焼き菓子

型なしで作れる!混ぜて焼くだけ簡単カヌレのレシピ

調理時間
45分(寝かせておく時間、焼成時間を除く)
費用目安
220円

フランスの伝統菓子「カヌレ」。

その見た目の可愛さからブームとなり、日本でもカヌレ専門店ができるほど人気の洋菓子です。

ただ、自宅で手作りしようと思うと専用の型が必要となり、その型も高価なため、なかなか手作りのハードルが高いお菓子でもあります。

今回は、そんなカヌレを専用型なしで、材料もスーパー等でも買える手軽な物を使って、気軽に作れるレシピにしました。

マドレーヌのような形ですが、味や食感はしっかりカヌレです。

ちょっとハードルが高いと思っていたカヌレを、ご自宅で気軽に作れるようにアレンジしたので、カヌレ初心者の方も、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。

材料(10個分)

材料
分量
牛乳
150ml
バニラペースト
3g
全卵
1個
卵黄
1個
ラム酒
小さじ1
無塩バター
15g
薄力粉
30g
グラニュー糖
60g

作り方【準備】

1

バターはレンジで温めるか、湯煎で溶かしておく。

2

バニラビーンズを使用する場合は1/2本を使用し、鞘から種をしごいておく。

3

マドレーヌ型にオイルスプレーを吹きかけておくか、柔らかくしたバターを刷毛で塗っておく。

4

オーブンは200℃で余熱しておく。

準備のポイント

・前日に生地を仕込んで、翌日焼成します。

生地は仕上げたい日の前日に仕込んでおきましょう。

・グラニュー糖はその他砂糖でも代用できますが、ブラウンシュガーなどの茶色いお砂糖を使うと焼き色が濃く出てしまうので、できればグラニュー糖を使用してください。

・マドレーヌカップは、生地を流しても変形しない、硬めの自立するものを使用してください。

作り方

1




牛乳とバニラペーストを鍋に入れ、火にかけたらゴムベラで混ぜながら沸騰直前まで温めます。
沸騰させると口当たりの悪い生地になってしまうので、沸騰しないように気をつけましょう。
火にかけた牛乳が、鍋の縁で小さくフツフツし始めたら沸騰直前の合図です。

2




ボウルに薄力粉とグラニュー糖を入れて軽く混ぜたら、真ん中にくぼみを作ります。
できたくぼみに工程①の牛乳を少しずつ注ぎ、その都度よく混ぜます。

3




4




全卵と卵黄をよくときほぐし、工程②のボウルに注いで混ぜます。
混ぜる時は泡立たないように、ホイッパーを縦に持ち、ぐるぐる混ぜてください。
薄力粉のダマが多い場合は、この時点で濾し器で一度濾してください。

5




続いてラム酒を加えて混ぜます。
ラム酒が混ざったら、溶かしておいたバターも混ぜます。
バターのムラがなくなるまでしっかり混ぜましょう。

6




できた生地にラップをして冷蔵庫で12時間〜一晩寝かせます。
寝かせる事で薄力粉に含まれるグルテンを落ち着かせ、生地が膨らんで型から溢れるのを防ぎます。

7




冷えた生地を1時間程度常温に戻し、油を塗った型に8分目程度まで注ぎます。
通常のケーキ生地とは違い生地が液状なので、生地を注いだらできるだけ移動しないように天板に型を乗せてから注ぎましょう。

生地を注いだら、余熱しておいた200℃のオーブンで25分、170℃に下げて25分焼成します。
火の通りはオーブンにより異なるので、焼成温度は焼き色を見ながら調整してください。
表面にしっかり焼き色がついたら温度を下げるタイミングです。

8





焼き上がったら、粗熱をとって出来上がりです。
焼き立ても美味しいですが、冷やして食べても美味しいですよ。

ポイント

バニラビーンズを使う場合は、工程①で牛乳にバニラの鞘と種を入れ火にかけ、温めたあと鞘のみ取り出してください。

焼き加減は、一見焦げたように見えて、ギリギリ焦げていない状態がベストです。

焼き色をしっかり見極めて温度を下げてください。

焼き立てのカヌレは、外がカリカリ、中はもっちりした食感です。

冷やしたものは、カリカリ部分がしっとり食感に変わるので、二通りの食感が味わえますよ。