魅せて美味しい芸術的なマカロン|Numéro 5 Paris(ヌメロ サンク パリ)

自由が丘から一駅 緑ヶ丘駅から数分歩いたところにある洋菓子店”Numéro 5 Paris(ヌメロ サンク パリ)”。

 

 

陳列されたお菓子は、パッケージからお菓子の出来栄えまで一つ一つ丁寧に作られまさに芸術品の様な仕上がりとなっている。

 

見事なマカロンの形に惚れ惚れとする。サクッとしたマカロンの生地は一つ一つフレーバーに合うよう絶妙に食感が違う。フレーバーは日本人の舌にあわせるよう、品の良い甘さと香りが口の中で広がる。

今回は、そんな洋菓子店Numéro 5 Paris(ヌメロ サンク パリ)のマカロンを特集する。

 

ものを作る家庭環境から若くしてパティシエの道へ

「父は大工で、私自身もそんな父の”手を使う仕事”を手伝っていました。工場は広く木の匂いや手触りなどに感動して、”ものを作ること”ということは自分にとって特別なことになっていました。」

そう語るのは、Numéro 5 Paris(ヌメロ サンク パリ)のオーナー マチュー パンソン氏。

 

「母もお菓子づくりを家で作っていたことから、大工と同じで小麦粉から作り上げたり、いい香りがするとかそういったところがお菓子への興味をひくところでした。色々考えたのですが、特に食べることが好きだったので15歳から料理を志そうと考えました。」

 

マチュー氏は、フランスの料理の専門学校で勉強。その後、パティシエとしての資格を取得した。

フードスタイリストとして”魅せるお菓子作り”の世界へ

資格取得後、パティシエとして数年勤務。その後、フードスタイリストとして”魅せるお菓子作り”の世界へ踏み込むこととなる。

 

「知り合いの紹介でフードスタイリストの会社を知ることとなりました。その時、会社の雰囲気やデザイナーの方の生活や趣味を見てパティシエと似ていると思い興味を持つようになりました。」

 

フードスタイリストとパティシエは全く違う。味と見た目の作り方は違う世界であり、マチュー氏も改めてフードスタイリストとしての勉強をしたという。

 

「撮影の時は、本物ではなく偽物を使うことがあります。アイスクリームを撮影する際は、アイスではなく、バタークリームを使ったりします。バタークリームをアイスに見えるように生地を作ったり、綺麗に撮影できるようにお菓子を何度も作ったりしていました。」

 

 

”Numéro 5 Paris(ヌメロ サンク パリ)”の由来

「”Numéro 5 Paris(ヌメロ サンク パリ)”は、フランス語で”5番地”を意味します。」

 

Numéro 5 Paris(ヌメロ サンク パリ)は、彼の原点を意味する。

パリ郊外にある小さな街の5番地。マチュー氏 が生まれ育ったその街は、緑豊かでたくさんの花が咲き、歴史深い街並みが残る美しい街。子供の頃の記憶として、母が作ってくれたお菓子は、今の彼のルーツ。いつしか彼は自分でもお菓子作り始め、食べる人の笑顔が見たいという思いを抱いたのだという。

シンプルな素材だからこそマカロンは難しい

「ケーキは、いろんな味を混ぜても特に問題はありません。けれど、マカロンは入れる素材が少なく、小さいことから色々な味を入れることが難しい。」

 

マカロンは生地と中のクリームが命。中のクリームは少ないと寂しい、多すぎると気持ち悪くなってしまう。見た目もそうだが、味もバランスにこだわっているという。

 

「また、日本でマカロンを作ることの難しさは”湿度”にあります。パリで学んだマカロンのレシピをそのまま作っても食感や味が全く違ってしまいます。日本の四季はとても美しいのですが、お菓子作りもまた四季によって変化をつけないといけません。」

 

 

まさしく芸術的なマカロン。一つ一つのクリームの量や厚み、見た目、食感、フレーバーまで全て同じではなく、表現したい味や世界観に合わせてマカロンも一つ一つ作っている。

 

マカロンのフレーバーは7種類、ショコラ、ピスタッシュ、フランボワーズ、カフェ、パッション・ココ、カシス、シトロン・バニーユ。

 

標準化されてしまったお菓子作りの現代では生産性を求め全てを規格に合わせようとする。しかし、一つ一つのマカロンの表現したい世界観は全く違い、それぞれに適した食感や見た目があるはず。個店であるからこそ、マカロンの表現を一つ一つ表現できる。

見た目、味全てのバランスをとった最高級のマカロン求めに行ってはどうだろうか?

 

Numéro 5 Paris(ヌメロ サンク パリ)の紹介

[box title=”お店情報” box_color=”#B8860B”]店名:Numéro 5 Paris(ヌメロ サンク パリ)

住所:東京都目黒区緑ヶ丘1−23−10 2FC

定休日:月曜日・第1、3火曜日

営業時間:10:00〜18:00
*その他、ワークショップや完全予約のイベントなどはホームページにてご案内いたします。
*季節のケーキやパフェは土日祝日のみ
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