フィナンシェが生地！？天然のフルーツをふんだんに使ったショートケーキ

HUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）は、2010年にフランス・パリで誕生したフランス洋菓子店。パティシエのユーグ・プジェ氏によって創立されたブランド。

見た目が美しいパリの本格派の洋菓子店として名高い。ディスプレイには、芸術的なケーキが並べられおり実に心が高ぶる光景である。今回は、HUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）のケーキについて特集していきたい。

文豪のイメージを店舗やパッケージのコンセプトに

HUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）の日本・本店は表参道店。店舗は、お菓子屋とは思えないほど洗練されたデザインとなっている。

　お店の空間にいるだけで世界観が伝わるように、店舗のいたるところに設計のこだわりが光る。
　日本では、当初パリ本国でやっていなかったカフェスペースを設置した。カフェスペースを設けた事により、HUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）の世界観をゆっくりと楽しみながらスイーツやカフェを楽しむことができるようになった。日本での取り組みが好評であった為、フランスでもカフェスペースを設置する店舗の取り組みも始まったそう。

パッケージは、手帳をモチーフとされたものが多く、ユーグ氏のクリエーションを表現するモチーフとしてHUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）の様々なパッケージに使われている。

日本進出の為に開発されたケーキ

HUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）では、ユーグ氏が作ったレシピを元に日本の工房で一つ一つお菓子を作っている。お菓子の指導についてはユーグ氏が直に日本のパティシエに行ない、高いクオリティを保っている。

　HUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）のケーキの特徴は生地にある。生地は通常はスポンジを使うことが一般的だろう。だが、HUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）ではスポンジの代わりに看板商品であるフィナンシェの生地を使うことにより食感の弾力やアーモンドの香りを楽しめるようになっている。

　特にケーキはフレッシュなフルーツを使う事により、見ても食べても楽しい、といった工夫がなされている。
　実は、ショートケーキは、フランス菓子ではないため本国のフランスにはないスイーツである。だが、日本人に好まれるケーキであるため日本出店に向けてショートケーキを開発し、季節限定で販売されている。季節によっては、いわゆるショートケーキではなく、いちごをオレンジに変えて作ったガトーフロマージュオランジュなど、その季節に新鮮で美味しいフルーツを使い見る人も食べる人も楽しめるスイーツを提供している。

ガトーフロマージュオランジュは、中がムースになっており、オレンジがふんだんに使われている。オレンジは天然の素材を生かす為に皮ごと使っているところが特徴的である。フィナンシェの香ばしさとオレンジムースの爽やかさが絶妙で非常に品の良い甘さに仕上がっている。特にところどころ皮の食感がケーキの柔らかさ以外にもシャキシャキ感を出しており良いアクセントになっている。

HUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）の紹介

いかがだっただろうか。HUGO & VICTOR（ユーゴ・アンド・ヴィクトール）のケーキぜひ一度食べて見てはいかがだろう。