幅広い年齢層の方が楽しめるカフェ作り、新しい文化を発信して

広尾駅を数分歩いたところにあるカフェ”メルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)”。

その店舗の雰囲気は、日本風のカフェというよりは海外のスタイル、多文化が交じったそんな店舗のイメージを彷彿させる。
そんなメルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)で提供されているソフトクリーム。まるでおもちゃの模型のような可愛いソフトクリームは、女性からも人気の高い商品となっている。

今回は、そんなメルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)のブランドストーリーについて追ってみた。

客室乗務員で海外を回り徐々にできたお店のコンセプト

「前職は、客室乗務員でした。国際線を担当していたので、世界を回っているうちに、色々な美味しいものとか、体にいいものとかをみて回ることができました。その時、感じたのが日本より海外の方が進んでいるんです。それを毎回見て、食べているうちに日本でもそういう素敵な場所やみんなが楽しめるような場所が増えたらいいなっと思うようになりました。」そう語るのはメルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)のオーナー 杉浦 氏。

「色々見て、感じて、いろんなものを食べたからこそ、1つのデザインとか空間って作れると思うんです。このお店のコンセプトも世界中を見て回った積み重ねの中で徐々にできていきました。」

幅広い年齢層の方が楽しめるカフェ作り、新しい文化を発信して

「フランスのカフェでは、結構ご年配の夫婦の方が朝からコーヒーを飲んで、っていう風景がすごい良かったんですよね。海外のカフェを見ていく中で、家族が、1つの場所にきて、みんなが楽しめるようなメニューがあれば、きっと家族の絆はもっと強くなるんじゃないかと考えるようになっていきました。」

「例えば、『ここの揚げ物屋、おばあちゃんは食べられないけど、孫とかは食べられるよね』っていうお店は多いですよね。だからこそ、みんなが楽しめるようなメニューを作って、ここにくれば家族団欒でできる空間があったらいいなっと思うようになりました。メルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)はソフトクリームが人気でソフトクリーム屋さんというイメージが定着しているのですが、本当のコンセプトは家族団欒で楽しめる空間、そのためにドーナツやホットドック、カフェも提供しているオーガニックカフェなんです。」

Love your daily life with a little thing

「メルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)では、Love Your Daily Life With A Little Thingというメッセージを大切にしています。普段の生活の中で、小さなことに幸せってなかなか感じられないなっと思っていて。コーヒーを飲んで『ああ、私、幸せ』って思わないじゃないですか。でも、本当はコーヒーを飲めるって結構幸せで、美味しいものを飲むと、人って『幸せだな、嬉しいな』と思うはず。もっと言えば、生きている事でさえも奇跡で、なのにそういう事って忘れがちだな、と感じています。」

「もっと自分の毎日を幸せだなって思える、その手段の一つとして、美味しいもの、美味しいソフトクリーム、美味しいコーヒーを飲んだ時に、ここのお店で『なんか今日幸せ。仕事疲れてたんだけど、この一杯で救われたわ』といった感じの空間を提供できたら本望だなっと思ったんです。だから”Love your daily life with a little thing”をスローガンとしてあげています。」

異文化が交わり新しい文化が生まれる広尾

「店舗は広尾にあるのですが、広尾は面白い場所です。商店街もあって、大使館も多いので外国人の方もすごく多い、そしてこの近くには女子大もあって若い女の子も多いんですよね。そういった、異文化が交わっている場所だからこそ新しい文化が生まれている気がしています。そういった場所の特徴もあって、うちのお店、外国人のお客様も4割ぐらいいるんですよ。そういった方に日本の美味しいものを食べてもらいたいですし、もともとここで過ごされていた方ともお店をやらせていただく上で、いい空間づくりをしていきたいと思っています。」

ありそうでなったおもちゃのようなソフトクリーム

「メルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)で人気のソフトクリーム。こういった形は日本にはもともとありませんでした。ソフトクリーム屋さんとかでよく、ソフトクリームの模型が置いてあると思いますが、実際に出てくるソフトクリームは模型とは形が違うものが出てきます。そんなちょっとした事がきっかけで、もし模型と同じような形のソフトクリームが出てきたらどうなるかな?っと思い、メーカーさんとかに相談して今の形にできるようになりました。」

「見た目も可愛いのですが、味や素材にもこだわっています。オーガニックカフェなので、オーガニック素材のものでソフトクリームを作っています。結果的には、この形のソフトクリームが女性にウケてInstagramにも多く投稿されるようになりました。」

「今は、コンビニでも同じような形のソフトクリームを見かけるようになりましたね。でもメルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)のソフトクリームは、素材もそうですが、かぶりついた時に口に直接ついた食感の絶妙な味わいなど、絶対に真似できないところがあって、根強くファンがついてきてくれています。」

始まりの広尾店でしっかり根を張り変わらない味を展開していきたい

「ソフトクリームで人気になり、2店舗目や百貨店に出店しないか、など本当に色々なお話を頂いています。けれど、今はまだ待っているかんじですね。やはり本店である広尾が一番大切なので、そこをしっかり固めてから今後広げていけたらと考えています。

「2店舗目、3店舗目を出すと、だいたい本店が崩れてしまい味が落ちたとか言われることがよくあります。そこをちゃんと、しっかりやっていかないと今ファンになって頂いているお客様が離れてしまうんじゃないかと。メルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)は、アイスクリームの新しい文化を作ったんじゃないかと考えていて、ゆくゆくはこのアイスクリームや世界観みたいなものをやっぱり海外にも出していきたいと考えています。」

メルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)の紹介

いかがだっただろう。メルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)の看板商品であるソフトクリームをぜひ食べに広尾まで足を運んでみてはいかがだろうか。

お店情報
店名:メルティング イン ザ マウス (MELTING IN THE MOUTH)

住所:東京都渋谷区広尾5-17-10 MKビル 1F

定休日:無休

営業時間:10:00~19:00

本山智男
株式会社SweetsVillage 創業者。 3度の飯よりスイーツが好き。お菓子屋さんの取材を50件以上実施。様々なスイーツの企画にも携わり、スイーツの商品開発などにも携わる。

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