モナカから着想を得た自由が丘で人気のジェラート クッキーの秘密|自由が丘 Ami Cono(アミコーノ)

自由が丘駅から南口から少し歩いたところにある “Ami Cono(アミコーノ)”。イタリア人の夏には欠かせないお菓子であるジェラートを専門に扱っているお店は、少し変わったお菓子”ジェラクッキー”を取り扱っている。今回は、Ami Cono(アミコーノ)のジェラクッキーについて特集する。

自由が丘 ジェラート専門店 Ami Cono(アミコーノ)

「学生の時から、老若男女問わず親しまれるお店を持ちたいと思っていました。特にコーヒーが好きだったのでカフェの開業を夢見ていました。」そう語る アミコーノ オーナー井上氏。バリスタの資格まで取得し、行動力溢れる女性だが、ただのカフェでは競合が沢山いる飲食店では経営的に厳しいのではないかと考えていたそう。

「その時出会ったのがジェラートでした。ジェラートやアイスを嫌いな人はほとんどいないですし、自分が思っていた老若男女問わず誰でも親しまれるお店を作れるんじゃないか、そう思いイタリアに修行にいくことを決意しました。」

「イタリアは、栄えている街がいくつかあり、それぞれの街に市場があります。毎日、市場にいって旬のフルーツを探しに行きました。ジェラートが面白いのは、その日その時、一番美味しいフルーツを使ってその味のジェラートを作れること。」

また、この時”旬”の大切さを感じたのだという。

「日本では、毎日いちごがスーパーに並んでいて、旬とか関係なく食べられるようになりました。それはそれで生活が豊かになったことなのですが、イタリアで感じたことは”旬や季節を表現できることの価値”でした。」

アミコーノのジェラートは毎日変わる。それは、その日その時、一番美味しいフルーツを使うためである。

お客様は「家族」 老若男女・趣向問わず皆に愛されるお店

イタリアから帰国し、数年後自由が丘で開業。ジェラートを取り扱うカフェの名前は「Ami Cono(アミコーノ)」と名付けられた。「アミコ」はイタリア語で友達を意味する。

「老若男女問わず、親しまれるお店づくりをしたいという想いからこの名前にしました。」

お店で大切にしていることは”お客様は「家族」”だということ。老若男女・趣向問わずに皆に愛されるお店作りを大切にしているのだという。

「イタリアに帰ってから数年の間、マクロビオティックのお店で働いていました。マクロビオティックは添加物や肉中心の食生活から、自然食や野菜中心の生活にするためのオーガニック料理を提供していました。働く中で、アレルギーやビーガンで卵や小麦粉が食べられない人がたくさんいることを知りました。例えば、乳アレルギーの子供はアイスが食べられない。その時、自分がやるお店では、そういったアレルギーやビーガンの人でも食べられ、皆に愛されるお店を作れるんじゃないかと思いました。」

Ami Cono(アミコーノ)では、保存料、着色料、添加物を一切しようせず、コーンですら米粉を使い使っている。

自由が丘 Ami Cono(アミコーノ)のオリジナル商品 ジェラクッキー

アミコーノのメニューには一風変わった商品がある。

「ジェラクッキー」は、ジェラートとクッキーを挟んだお菓子。イタリアでは、ブリオッシュを挟んで食べる習慣があるものの、クッキーを食べることはあまりない。ジェラクッキーは井上氏のオリジナル商品である。

「コンビニのアイス商品で何が人気か見ていました。その結果、人気だったのがチョコモナカジャンボが男性には圧倒的な人気商品だと知りました。さすがにモナカを作るのはやりづらいので、モナカに近いクッキーに挟んで見たらいいのではと思いジェラートにクッキーを挟んでみました。」


クッキーは、井上氏の手作りのクッキー。パリッとした食感のクッキーではなく、ジェラートが染み込みやすいように柔らかい食感のクッキーを用意。当然、コーン同様アレルギーやビーガンの人でも食べられるよう素材に心がけている。

「ジェラクッキーは、チョコレートやピスタチオなどの濃厚系のジェラートがオススメ。特に若い年代のお客様にクッキーは人気の商品となっています。」

 

 

 

自由が丘ジェラート専門店 Ami Cono(アミコーノ)住所

お店情報
店名:Ami Cono (アミコーノ)

住所:東京都世田谷区奥沢5-27-9

定休日:火曜日

営業時間: 11:00〜19:00

本山智男
株式会社SweetsVillage 創業者。 3度の飯よりスイーツが好き。お菓子屋さんの取材を50件以上実施。様々なスイーツの企画にも携わり、スイーツの商品開発などにも携わる。

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