マイスターの作る本格派ドイツ菓子、Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)のザッハトルテ

三軒茶屋駅北口より徒歩10分。道路を一本入った民家の庭で営業されている、ドイツ菓子工房Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)。Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)は、ドイツにてマイスターの資格を取得した店主が作る、本格派のドイツ菓子を提供するお店。

チョコレートの濃厚な風味の味わえるショコシュニッテンは同店でも人気のメニュー。ドイツでドイツ菓子を学んだマイスター資格保有者である本郷氏がケーキを中心に商品を展開する。

本記事では、ドイツ菓子工房Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)のザッハトルテについて特集する。

Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)のショコシュニッテン

そんなMuttis Kuchen(ムッティスクーヘン)のザッハトルテはこちら。

Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)店主の本郷氏は、ドイツにて製菓マイスターを取得している、ドイツ菓子の専門家。

マイスターとは、ドイツの伝統的な資格制度で11世紀後半から続いている手工業における徒弟制度です。ドイツでお菓子屋さんを開業する場合マイスターを取得していなければならない。

そんなドイツ菓子のマイスターである本郷氏はドイツ菓子は“質実剛健”な事が魅力だという。

「ドイツのお菓子は、まず食べておいしいし、作ってても無駄がないと思います。例えば、ドイツの代表的なお菓子であるバームクーヘンなんかは、見た目の派手さは無いけど、食べて見て美味しいなって感じる。」

上掛けは、「砂糖とチョコレートをクリスタリゼさせてじゃりじゃり感をだして表面をコーティングさせます」とザッハトルテのレシピの一部まで語ってくれた。

本郷氏の作るザッハトルテは、チョコレートの深い味と少々の香辛料の香りがほのかにする大人の味。

香辛料と聞くと、ちょっと身構えてしまう人もいるかもしれない。香辛料が入っているからといって、さほど強くなくお子さんでも喜んで食べていただいているような味だ。

本場のレシピを忠実に再現した本格派のドイツ菓子

ドイツ菓子の“質実剛健”な部分に魅了されてドイツ菓子を作り始めた本郷氏。Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)のドイツ菓子へのこだわりとして、日本向けへのアレンジは最低限にして、本場のレシピを忠実に再現することにあるという。

「家庭の味も、プロの味も含めて、本格的なドイツ菓子を作っていきたい。あまり日本向けにアレンジすることはせずに、本格的なものを作る事を意識しています。甘すぎるものは、甘さを控えたりはしますが、日本向けにレシピを大幅に変えたりする事はやっていません。ドイツで学んだ事を再現しています。」

「お菓子の生地は、ドイツで経験した作り方で作っています。ドイツの生地の特徴として、いわゆるふわふわとした生地ではなく、締まった生地である事があるのですが、この生地をしっかりと表現するようにしています。」

本格的なドイツ菓子を求める方も多く来店

本場のレシピを忠実に再現したドイツ菓子を提供する、Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)。本格派のドイツ菓子を求めて来られるお客様も多いんだとか。

「本格的なドイツ菓子を求める方も多くご来店頂いています。。ヨーロッパ帰りの方やドイツ在住の方とか。だからちゃんとその人達を満足させるものを作っていきたいという想いもあります。割とマニアックな、へーこれがあるんだと現地の人が思うような、知る人ぞ知るようなドイツ菓子も作るようにしています。」

Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)で、ドイツ菓子の魅力に気づかれる方も

本格派のドイツ菓子を求めて来店される方も多いが、逆にふらっとやってきてMuttis Kuchen(ムッティスクーヘン)のドイツ菓子の虜になる方も多い。

「ドイツ菓子をあまり知らなくても、1回きて美味しいとかハマっちゃったと言って買いに来てくれる人もいますね。ムッティスクーヘンでは本格的なドイツのレシピで作っているので、香辛料なんかも結構使っているが、癖のある方が、ハマる人はハマってまた来てくれる。このくらい香辛料が聞いている方がいいのよね。というお客様も多いです。」

Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)のザッハトルテは、ヨーロッパを感じさせてくれるケーキである

日本で食べるザッハトルテと違い、本場のレシピで作ったザッハトルテは、一口食べてみるとヨーロッパを感じることができるだろう。

三軒茶屋と下北沢を結んだ三軒茶屋よりの太子堂に位置するムッティス・クーヘン。ドイツの味を気軽に楽しめる一品であるため、一度訪問されてみてはいかがだろうか。

Muttis Kuchen(ムッティスクーヘン)の店舗紹介