カリッ、サクッの食感楽しい!ツヤっと光るゆしま花月のかりんとうの秘密

日本人が慣れ親しんできた昔ながらのお菓子、かりんとう。外はカリッ、中はサクッとした食感、そして素朴な味わいが年代を問わずずっと愛されている。

今回ご紹介するのは、そんなかりんとうのお店「ゆしま花月」。
昭和20年頃、花街として栄えた東京湯島に、子供相手の駄菓子屋を開いたことが始まり。販売していたかりんとうが人気となり、現在はかりんとうのお店として評判を得ている。

ゆしま花月のかりんとうは、ちょっと他とは違う。豊かな食感はもちろん、ツヤっとした美しい見た目が何よりも魅力。そんなかりんとうはどのように誕生し、作られているのか。三代目店主の溝口智広さんに話を伺った。

ゆしま花月代表銘菓「かりんとう」


まずご紹介するのは、ゆしま花月の代表銘菓かりんとう。表面に上白糖を煮詰めた飴をコーティングすることでこのツヤっと感が生まれるのだそう。絡める上白糖は、煮詰める時間や温度によってその仕上がりにかなりの差が出てしまう。今の完成形に到るまでに、いくつもの試行錯誤を重ね、やっとこの美しさにたどり着いたのだと、三代目店主の溝口氏は教えてくれた。

サクッとした食感を出すべく、徹底した温度管理の元、かりんとうを三度揚げする。この時の温度は常に一定を保つことでこの食感が生まれるのだそう。かりんとうの生地の目のこまかさを「まるでフランスパンのようだ」と例えるお客様も。他にはない食感と味わいを体験できる一品。

人気は「かりんとう 丸小缶(1,850円 税抜)」。

中には90g入りのかりんとうが2袋入っている。缶の色はこの赤の他に黄色や紫もあり。懐かしさただよう見た目は、食べたあとも捨てずに置いておきたくなる。

ギフト用ならこんな可愛いラッピングタイプがおすすめ。


「かりんとう 大入袋(1,000円 税抜)」はたっぷりと220gもかりんとうが入っている。開閉口はジップタイプだから保存も楽。家族みんなで楽しむにはぴったり。

老若男女に愛される「さざれ」


かりんとうの次に人気のさざれは、柔らかな食感とひとくちサイズの食べやすさが魅力とあって、お子様からお年寄りまで幅広い方から愛されている。国産こめ粉100%で作られ、外にはかりんとうと同じく上白糖がコーティングされている。

昭和天皇の在位50周年の年に作られたことから、君が代の一節より”さざれ”とつけられたのだとか。お茶菓子としてはもちろん、ギフトにもおすすめ。

香ばしさ引き立つ「あげせん」


醤油とみりんで味付けされたあげせんは、昔懐かしのおせんべい。塩っけの少ない醤油を使用し、そこにたっぷりのお砂糖を溶かし込み、カドのないまろやかな味へと仕上げている。

塩と梅の絶妙コントラスト「かさねうめ」


塩味のあられと、程よくピンクに染まった梅味のあられの2種類を混ぜ合わせた、かさねうめ。こちらは湯島天神にある「思いのまま」という木に咲く、紅白のお花からイメージして作られたお菓子なのだそう。おめでたいシーンのギフトにぴったり。

しっかり食感の「いわおと」


米の甘みとコクのある醤油を合せ、食べるとついつい手が止まらなくなってしまう。しっかりとした食感が特徴で、噛めば噛むほど米の旨味をしっかり味わえる。丁寧に天日干しを繰り返すこと5日間、中の水分が蒸発し、噛みごたえのある食感が生まれるのだそう。

ぜひ一度、ゆしま花月の味と食感に出会ってほしい。

[box title=”お店情報” box_color=”#c30d23″]店名:かりんとう ゆしま花月

住所:東京都文京区湯島3-39-6

営業時間:
月曜〜金曜 9:30〜20:00
土・日・祝 10:00〜17:00

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[gmap address=”東京都文京区湯島3-39-6 ゆしま花月”]

kanmi
3時のおやつはかかせない、甘党フリーライター。好物はクラブハリエのバームクーヘン。毎日がほんのりとあたたかくなるような文書をお届けします。