人の気持ちを傷つけないように
想いやりをもつことの大切さ
めっきり見かけなくなったロシアケーキ。
昔は、お菓子屋さんやパン屋さんでよく見かけたけれど、
今では数社ほどでしか製造販売していないそう。
時代とともに、好まれるお菓子は変わる。
それはいっけん寂しいような気もするけれど、
これまでも、きっとこれからも、
そうやってひとは前へと進んでいくのかもしれない。
前に進んでいく事は素敵ながら、少し寂しい、と思うこの気持ちは
子供の成長に立ち会う中でもよく思う事だ。
少し話は逸れるけど、
大人にとっての時間と、子供にとっての時間は違うのだ、
という事を思う機会があった。
今年の年始に遠出して出かけた場所についてお姉ちゃんと話した際に
「こないだ行った○○もさ〜」と話したら、「こないだじゃなくて結構前だよ」
と冷静なコメントがまず返ってきた。
これにはハッとさせられた。
大人にとっての一年弱なんでこれまでの数十年の人生のほんの数%でしかないのだから、
ちょっと前だったな〜くらいの感覚でも
子供にとっては一年弱なんで
四歳にとってのこれまでの人生の二割を遡る事になるのだから
大ごとに決まっている。
そんな一年弱の間で今までできなかったような事もできるようになったり、
知らなかった事をたくさん知ったりしているのだもの。
「(一年前なんて)結構前だよ」という感性も納得である。
同じ一年弱の時間でも、大人と子供では重みが全然違う。
少しずつ、お姉ちゃんも大きくなっていく。
年々、人生における一年は相対的に短くなってくる。
それは少し寂しい事でもあると思った。
いつかお姉ちゃんが「一年がなんてあっという間!」と言えるような歳になったら
懐かし味のお菓子を食べながら、昔こんな事言ってたんだよ(笑)、なんて話てあげたいな。
夫のスイーツチョイスとお茶の用意
今回チョイスしたのは、村上開新堂 のロシアケーキ。
最近ではあまり見かけなくなったロシアケーキだけれど、
久しぶりに食べてみると、やっぱり、美味しい。
クッキーよりもやわらかい食感と、
お砂糖の優しい香りと甘さがちょうど良い。
夫のスイーツメモ
村上開新堂
明治7年創業、京都の老舗洋菓子店『村上開新堂 』。
当時、まだ洋菓子に馴染みの少なかった日本で
“洋菓子の草分け的存在”としてあり続け、今に至る、
知る人ぞ知る名店である。
ロシアケーキ
入手困難として知られる村上開新堂 の『ロシアケーキ』。
昔ながらの可愛らしい佇まい。
ソフトな食感と優しい甘さ、フレッシュバターの香ばしい風味、
それらが織りなす味わいは、心と気持ちを優しく解きほぐす。
アプリコット、レーズン、ブドウジャムサンド、
ゆずジャムサンド、チョコの5種類の異なる味と食感を楽しめる。
1枚からでも購入可能。ギフトに最適な箱入りもあり。
よく合うお茶
優しいロシアケーキにぴったりなのは、
ほっこりした癒しをくれる、ジャスミン茶。
最高のペアリングを、1日の終わりに楽しみたい。
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