京都・西陣< 塩芳軒 “聚楽”>喜ばれる手土産におすすめしたい絶品饅頭|老舗店の上質な和菓子を通販でお取り寄せ
歴史のある老舗和菓子店が数多く存在する京都の町。
その中から今回ご紹介するのは、創業百有余年の老舗菓子屋「塩芳軒(しおよしけん)」です。
通常、和菓子店の多くは、生菓子か干菓子のどちらかを専門とすることが多いのですが、塩芳軒はこの両方をバランス良く取り揃え、季節感や愛嬌のあるビジュアルが特徴。
敷居の高い京都の和菓子店、そんなイメージを良い意味で覆す塩芳軒を、詳しくご紹介させて頂きます。
京都・西陣の塩芳軒、さざれ石という和三盆の美しいお干菓子。箱を開けて見てほぉっとなり、夫に「これさざれ石って名前なんだって。」と一つあげると、「オォ、君が代に出てくる、サザレイシノイワオトナリテ〜🎤」と続けて歌う…。
一つ口に含んでゆっくり味わう、わぁ〜美味しいわ〜。 pic.twitter.com/Ay4bMF2pa9— Tanuki Cembalo (@tanuki_cembalo) June 13, 2021
和菓子司 塩芳軒とは
2022年には創業140周年を迎える塩芳軒。
1882年に創業して以来、長い間、京都の人々に愛され続けている老舗の和菓子店です。
和菓子といえば、日本ならではの「四季」を味や形、色や食感などで表現することにより季節の移ろいを感じられ、和食と共にユネスコ無形文化遺産にも選定されているように、日本が誇るすばらしい文化のひとつ。
その和菓子を長い間、丁寧に作り続けている塩芳軒は京都の和菓子屋の代表格とも言えます。
建物も由緒ある塩芳軒。その読み方は?
塩芳軒の店舗は、あの豊臣秀吉が建てた聚楽第の跡地のそばであること、そして塩芳軒の建物は京都を代表する有形文化財に指定されている由緒ある建築物となっています。
160cmほどの「長のれん」が入口に掛かっている塩芳軒ですが、独立してお店を持つ時には奉公先の主人から長のれんを与えられるといった京都ならではの風習から来たもの。
塩芳軒は、初めて日本で饅頭を作った「林浄因」の流れをくむ京の名店「塩路軒」より、別家・のれん分けしたお店でもあります。
塩芳軒は、京都の老舗和菓子店「塩路軒」から、初代・高家芳次郎が別家し、創業されたお店なのです。
屋号の「塩芳軒」の読み方は「しおよしけん」です。
せっかく西陣まできたので塩芳軒さんにて情報交換。会う機会がめっきりなくなったので久しぶり。塩芳軒さんも生菓子の通販やってます。うちより優秀なオンラインショップで北海道も送れるそうです。暑くなってきたら考えるって言うてたのでお早めに。 pic.twitter.com/U767kggaD4
— 今西 善也 (@kagizen) May 1, 2020
塩芳軒の代表銘菓“聚楽”|日持ちはどのくらい?
初代塩芳軒店主が店を構える時代から作られているという焼き菓子、塩芳軒の代表銘菓である“聚楽”。
豊臣秀吉が建てた聚楽第跡が近いことから名づけられたこのお菓子。
こんがりと焼き目の付いた和三盆蜜入りのやさしい甘さの皮に、聚楽用に作られたなめらかなこしあんがたっぷりと詰まったお饅頭です。
小さいけれどずっしりと重みのあるこのお菓子は、保存料などの添加物は一切入っておらず、砂糖・小豆・小麦粉・・などシンプルな素材だけでできています。
新鮮な素材しか使っていないので、日持ちは8日。
ですが、なるべく早く召し上がった方が、皮の焼き目の香ばしい香りなどをより一層楽しめます。
見た目よりも、しっとりと柔らかな食べ心地のお饅頭、塩芳軒の代表銘菓“聚楽”は、京都に行かれた時には必ず召し上がっていただきたい逸品。
品の良い包みと味わいは、ご年配の方への贈り物にはぴったりの和菓子です。
値段:1個194円(税込)
沢山有る京都の和菓子屋さん、それぞれに拘りや歴史が有り、御菓子の品揃えやお店の運営方法も違う。
また、餅屋さんとの区別を明確化されているお店も有り、知れば知るほど楽しく嵌っています。塩芳軒さんの本店限定銘菓、「聚楽」
銘菓で居続ける大切さが伝わる美味しさです。 pic.twitter.com/62UbdTM9dS— 加藤達伸 三峰園窯 (@KatoSanpouen) March 17, 2023
塩芳軒のおすすめ和菓子をご紹介
塩芳軒には聚楽の他にもたくさんの魅力的なお菓子があります。
お菓子の名前もとっても素敵なものが多いのも特徴。
ここからまだまだ塩芳軒の人気商品をご紹介していきます。
塩芳軒の早わらび
土の中からわらびの芽が伸び始めた姿の焼印を施した 蓬 のふわふわの羽二重製。
老舗の格調高い優しい甘さの粒あん を包んでいます。
(Twitterし忘れ時間差有り) pic.twitter.com/tKgrG58jAA— ⋆⋆ (@0bru1chollerie) April 2, 2022
雪まろげ
塩芳軒の干菓子の中でも大変人気の高い『雪まろげ』。
ころんとした丸いシルエットの和三盆糖が箱の中に陳列する様子は、まさに愛嬌そのもの。
京都は塩芳軒さんの雪まろげ❄️
「雪まろげ」は,雪だるまを作るときみたいに雪玉を丸めて大きくしていく遊びのことらしい⛄️まんまるの和三盆だけじゃなく箱も2色なので,茶碗や懐紙もバイカラーを意識してます笑 pic.twitter.com/tlTfVmPIhX
— 矢島 愛子 / Teaist 🍵 (@amnjrn) 2019年1月20日
口の中に入れると、その名前の通り、雪のように口の中で溶け広がります。
味は2種類。白と淡いピンクの『紅白』と、京都らしい『抹茶』。
塩芳軒の『雪まろげ』の賞味期限は常温保管で30日。干菓子のため日持ちが長く、手土産や京都土産にもおすすめです。
値段:1箱各972円(税込)
京都にある塩芳軒さんで買える銘菓「雪まろげ」
上品な甘さの和三盆を使った干菓子で、今回買ったのは京都らしい抹茶味(*´-`) pic.twitter.com/5nHbL23wvo
— こたつねこ (@kotatsu_0117) 2018年5月15日
さざれ石
『さざれ石』は京都「塩芳軒」に数ある干菓子の中でも特に名作と言ってよいのではないでしょうか。
塩芳軒さんの干菓子『さざれ石』
一粒口に含んだ瞬間から和三盆糖の繊細な甘みと口の中で蕩けるまろやかな舌触りをこれでもかと堪能できてしまう恐ろしい京スイーツ…干菓子好きな人…是非一度ご賞味あれ… pic.twitter.com/FyZsR5uW8r
— スノ@🍊🍃村人 (@snowhile15) 2018年11月5日
さざれ石とは「小さな石」という意味。その名の通り、やや歪にも感じるその一粒一粒が“愛嬌”と”古き良き”、そして長い年月をかけて自然に作られたようなさざれ石の質感すら感じさせてくれます。
口どけの良さと、ほんのりと優しい甘みは、ついつい手が伸び、程よくクセにもなります。
塩芳軒の『さざれ石』、ぜひ一度、ご賞味あれ。
値段:1箱972円(税込)
花びら餅
年末年始、全国の和菓子店にお目見えする『花びら餅』は、特に京都のお正月には欠かせない和菓子。
平安時代に宮中で行われた“歯固”という長寿を願う祝儀に出された食べ物を、模したお菓子と言われています。
新春らしく濃茶
塩芳軒の花びら餅 pic.twitter.com/2SH5vvMWMn— ほくと☆ (@hokuto910) 2019年1月7日
白味噌とごぼうを餅で挟んだ『花びら餅』は、その見た目がまさに”花びら”のようであることから、そのような名前になりました。
近年、ほとんどの『花びら餅』には、ごぼうが1本入っているものがスタンダード。
しかし、塩芳軒は昔ながらの伝統そのまま、2本のごぼうが入っており、ほんのりとピンク色に化粧されたお餅がなんとも愛らしいのです。
新年、家族みんなの健康を祝いながら塩芳軒の『花びら餅』を頂く。和菓子主役の日本の習わしをぜひ。
千代結び
京都へ旅行へ行った際の手土産に京都らしいものを選びたいけれど、ちょっと変わったものがいい・・そんな方に是非ともおすすめしたいのが塩芳軒の『千代結び』。
色とりどりの飴が並ぶその様はもちろん、現代的なスタイリッシュなパッケージも魅力。
まるでカラフルなガラス細工のように繊細さを併せ持つ、可愛らしい飴です。
秋の庭園を飴細工で表現した繊細な一品から目が離せない!
本館7階 催物会場t.co/qUgoB2Y1CL#塩芳軒 #職人技 #洛趣展 pic.twitter.com/7dQxcV4QqG
— 日本橋三越本店 MITSUKOSHI (@mitsukoshi_nh) November 10, 2019
千代たんす
きれいな京鹿の子和紙を貼った、三段の小さなたんすの中にはかわいい御干菓子がたくさん詰まっている夢いっぱいのお菓子。
それぞれの段ごとに入っている御干菓子が違うので、色々な味が楽しめます。
見て楽しい、食べて美味しい素敵な千代たんすはちょっとした贈り物にもぴったりです。
値段:1箱3,240円(税込)
京都南座旅行のお土産。
塩芳軒の干菓子。
かわいい〜!
大好きな鍵善の干菓子も。 pic.twitter.com/esfHk0NTrg— abco (@A88ee) December 9, 2013
二十四節気と塩芳軒の和菓子
日本では「冬至」や「夏至」のように全部で24の季節を表す表現があり、塩芳軒ではこれらの24の暦を和菓子で表現しています。
四葩と書いてよひら。
あじさいの異名です。
羽二重製、ご製は塩芳軒。
やわやわしゅわしゅわな
お餅のなかに、おいしい
白餡がみっしり。
しみじみおいしい。
にやにやしながらお薄を二服。102#お菓子帖2021#相場るい児 pic.twitter.com/Tc1oLKHLnZ
— 上官婉児 (@karakosky) June 10, 2021
二十四節気それぞれに1つずつ和菓子があり、その和菓子も毎年変わるそう。
次々と変化のある塩芳軒の和菓子で、季節の移ろいを感じて楽しむのも素敵ですよね。
さらに、塩芳軒のHPでは過去の美しい和菓子を見ることもできますので是非のぞいてみてください。
6月16日は和菓子の日。一足早く塩芳軒さんで嘉祥菓子をいただいてきました。どれも美味でありました。 pic.twitter.com/waLTMzIyKr
— hopper (@smahopper) June 13, 2021
塩芳軒のその他の和菓子
他にも京都らしい和菓子がたくさん揃う塩芳軒。
久里最中
京都・西陣の御菓子司「塩芳軒」の久里最中、丸最中。#大好きな和菓子見せ合おう pic.twitter.com/TqCUSHo4a3
— 不死鳥 (@fushicho_kaen) May 22, 2022
懐中汁粉 みのる里
備長炭で手焼きをした皮と和三盆のやさしい甘味がちょうどいい、こし餡の汁粉。
熱湯を注ぐだけで甘さ控えめの美味しいお汁粉がいただけます。4個入りで1,188円(税込)
塩芳軒 さんの懐中汁粉「み乃る里」。儂は懐中汁粉マニアで見ると買わずにいられない。これはたぶんいままで啜ってきたなかでもトップクラス。ヤスミくん、ありがとう!ったらありゃしない!
冷蔵庫に従兄煮のときの茹で小豆とクリスマスディナーの前菜に使った栗の甘煮があったので、ついトッピング。 pic.twitter.com/sG9e9UpjuP— 入江敦彦 (@athicoilye) December 29, 2020
水無月
梅雨の時期の頃に並ぶ水無月は、小豆の美味しさがダイレクトに堪能できる和菓子のひとつ。
関西地方では小豆の赤い色が邪気を祓うと言われており、夏バテせずに無病息災で夏を乗り越えるというこの季節ならではのお菓子です。
今日のおやつ 『水無月』
6月30日夏越しの祓に頂く
『水無月』京都を中心に関西では6月になるとこの和菓子が売られています。小豆の赤い色が邪気を祓う
という言われらしいです。塩芳軒さんの水無月をいただきました(^-^)
美味しい~😋 pic.twitter.com/AAKZ6TJmNg
— reoreo (@reocyun) June 30, 2020
その他にも、ちまき、丸最中、季節の蒸菓子、季節の御干菓子などなど。塩芳軒でおすすめの商品はここでは紹介しきれないほどたくさんあります。
季節によっても異なるので、いつ行っても素敵な和菓子と出会えますよ。
昨日は塩芳軒で青葉の桜餅をいただいた帰りに生菓子をお土産に。今回は、「京鹿の子」と「四葩(よひら)」。京鹿の子は白小豆を使った鹿の子。白小豆が大好きなのでこれは嬉しい😂四葩は柔らかな羽二重を纏ったお菓子。羽二重がマシュマロのようであまりの美味しさに感動😍お勧めです。 pic.twitter.com/IcgbmLSIVH
— 小曾木和俊 (@gPmDGwpEoGFKNQE) May 15, 2022
お目当ての和菓子は電話予約がおすすめ
京都に数多く存在する有名老舗和菓子店。
お店によっては完全予約制だったり、一見さんお断りだったり・・なんてこともありますが、塩芳軒の和菓子は、予約しなくても商品があれば買うことが可能です。
ただ、菓子職人の手でひとつひとつ丁寧な手作業で作ることもあり、大量に作り置きしておくことはできません。
時間によっては人気の商品やお目当ての商品が売り切れということも。
特に、「ちまき」や「水無月」といった京都の風習や行事と結びついた季節の和菓子は、予約すること自体が難しいことがあるそうです。
いずれにせよ、お目当てのお菓子がある場合にはお早めに電話で予約をすることをおすすめします。
もしも予約なしで塩芳軒に行く際は、午前中に行かれた方がいいかもしれません。
また、塩芳軒では季節によって取り扱い商品が異なるので、予約の際はお目当ての商品があるかどうか確認した上で予約するようにしましょう。
京都塩芳軒の「ふくべ詰合」。
黒砂糖を使った羊羹に和三盆をまぶした「ふくべ」
と、
梅の味わいと一緒に感じるか感じないか位の、ほのかな酸味が美味しい干菓子「梅鶴」。ふくべは、外のシャリっとした和三盆の優しい甘さに、干したような食感の羊羹が絶妙。
お茶だけじゃなくお酒にも合いそう。 pic.twitter.com/nGMmTVYMrH
— ayarsenal . (@ayarsenal_bass) January 5, 2022
塩芳軒の和菓子は日持ちする?
塩芳軒では生菓子、干菓子ともに扱う店とご紹介しましたが、生菓子と干菓子では賞味期限が大きく異なります。
生菓子の賞味期限は短い一方、干菓子は結構日持ちします。
塩芳軒で和菓子を購入する際は、賞味期限も考慮した上でお菓子を選ぶようにしましょう。
通販でのお取り寄せは塩芳軒の公式オンラインショップか伊勢丹・高島屋でも
塩芳軒にも公式のオンラインストアがオープンしています。
塩芳軒の世界観を楽しめる、素敵なオンラインショップです。
覗いているだけでも心が洗われるような気持ちになれますよ。
京都に行けなくても、美しく美味しい塩芳軒の和菓子がお取り寄せできて、おうちでゆっくり楽しめるなんてうれしいですね。
ぜひ一度塩芳軒のオンラインストアを覗いてみて下さい。
お取り寄せした塩芳軒の和菓子
美味しかったです(≧▽≦) pic.twitter.com/pJKZvDBLdK
— もしょぞう⊿Phoenix.FF11 (@manypieces1978) May 22, 2022
塩芳軒の喫茶
洗練された和室で、美味しい塩芳軒の和菓子とお茶をいただきながら季節の移り変わりを感じてみるというのも粋です。
喫茶の営業につきましては、年に数回となっており不定期のため、ホームページやInstagramでご確認ください。
月に一度の〝塩芳軒〟さんの喫茶へ。普段は頂けない、おはぎをお煎茶とともに。お部屋のしつらえ、お庭、お店の方たちの丁寧な接客、美味しいのはもちろん、ほんとうに癒されます。 pic.twitter.com/u1fB7hJthf
— 神月 (@sgouchan) March 20, 2023
塩芳軒ご主人の息子さんも和菓子職人
ちなみに、塩芳軒の次男である髙家さんも2006年に聚洸という京都で人気の和菓子屋を開業されています。京都へ行かれたらそちらにも立ち寄ってみてはいかがでしょう。
1999年のNHK朝ドラ“あすか”の舞台にも
京都の和菓子屋さんの中でも特に有名な塩芳軒は、1999年から2000年にかけて放映されたNHK連続テレビ小説に出てくる和菓子屋さんの舞台にもなりました。
明日は #節分 「#おかめまんじゅう 」をご用意しています。連続テレビ小説「あすか」の中で誕生したお菓子。放送から22年、今は #カムカムエブリバディ #塩芳軒 #京菓子 #あすか #朝ドラ #京都 #立春 #厄除 pic.twitter.com/5EP6BzR4ut
— 御菓子司 塩芳軒 (@shioyoshiken) February 2, 2022
塩芳軒まとめ
京都の中でも人気店の塩芳軒。
老舗店なのにも関わらず、お忙しい時期でも電話での対応が大変丁寧で、感動に値するほど接客も素晴らしいお店。
ぜひ、京都に行かれた時には直接店舗へ、また、通販でのお取り寄せも、自信を持っておすすめいたします。
塩芳軒 店舗情報
住所:京都府京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180
定休日:日曜・祝日・月1回水曜日(不定)
営業時間:9:00~17:30