるのが特徴です。
平均しても100gの餡を最中でサンドして食べられるとはあんこ好きにとって夢のある商品です。
最中に餡とアイスを挟んだ最中アイスを作ってみるのもいいですね。
餡のみも販売もあり、あんこバーガーや小倉トーストにして食べてもあんこをたっぷり味わえます。

2020年3月、最中の皮のほうじ茶MIXが新発売されるようです。数に限りがあるようなのでお早めに!

中村製餡所の和菓子作りのできる商品

中村製餡所では、和菓子作りの材料となる商品も取り扱っています。

  • 水ようかんに使う糸寒天
  • 桜餅の桜葉
  • 桜餅作りに使う道明寺粉
  • 京都の名産品、水無月作りに使う「かの子あずき」
  • 砂糖が入っていない生あん

といった材料で手作りの和菓子にチャレンジできますよ。

かの子は鹿の子とも書き、小鹿の背中の模様に似ていることが由来です。
かの子あずきはパン作りや、パウンドケーキなどの洋菓子作りでも活躍します。

中村製餡所では地方発送も可能

中村製餡所ではお店に行くのが困難な人でも購入できるように、地方発送も取り扱っています。
HPのお問合せ、もしくは電話(075-461-4481)で注文できます。

定休日は水曜日・日曜日となっているので電話の際はご注意ください。

中村製餡所 まとめ

中村製餡所、いかがでしたか?

「餡子なら、中村製餡所!」と京都の人も勧めるくらい、中村製餡所の餡子は絶品です。
和菓子好きな人や餡子好きな人はもちろん、普段は餡子を食べないという人も家庭で小倉トーストなどにして中村製餡所の餡子を召し上がってみてはいかがでしょう?

改めて、餡子の美味しさに気づかされますよ。

中村製餡所の店舗情報

住所:京都府京都市上京区一条通御前西入大東町88
営業時間:8:00-17:00
定休日:水曜日・日曜日

千葉県出身。元公務員で現在はフリーランスのライターとして活動中。甘いものは全般的に好きだが特に生クリームが使われているお菓子が大好き。趣味は舞台観劇。