北海道を中心にインテリアデザインで高い実績のあるアトリエテンマ長谷川演がプロデュースする椿サロンは、真の価値を見出し本物にチャレンジする北海道をテーマとしたカフェだ。店内のいたるところにこだわりが詰め込まれている椿サロン銀座を運営している長谷川演は、なぜここまでこだわり抜いた店舗づくりを行なっているのだろうか。

 

店内にはアトリエテンマが手がけたオリジナルの食器などが並ぶ

 

なぜ椿サロン銀座にはこだわりが多く詰まっているのか

札幌を拠点に、レストランやホテルなどのインテリアデザインをはじめ、これまでに手がけたプロジェクトの数は北海道内外で実に1000以上のアトリエテンマ。「もともとアトリエテンマは飲食店のインテリアデザインなどを行なってきていた。ただ、その中でクライアントの時間や予算の制約で、実現したくてもできない部分、もっとこだわりたいのにこだわれない部分が出てきてしまい、諦めることが多かった。そういった背景の中で、自分の責任でこれまで作ってきたアトリエテンマワールドを表現し、こだわり抜いた店舗運営を自身でしていきたいという思いがあったため、こだわり抜かれた店舗デザインになっている。

インテリアデザイン会社「アトリエテンマ」を率いる長谷川 演氏

 

椿サロン銀座は、北海道をテーマに作られていることもあり、雰囲気はおおらかで、空間にゆとりがあるように作られている。しかし、オーナーの長谷川氏は、「銀座にお店を構えているのは北海道を表現したいというよりも北海道を含めた日本を表現したいと考えています。ここ銀座は世界でも有数の高いレベルの街。北海道だけの表現では足りないと思い、北海道のゆとりのある空間に、日本の綿密な技術や伝統工芸の技、そして日本をいろんなところに表現したいんです。」と語る。

店内には隠れたこだわりが溢れる

一般的な飲食店ではカタログからテーブルなどの備品を購入するが、椿サロン銀座をプロデュースするアトリエテンマはそのようなことはしない。椿サロン銀座の店内の中心に置かれている大きなテーブルは和紙の手作りで作られている。和紙を墨で様々なムラの染め方で色を付け、それらを張り込んでいく。色が濃い部分と薄い部分が不規則に混ざり合い、落ち着いた雰囲気を醸し出し、北海道の広大な大地が表現されている。

椿サロンのテーブルもこだわりの一品だ。このテーブルは椿サロンがコーヒーを焙煎するカフェが起源となっているところから、テーブルの下地がコーヒーの生豆を入れていた麻袋を一度貼り込み、その後に漆を塗っていくことで鮮やかな色が表現されている。

このウィンザーチェアは北海道旭川の技術によってオリジナルで製作されたものだ。椅子の肘掛けが片方ないのは、出入りしやすいようにするために、多くの人は右手でコーヒーを飲むので肘掛けは左にするように、そして椅子の背中を少し高くして安心感を感じるようにと、綿密に設計されている。これもこれまで多くの実績のあるアトリエテンマだからこそできる業だ。

店内の中心にある照明もこだわりが詰め込まれている。この照明は和紙を貼りながらその上に金箔が貼られている。そして、シェードも光を透過するうすはりの磁器で、日本の職人の技で作り込まれたものだ。

椿サロン銀座の窓際には、店内を優しい光で包み込んでくれる照明がある。この照明は吹きガラスになっており、北海道の職人の手の技によって作られている。そして、この吹きグラスの照明の付け肢の部分には、職人の技術によって革が貼られている。

椿サロン銀座の壁紙や天井は北海道の雪が降り、そして積もって来たイメージを表現し、下の壁紙から上へ、そして天井へと徐々に色が濃く変化している。この壁紙や天井でどのように空間を作って行くかを考えた際に、いちごで染めていくことに。そして、上に行けば行くほど、一回染、二回染と濃くなっていく。

「北海道ほっとけーき プレミアム」と「北海道ほっとけーき ボロネーゼ」は別々の食器が使用されている。それだけでなく、アトリエテンマがプロデュースする椿サロン銀座で使用されている食器も既製品のカタログから選ばれたものではなく、全てオリジナルで製作されたものばかりだ。全てメニューを考案し、それからそのメニューにあった食器の製作を行なっている。ここまでできる飲食店はまずなく、メニューの考案から食器の製造まで数ヶ月もかかってしまう。しかし、細部にまでこだわるアトリエテンマでは妥協せず、他の飲食店ではできないことも実現してしまう。

フォークやナイフ、スプーンまでも全て椿サロン銀座の「北海道ほっとけーき」を食べるためだけに作られたものだ。裏には「TEMMA PRODUCTS」という刻印も入っている。

 

北海道ほっとけーきを引き立てる椿珈琲

椿サロン銀座の珈琲は、豆の状態から仕入れ、自社でホットケーキに合わせて焙煎され、ブレンドし、ネルドリップで抽出される。珈琲や紅茶に使用されるカップもアトリエテンマが監修する「TEMMA PRODUCTS」のオリジナルで作られたものだ。

クラシックは北海道の深入りテイスト、マイルドは酸味が軽いテイストになっている。珈琲はもちろん多くの種類がある中で、ホットケーキと合わせるために選ばれたこの上ない逸品だ。あくまで主役はホットケーキなので珈琲が勝たないよう、癖が強くないものが選ばれている。

北海道の豊かさを感じてほしい

「僕らが本当に提供したいのは北海道の豊かさで、椿サロンは満ち足りた時間をデザインすると言うテーマで生まれたカフェです。豊かさは様々な選択肢があり、いろんなことができるということ。アトリエテンマが生み出す満ち足りた時間を今後も届けていきたい。」

 

今回紹介した椿サロン銀座のこだわりについてもっと知りたい方は、ブランドストーリーをご覧ください。

 

アトリエテンマ 代表取締役 長谷川氏のサイトはこちら

アトリエテンマブログ

アトリエテンマHP

アトリエテンマfacebookページ

 

椿サロン 銀座の紹介

今回、ご紹介した“北海道ほっとけーき 夕張メロン”を取り扱っている椿サロン 銀座は、銀座にお店を構える北海道カフェ。お店の情報をもっと知りたい方はブランドストーリーをご覧ください。

[button url=”https://sweetsvillage.com/tsubakisalon/brand-story/” background=”#662800″ size=”10″ wide=”yes” center=”yes”]銀座椿サロンのブランドストーリーはこちら[/button]

 

[box title=”お店情報”  box_color=”#662800″]店名:銀座 椿サロン

住所:東京都中央区銀座6-6-19 新太炉ビル 3F

定休日:不定休

営業時間: 11:30〜18:30[/box] [gmap address=”東京都中央区銀座6-6-19 新太炉ビル 3F”]