学芸大学駅西口方面の住宅街の中にお店を構える芋研。なんとも可愛らしいのれんが特徴的な芋研。今回は、芋菓子のセレクトショップである芋研の焼き芋について特集。
さつまいもの伝来
世界的に見てもさつまいもの生産国である日本。さつまいもはそもそも日本国有の植物なのか、違う場合、どこから日本に伝来されていったのか?こちらについて先ずは紐解いていきたい。
さつまいもの原産地は南アメリカ大陸、ペルー熱帯地方といわれている。大航海時代に南アメリカ大陸から世界中に持ち出され普及されていった。日本には1600年前後に中国から宮古島や与那国島などに伝来されていき、その後1700年前後に種子島に伝来され、薩摩の国で栽培が広まっていった。さつまいもが日本中に知れ渡ることになった事件が、1732年に起こった享保の大飢饉といわれている。この大飢饉で瀬戸内海を中心に、西日本地域で大凶作に見舞われたが、さつまいもを薩摩国から持ち帰った伊予国大三島の周辺では餓死者が全く出なかった。これによりさつまいもの栄養価の高さ・有用性が急速に日本に広まっていった。
東京学芸大学で人気の芋菓子のセレクトショップ 芋研
さつまいも商品を中心に取り扱う東京の学芸大学で人気の芋菓子専門店”芋研”。芋研は、全国の選りすぐりの芋菓子を取り扱う芋のセレクトショップ。さつまいもの商品は、焼き芋、冷やし焼き芋、芋けんぴ、干し芋、大学芋と様々な商品がある。芋研の運営会社が青果物の流通業者であることから、全国各地のさつまいもを熟知。芋研では焼き芋に最適なシルクスイートという品種を使用。
芋研が提供する焼き芋の品種シルクスイート
シルクスイートは「春こがね」に「紅まさり」を交配させることで誕生し、2012年に種苗の販売が開始されたばかりの新しい品種。名前の通り、舌触りがなめらかで甘みが強いのが特徴。収穫後、貯蔵し熟成させることで絹のようなしっとりとした滑らかな舌触りになり、甘さが強い焼き芋になるとのこと。
芋研が提供する焼き芋へのこだわり
そんな焼き芋に適した品種シルクスイートをどう加工して提供しているのか。シルクスイートの収穫は、8月後半から10月下旬に行われる。収穫したシルクスイートは、熟成させる為貯蔵を行うが、そのまま貯蔵してしまうと、収穫時の傷口から腐敗してしまうとのこと。腐敗をさせないよう、さつまいもの傷口が自然治癒されていく特殊な貯蔵法(キュアリング貯蔵)を行い、100日程熟成させる。芋研では、この熟成したシルクスイートを提供している。
芋研が提供する焼き芋の調理方法
焼き芋の差がでるのはここから。さつまいもほど調理が難しいものはないと言われている通り、家庭で作る焼き芋とプロが作る焼き芋の差が出るのはその調理方法。
家庭で焼き芋を作る際に、レシピにもあるような芋をホイルで包み、トースターやレンジで焼き上げるのが一般的だが、芋研では180~190℃の低温で1時間半ほどかけてじっくりと焼いていく。熱をむらなく漫勉に入れるのがポイントとなるが相当難しいとのこと。低温で焼くことにより、芋の身と皮が分離していきふかふかな焼き芋が出来上がる。
芋研が提供する焼き芋
芋研の焼き芋を一口食べると、その繊維質が少ないことで実現される滑らかな食感と蜜を多く含んだ甘さに驚かされる。学芸大学の閑静な住宅街の近くにお店を構えている特性なのか子供連れが焼き芋を購入していくケースが多いという。
芋研の紹介
今回、ご紹介した焼き芋を取り扱っている芋研は、学芸大学駅にお店を構えている芋菓子のセレクトショップ。お店の情報をもっと知りたい方は、ブランドストーリーをご覧ください。
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芋のセレクトショップ”芋研” 住所はこちら
[box title=”お店情報” box_color=”#ba9e30″]店名:芋研(イモケン)
住所:東京都目黒区鷹番3-18-5 フィオーレ鷹番
定休日:水曜日
営業時間: 11:30〜19:00[/box]
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