銀座 松崎煎餅で見つける、贈る人も贈られる人も嬉しいギフト

昔ながらのシンプルな煎餅はもちろん、チョコレートを生地に練り込み焼き上げた新感覚の煎餅まで、バリエーション豊に展開している銀座 松崎煎餅。また、繊細な絵柄を描いた瓦煎餅は、松崎煎餅を代表する人気商品であり、子どもから大人まで幅広く愛されてもいる。

松崎煎餅のつくる煎餅のなかから、今回は4種類を厳選してご紹介。それぞれの魅力やこだわりについて、8代目 松崎 宗平氏に伺った。

Contents

繊細な絵を施した瓦煎餅『大江戸松崎 三味胴』

松崎煎餅の代表銘菓、瓦煎餅『大江戸松崎 三味胴』は、さまざまな色で描かれる絵柄が何よりも印象的な煎餅。職人の手により一枚一枚丁寧に、時間と手間をかけて仕上げられている。手作業でなくては生まれない繊細さ、手で描くからこそ一つとして同じものが存在しない表情の豊かさも大きな魅力。

小麦、砂糖、卵がベースの素朴な味は、年代問わず愛される理由。さくっとした程よい食感と、卵のふんわりとした優しい香りが口いっぱいに広がるところも昔からある瓦煎餅ならでは。

大江戸松崎 三味胴の誕生は、いつからなのか記録はないが、花鳥風月を蜜でつけ始めたのは松崎煎餅4代目まで遡る。柿渋紙という水に強い和紙があり、それに穴を開けて砂糖をふりかけながら和菓子に絵をつける技法が昔からあり、そこからヒントを得てつくったのが三味胴とのこと。創業当時から瓦煎餅に焼印を施したものはあったようだが、絵を描くようになったのは数十年経ってからのこと。

 

三味胴の特徴は、なんと言ってもこの繊細な絵柄。滑らかな瓦煎餅の表面に描かれる四季折々の風景は、まるで芸術品と言えるほどに美しい。季節により絵柄が変わるところも楽しみの一つ。

また、おすすめの食べ方を松崎氏に伺ってみたところ、お茶はもちろんのこと、コーヒーともとても相性が良いとのこと。お客さまのなかにはホットコーヒーの蒸気で蒸らし、柔らかくして食べる方もいるそう。温めることでより卵の優しい香りが引き立ち、ほろ苦いコーヒーがよりその味わいを引き立ててもくれる。目にも楽しめる三味胴は、大切な人へのギフトにおすすめ。

チョコレート入りの煎餅『大江戸松崎 黒格子』

チョコレート入りの瓦煎餅のなかに、細かく砕いたカカオニブを混ぜ込んだ『大江戸松崎 黒格子』。瓦煎餅の優しい甘さに、チョコレートの濃厚でほろ苦い風味、そこにワインに似た酸味を程よく感じるカカオニブが三位一体となった一品。和の世界に止まらない新しい味を体感できる。

黒格子は、サンフランシスコのチョコレートメーカー「ダンデライオン・チョコレート」との話が舞い込み、チョコレートと煎餅の組み合わせを試行錯誤をするなかでフィットしたのがカカオニブ。砕いた落花生を練り込んだ瓦煎餅『大江戸松崎 格子』の生地と組み合わせ、香ばしさも漂う独特な一品へと仕上げた。

食後のデザートとしてはもちろん、ほっとしたい休憩時間にも、お茶やコーヒー、ホットミルクとともに嗜んでみてはいかがだろう。

噛むほどに味わい深い草加煎餅『江戸草加 本丸』

一枚一枚丁寧に焼き上げた草加煎餅『江戸草加 本丸』。丸い形はまさに昔ながらの煎餅らしく、親しみを感じ、どこかほっこりとする。

うるち米をぎゅっと贅沢に詰め込んだ厚みのある生地は、ざくざくっとした噛み応えも十分。

醤油、胡麻、辛子、海苔の4つの味に、味噌とざらめが去年の2月に加わり、合計6種類が揃う。

 

もともと味噌とざらめの煎餅をつくってはいたそうだが、さらに味噌の味を調整してより風味をしっかりと感じられるように改良。ざらめも砂糖の量を変更してより今の時代にフィットするようアップデートし、本丸シリーズに仲間入りさせた。

 

本丸の特徴は、大きすぎず小さすぎもしない程よい大きさ。ちょっと食べたい時や、仕事の合間にもさっと手軽に食べることができるちょうど良いサイズは、女性にも嬉しい。お茶と一緒に嗜めば、ほっこり気持ちを落ち着かせてくれる。

 

豊な味のバリエーション『江戸あられ 鳴神』

全部で12種類の味が揃う『江戸あられ 鳴神』は、味やパッケージを昨年リニューアル。

 

 

12種類それぞれに食感や風味の違う豊かなバリエーションが揃う。一つひとつ食べ比べながら、自分の好みを見つけてみるのも楽しい。

ちょっとしたお持たせにもちょうど良いサイズ感は、松崎氏自ら、周にいるさまざまな人の声を聞いて形にしたからこそ。いくつもの味を詰め合わせたギフトボックスは、会社やお土産にも最適。カラフルなパッケージも魅力的。贈る人贈られる人の両方の心をわくわく弾ませてくれることだろう。

 

店舗情報
店名:銀座 松崎煎餅

住所:東京都中央区銀座5-6-9 銀座F・Sビル

営業時間:11:00〜19:00(年末年始を除く)

kanmi
3時のおやつはかかせない、甘党フリーライター。好物はクラブハリエのバームクーヘン。毎日がほんのりとあたたかくなるような文書をお届けします。