いろんな種類の入ったクッキー缶は
ふたを開ける前からすでに、
ワクワクが止まらない。

ふたを開けた瞬間に感じるあの気持ちも
たまらなく、幸福だ。

ほろ苦いチョコレートクッキーや
酸味のきいたレモンサブレ、
そして、ほろほろ食感のブールドネージュ。

いろんな味が口のなかで交差する
幸せなひとときをあじわいながら、
今日も、子どもたちのことを思い出す。

妹が小さい頃、
妹が積み木で遊んでいると
お姉ちゃんが「ちょっとそれ貸して!」といって
突然、積み木を取ってしまった。

何が起こったのかわからず、妹はきょとん顔。

すぐに、
目に涙をためて泣き出してしまった。

いつしかお姉ちゃんに
「負けたくない」って思うようになったのか、

最近では
お姉ちゃんがおもちゃに触れるだけで
「これは私の!」って、怒ったり

スイーツに目のない妹は
スイーツの争奪戦も熾烈

大きなクッキー缶を小さな手でぎゅっと抱えて

私やパパには「はい、どーぞ」って分けてくれたけど、
お姉ちゃんが近づくと「これは私の!」って
遠ざけてしまった。

いつもは
強気なお姉ちゃんだけど、
すねて部屋の隅にいき泣いてしまった

お姉ちゃんのことが
本当は大好きで、

なんでも
すぐに真似をしたがるのに、
負けたくない気持ちにもなったり……。

小さな心の中は
まるでクッキー缶のように

いろいろな感情が、
ぎゅっとつまっているんだなって
今日もスイーツを食べながら思い出を振り返る。

◎夫のスイーツチョイスとお茶の用意

9種類のクッキーが詰め合わさった「ボンボン アンジュ」は
チョコレート専門店『テオブロマ』のお菓子。

以前より、お客さまから
「クッキーの詰め合わせをつくって欲しい」と要望があったことから発売開始に至ったのだそう。

見た目にはもちろん、風味や食感も個性豊か。
次はどれを食べようか…なんて、食べ終わるのがもったいないほど
気持ちまでほくほくと幸せで満たしてくれる。

画家の樋口公実子さんが手掛けられた可愛い缶も魅力的。
大人から子どもまで楽しめる、ちょっと特別なクッキー缶。

◎夫のスイーツメモ

■テオブロマ

『テオブロマ』は、1999年に渋谷でスタートした
手作りチョコレートの専門店。

「本当においしいチョコレートを届けたい」そんな想いから、
チョコレートの原材料であるテオブロマ・カカオに店名は由来。
ギリシャ語では「神様の食べ物」という意味もあるのだそう。

渋谷本店では、チョコレートはもちろん、クッキーなどの焼き菓子、
コンフィチュールなど豊富なラインナップが揃い、
大切な人へのギフトを選ぶときにもぜひとも訪れたいお店だ。
カフェスペースも完備。こだわりのチョコレートドリンクは絶品。

このほか、Bean to bar専門店、ジェラート専門店も展開。
それぞれに違った魅力を感じられる空間には、
おいしくてしあわせな時間があふれている。

■ボンボン アンジュ 3,510円

“天使のお菓子“を意味する「ボンボン アンジュ」。
テオブロマ一番人気のクッキー、セックショコラをはじめ、
9種類のクッキーが可愛い缶のなかに詰め合わさった一品は
ギフトにはもちろん、家族とのティータイムにもおすすめ。

缶に描かれる動物のイラストをじっくり眺めてみると、
実は、テオブロマのオーナーシェフ、土屋公二さんも…!
ちょっとユニークな仕掛けで楽しませてくれるのも
テオブロマならではの魅力。

■よく合うお茶

テオブロマのクッキーにぴったりなのは、
程よい甘さと爽やかな香りが特徴のニルギリの紅茶。

クッキーの風味を邪魔することなく、より引き立ててくれる。
また、すっきりとした口当たりが気持ちをリラックスさせてくれる。
忙しい毎日のなか、束の間のティータイムに、ぜひ。

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