マンゴー好きの
息子のために、
お菓子づくりのレシピ動画を見ながらマンゴーの生チョコレートケーキを
はじめてつくることにした。
動画では細かなところまで、
先生が丁寧に教えてくれる。
はじめてだったけど、
楽しくケーキをつくることができた。
息子は、
マンゴーの缶詰の蓋を開けるのをお手伝い。

小さな手に
缶切りを不器用ににぎりしめて、
ちょっとずつ蓋を開ける。
「がんばれ!」
手伝いたい気持ちを
ぐっと我慢して見守ってみる。

「開いた!」
たどたどしくも、
ちゃんとひとりで開けることができた。
その表情は達成感に満ちていて、
なんだかまたひとつ
大人になったように
わたしの目にうつる。
缶のなかのマンゴーを
目を輝かせながらのぞく。
艶々のオレンジ色のマンゴー。

甘い香りがふわりと漂う。
そういえばマンゴーって
どうやって育つんだろう?
わたしも知らない。
パパも知らない。
そして、息子も知らない。

そうだ!
息子の大好きなマンゴーが
どうやって育つのか、
いっしょに知ろう。

図書館で借りてきた
『マンゴーの絵本』は、
マンゴーについてのあれこれを
絵とテキストをまじえながら
わかりやすく教えてくれる。
これまで「なんとなく」のままに
していたことも、きちんと知れた。

絵本を読まなければ、
マンゴーの木がどんな木なのか、
どうやってマンゴーは育つのか、
どんな場所で育っているのか、
知らないままだったんだよね。

*絵日記マンゴーの生チョコレートケーキ4

知らなくても生きてはいけるけど、
知ることで新しい視点が生まれて、
それによって物事をさまざまな角度から
観察する力を身につけることができる。
それは、物事の真実に近くことができる
魔法のような力を手にすることでもあるのだ。

今日ひとつ、
息子はそんな魔法を手に入れた。
息子が次にマンゴーを口にするとき、
きっと今日よりも
さらに豊かな気持ちで
マンゴーを味わえるんじゃないかな。

「いつかマンゴーの木を
みんなで見に行きたいね」
と、パパ。
すると息子は、
「マンゴーは森に生えていて、
20~30メートルもある大きな木なんだよ」
と、わたしたちに教えてくれた。

今日のスイーツチョイスと飲み物

マンゴーの生チョコレートケーキ

はじめてつくった
マンゴーの生チョコレートケーキ。
艶のある美しいマンゴーの存在感。

ビターなチョコレートと
マンゴーの風味のコントラストも絶妙。
口にふくむと、
爽やかなマンゴーの甘味と酸味が吹き抜ける。
冬だけでなく、夏にもぴったりなケーキだな。
うん、また息子とつくろう。

よく合うお茶

本日のおすすめのペアリングは、ニルギリ紅茶。
すっきりとした紅茶の味わいに、
フルーティーな南国の果実が
ふんわり心地よく香る。
“香りの紅茶”とも呼ばれるほど、
多くの人たちに親しまれている。

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