自由が丘駅を数分歩いていくと住宅街に差し掛かる。自由が丘を訪れる人はあまり訪れない地域で、イタリアにありそうな小さなお菓子屋があるOrganic Bakery mimi（オーガニックベーカリー ミミ）は、子供からお年寄りまで幅広い年齢層に愛されるカラダに優しい焼き菓子をコンセプトにしたお菓子屋。

 

カラダにやさしい焼き菓子で心に明かりを灯したい

Organic Bakery mimi（オーガニックベーカリー ミミ）は、”カラダにやさしい焼き菓子”をコンセプトに、安心かつオーガニックなお菓子を提供している。

 

「カナダに住んでいた時に食べるものにこだわらずに生活していました。お金もなかったのでジャンクフードをたくさん食べていると、みるみるうちに体重も増え、体調が悪くなりました。体調を崩してから食べるものに気をつけるようになり、食べるものを変えていくことで心にも余裕が生まれることに気づきました。」Organic Bakery mimi（オーガニックベーカリー ミミ）のオーナー小田島 氏は語る。

 

食べるものでカラダだけではなく、心も作られる。そういった経験から、お菓子作りにはカラダにもよく、作り手の気持ちがわかるようなお菓子を届けたい。心に明かりが灯したいという想いが一つ一つのお菓子にこもっている。

 

 

”職人技”のお菓子作りと食材へのこだわり

そんなOrganic Bakery mimi（オーガニックベーカリー ミミ）のお菓子作りの特徴は、オリーブオイルと素材にある。

 

「オリーブオイルを選んだ理由には、健康に良いからだけではありません。通常、お菓子作りにはバターを使うことが一般的。しかし、バターは風味が強すぎることから食材そのものの良さを潰してしまうこともあります。そういった観点から見ると、実はオリーブオイルはバターよりも風味が少なく脇役になって食材の味を邪魔せず、素材の良さを表現することができます。」

 

オリーブオイルを使ったお菓子作りは少なすぎると繋がらず、多すぎるとしっとりしすぎることからお菓子作りに使うには非常に難しい。オリーブオイルを使いしっとりかつふわっと仕上げるための技術は非常に難しいという。

 

「また、自分の長所は探究心。素材も探せば探すほど良いものがどんどん出てきます。そのためいい素材を探す旅で、イタリアにオリーブオイルを探したり、広島にいって瀬戸内レモンを直接現地まで探しにいったりしています。」

 

「例えば、フランスパンは作ってから2時間が勝負だと言われています。そのため、現地で食べるのと空輸されるのでは全く別物といっても過言ではありません。それはフランスパンに限らず、本当に美味しいものを食べたかったら現地に行って現地の空気を味わいながら出来立てを食べないといけないと考えています。」

 

自分のお菓子作りに使う素材そのものをどういったものを入れるかはお菓子の味の良し悪しに当然関わってくる。小田島氏は素材を求め現地までいき職人の心を味わい、その職人の心をどうやってお菓子で表現するかを考えているという。

 

Organic Bakery mimi（オーガニックベーカリー ミミ）のシフォンケーキ

 

Organic Bakery mimi（オーガニックベーカリー ミミ）で作るシフォンケーキの種類は複数ある。その一つ一つの素材には語りつくせないほどの物語がある。

 

種類は、プレーン、チョコレート、紅茶、宇治抹茶、バナナ、黒糖、レモンなどがあり、日替わりで色々な味が楽しめるようになっている。

 

シフォンケーキは有機豆乳とオリーブオイルで作り素材の味を損なわないように心がけている。食感は、ふんわりしているが後にしっとりと残る。口の中でしっとりすることでバナナや黒糖の味を口の中で広げる役割もある。

 

瀬戸内レモン、バナナは”風味”ではなく、まるで果実を食べているかのような味が出ている。

 

「食材の職人の心を表現したい。例えば、シフォンケーキに入れている瀬戸内レモンは、直接かじって食べれるほど新鮮。レモンをかじると酸っぱいだけなんじゃないか？と思う人も多いですが、瀬戸内レモンは酸っぱいだけではなく、甘く余韻のある味が詰まっていて日本の宝だと感じるほど。こういった職人技とも思えるレモンをどうやったら表現できるかっと考えるのです。なので、できる限りシフォンケーキでもピールまで全部使い切ったり、レモンもふんだんに使ってレモンをまるで食べているようなシフォンケーキに仕上げています。」

 

「これからは自分たち消費者が選ぶ時代になってきて、ちょっと高くても体にいいものやオーガニックのものを選ぶ人が増えています。コンビニスイーツも美味しくなってきていますが、職人の想いのこもった食材やお菓子は食べればわかります。」

 

Organic Bakery mimi（オーガニックベーカリー ミミ）のお客様は常連が多い。一度、シフォンケーキを食べた人でも何度でも食べたいと思うらしい。素材にこだわり、製法にこだわるお菓子だからこそファンができるものだ。自由が丘で”ファンを作るこだわりのシフォンケーキ”に食べに行くのもいいかもしれない。

 

ブランドストーリーはこちら

 

Organic Bakery mimi（オーガニックベーカリーミミ）の店舗紹介