キャラメルのような蜜たっぷり!
「銀座つぼやきいも」

東京・銀座7丁目、橙色の大きなつぼが目印なのが焼き芋専門店 ”銀座つぼやきいも”。普通の焼き芋は、”ほくほく”のイメージだが、銀座つぼやきいもの焼き芋は、”しっとり”とし、その独特な調理方法によりさつまいもの蜜がたっぷりの焼き芋である。今回は、銀座つぼやきいもの取り扱う焼き芋について特集する。

Contents

壺で作る銀座つぼやきいものこだわり

高級感溢れる銀座という街の中で、なぜ焼き芋なのか?そして、壺を使って焼き芋を作るというところは気になるのではないだろうか。
銀座つぼやきいものオーナーが20代の頃に銀座に遊びに来たとき、壺で焼き芋を焼いている焼き芋屋さんがあったのだという。その焼き芋屋さんは銀座の中でも憩いの場になっていた。オーナーは、銀座に憩いの場を現代に復活させたいという強い思いがあり、銀座つぼやきいもの開業に至った。

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つぼ焼きの特徴は、水分は飛ばさないように焼き、焼き芋の仕上がりをしっとりにすること。壷焼きは、下に七輪が入っており、ぶら下げ焼いている。火の当たりが一ヶ所に集中すると、うっかりすると焦げてしまう。しかし、壷焼きが低温でじっくり仕上げることができることから、さつまいもの本来の”甘さ”を引き出すことができる調理法なのだという。

紅はるかで焼き芋のしっとりさを追求

一般的に甘いお芋の代表格とされる安納芋。低温で調理するとおいしいとかって言われてるが、壺焼きで焼いてみるとあんまり相性がよくなかったのだという。
また、焼き芋では、ほくほく系と、しっとり系が好きな人がいる。銀座つぼやきいもでは、新しい焼き芋体験を提供するため、しっとり系のものを追求し、試行錯誤の末、今の紅はるかにたどり着いた。

キャラメルのようなつぼやきいも

紅はるかは品種改良され、とにかく甘みが強くて蜜が多いさつまいもである。紅はるかを壷焼きをすることで、皮と身の間にトロッとしたキャラメルのような蜜が溢れでることである。

銀座つぼやきいもでは、このキャラメル状になってるところが、一番難しくて一番おいしいところ。壷焼きは、微妙な炭火の加減で紅はるかの蜜をキャラメル状に仕上げることができるのだという。

食べ歩き、贈答用に、様々なサイズを取り扱う銀座つぼやきいも

銀座つぼやきいもでは、イートイン以外にも、持ち帰り用のサイズも多数用意する。丸ごと1つのやきいもはみんなで分けて、半分はお試しサイズ。さらに小さいやきいもに関しては、食べ歩きもできるような包装にしており、箱詰めしたときに、かわいい見栄えにしている工夫も凝らしている。
壷焼きの珍しさや工夫により、若い人から幅広く老若男女に利用されており、場所柄、銀座のクラブ街の入り口に面してることもあり、特にお土産として利用されることも多い。

蜜たっぷりだからこそ実現できたアイスやきいも

銀座つぼやきいものオープンは2018年6月。アイスやきいもは、夏場のオープンに合わせて、冷たいものを提供するために考案された商品である。

アイスやきいもは、紅はるかを壺で焼いて、急速冷凍したもの。蜜がたっぷりのお芋だからこそ、カチカチにならずに新食感が味わえる。
つぼやきいもの温かいものは、キャラメルのように濃厚で、甘さをダイレクトに感じられる。アイスは甘さが少し和らぎ、あっさりした甘みになる。
また、すごく不思議な食感で、出したてはさくっとした食感。そこから、どんどんアイスのように周りが溶けて、口の中で本当にアイスクリームが溶けるような食感に変わっていく。時間をかけて、溶けながら楽しむことができるのもアイスやきいもの特徴である。

銀座つぼやきいも 商品情報

商品情報
店名:つぼやきいも
値段:まるごと700円、はんぶん350円、ちいさいの250円(税抜)

商品情報
店名:アイスやきいも
値段まるごと700円、はんぶん350円、ちいさいの250円(税抜)

銀座つぼやきいも店舗情報

いかがだったでしょうか。ぜひ、銀座に訪れた際には、銀座つぼやきいもを訪れてみてはいかがでしょうか。

お店情報
店名:銀座つぼやきいも

住所:東京都中央区銀座7-6-4 GINZA7ビル 1F

定休日:日曜・祝日・年末年始

営業時間: [月〜金]12:00~22:00,[土]12:00〜18:00

本山智男
株式会社SweetsVillage 創業者。 3度の飯よりスイーツが好き。お菓子屋さんの取材を50件以上実施。様々なスイーツの企画にも携わり、スイーツの商品開発などにも携わる。