日本人の研ぎ澄まされた感覚に合わせた大人のビスコッティ Organic Bakery mimi(オーガニックベーカリー ミミ)

自由が丘の住宅街。そこを目指さないとなかなか辿り着けないお菓子屋”Organic Bakery mimi(オーガニックベーカリー ミミ)”。カラダに良いお菓子をコンセプトとしてオーガニックのイタリアのお菓子を取り扱っている。Organic Bakery mimi(オーガニックベーカリー ミミ)の中でも、特別な思い入れを持っているビスコッティ。一つ一つ丁寧に作っているビスコッティにはお菓子屋を始めたきっかけにもなっているという。

 

 

農場体験で出会ったビスコッティが人生を変える

「元々イタリア料理を調理学校で勉強していました。社会人に入ってイタリアのレストランで料理を作っていました。」自身の過去を語るOrganic Bakery mimi」(オーガニックベーカリー ミミ)のオーナー 小田島 氏。

 

 

「お菓子を始めるきっかけはイタリアで行った農場体験。その時にたまたま口にしたビスコッティを食べた時に、すごく美味しくて恋をしてしまいました。」

 

それまではイタリアのお菓子は意識していなかった。ビスコッティはイタリアでも身近にあるお菓子の一つ。イタリアの人たちは朝食にビスコッティをカフェラテにつけて食べるのが習慣となっている。身近なお菓子だからこそ気づきにくい存在。

 

「身近なお菓子を食べた時の幸福感が自分の人生観がかわり感動しました。それからというもの、素朴なお菓子を食べた時の幸福感からイタリアのお菓子に興味を持って調べ始めました。料理は作っていましたが、クッキーとかティラミスぐらいしか作れなかったのですが、それからというものお菓子ばかり作り始めました。」
 

 

”職人技”のお菓子作りと食材へのこだわり

そんなOrganic Bakery mimi(オーガニックベーカリー ミミ)のお菓子作りの特徴は、オリーブオイルと素材にある。

 

「オリーブオイルを選んだ理由には、健康に良いからだけではありません。通常、お菓子作りにはバターを使うことが一般的。しかし、バターは風味が強すぎることから食材そのものの良さを潰してしまうこともあります。そういった観点から見ると、実はオリーブオイルはバターよりも風味が少なく脇役になって食材の味を邪魔せず、素材の良さを表現することができます。」

 

オリーブオイルを使ったお菓子作りは少なすぎると繋がらず、多すぎるとしっとりしすぎることからお菓子作りに使うには非常に難しい。オリーブオイルを使いしっとりかつふわっと仕上げるための技術は非常に難しいという。

 

「また、自分の長所は探究心。素材も探せば探すほど良いものがどんどん出てきます。そのためいい素材を探す旅で、イタリアにオリーブオイルを探したり、広島にいって瀬戸内レモンを直接現地まで探しにいったりしています。」

 

 

素材がシンプルだからこそ深い味になるビスコッティ

ビスコッティは素材が、粉と卵と砂糖だけで作る。どこの家庭にでもある材料だからこそ美味しく作ることは難しい。

 

「ビスコッティを作り始めると難しさに気づきました。普通に作っているのにめちゃくちゃ硬くなってしまいトンカチみたいになることもあります。じゃあ、ちょっと抑えて作ろうとすると生焼けになってしまい美味しくなくなってしまいます。」

 

素材がシンプルだからこそ難しく、違いを出すのも至難の技。だからこそ、ビスコッティは家庭の味があり、深い味があるのだという。
 


 

1度食べて美味しい、2度目で感じるものがあり、3度目で心が満たされるビスコッティ

 

「ビスコッティはシンプルだからこそ難しい。だから、一つ一つ注意して作っています。」

 

Organic Bakery mimi(オーガニックベーカリー ミミ)のビスコッティは、しっとりさも残った硬さになっている。素材の味を活かすためバターは使わず、オリーブオイルで作るこだわり。ビスコッティを食べると風味が口の中に広がっていくことがわかる。

 

「自由が丘の他のお店と違っていて、1度食べて美味しい、2度目で感じるものがあり、3度目で心が満たされるビスコッティです。食べ方も色々試して欲しいですが、ちょっとした工夫があります。くるみとチョコレートのビスコッティでもオレンジピールをちょっと使ってみて、甘みと酸味を交わらせるような味を表現したり、アーモンドも生地にも香ばしさを染み込ませ深みを持たせたりしています。」
 


 

日本人に合わせた研ぎ澄まされた味のビスコッティ

「イタリア人は甘いものが好きなのでビスコッティも日本人にしては甘いものが多いです。一方、日本人は甘いものに対して、甘味の中に風味や香りを感じれる研ぎ澄まされた感覚を持っていると思っています。だからビスコッティにも、ただ甘いだけではなく大人の味を目指してビスコッティを作っています。」
 


 

「ビスコッティの食べ方は様々。カフェラテに入れたり、コーヒーに入れたり、牛乳や日本酒がいいという人もいるかもしれません。Organic Bakery mimi(オーガニックベーカリー ミミ)で作るビスコッティで自分の楽しみ方を探してもらいたいと思っています。」

 

ブランドストーリーはこちら

 

Organic Bakery mimi(オーガニックベーカリーミミ)の店舗紹介

 

[box title=”お店情報” box_color=”#c30d23″]店名:Organic Bakery mimi(オーガニックベーカリーミミ)
 

住所:東京都世田谷区奥沢2-11-12

営業日:土曜・日曜

営業時間: 11:00〜19:00[/box]

[gmap address=”東京都世田谷区奥沢2-11-12″]

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