イタリア・シチリア島発祥のドルチェ「カッサータ」。リコッタチーズのクリームにナッツやフルーツを加えて、凍ったままカットして食べるのが定番です。今回のレシピではリコッタチーズの手軽な作り方から紹介。日本の一般的な牛乳はイタリアに比べ脂肪分が低く味も軽やかなので、ジャージー乳など脂肪分が高めの種類を使用すると、より本場の味わいに近づきます。練乳を加えて甘みとコクを出すのもポイント。
材料【手作りリコッタチーズ】
- 材料
- 分量
- 牛乳
- 1000ml
- 塩
- 2g
- レモン果汁
- 30〜35g
材料【カッサータ】(18×8×16cmのパウンド型1台分)
- 材料
- 分量
- リコッタチーズ(上記より)
- 230g〜250g
- 生クリーム(45%以上)
- 200ml
- 練乳
- 100g
- レモンピール
- 25g
- オレンジピール
- 25g
- ドレンチェリー
- 15g(4〜5粒)
- ピスタチオ
- 10g
- チョコレート
- 15g(板チョコでも可/ビターがおすすめ)
作り方【準備】
- 1
リコッタチーズ用の30cm四方のガーゼをザルに敷いて、ボウルにセットする。
- 2
パウンド型にオーブンシートを敷く。※切り込みを入れない方が取り出しやすい。
- 3
レモンピール、オレンジピール、ドレンチェリーを3〜4mm角にカットする。
- 4
ピスタチオを粗刻みにする(生の場合は150℃のオーブンで5分間位ローストする)。
- 5
チョコレートを粗刻みにする。
作り方【リコッタチーズ】
- 1
鍋に牛乳と塩を入れ、塩を混ぜて溶かしてから弱火にかける。- 2
60℃位になったらごく弱火にして、ゴムベラで優しく混ぜながらレモン果汁をゆっくり静かに注ぎ入れる。- 3
凝固してきたら手を止めて、周りがふつふつ(80℃)するまで温める。- 4
水分と固形に分かれたら火を止めて10分ほど置く。- 5
ガーゼを敷いたザルにあけて軽く茶巾絞りにして水分を抜き、2時間位置く。
出来上がり量の目安は230〜250g。※すぐに使用しない場合はガーゼを取りはずして保存容器に入れ、2日間位冷蔵保存が可能。
作り方【カッサータ】
- 1
リコッタチーズと練乳をフードプロセッサーに入れて、なめらかになるまで回す。- 2
6分立てにした生クリームと合わせてホイッパーで混ぜる。- 3
ドライフルーツ、ピスタチオ、チョコレートを加えてゴムベラで混ぜる。- 4
型に1/2量を流して台に打ち付けて空気を抜く。- 5
残りを流して空気を抜き、パレットナイフで平らにならす。- 6
冷凍庫に30分位入れて表面が固まったら、オーブンシートを折りたたんで3時間以上冷やし固める。- 7
冷凍庫から取り出し、オーブンシートを引っ張って型から抜く。※はずしにくい場合は熱した布巾で型を温めながら抜くとよい。
好みの厚さにカットして、半解凍で食べるのがおすすめ。