九州のソウルフード「蜂楽饅頭」は蜂蜜入りの優しい味わい

九州地方ではおなじみの「蜂楽饅頭」。見た目は今川焼きにそっくりですが、はちみつが使われており、今川焼きとはまた違ったおいしさだといいます。今回はそんな九州地方のソウルフード蜂楽饅頭の魅力をご紹介しましょう。

蜂楽饅頭はどんなお店?

九州のソウルフードと言っても過言ではない「蜂楽饅頭」ですが、九州にゆかりのない方は、「聞いたことがない」という方が多いのではないでしょうか?

蜂楽饅頭は一般的にいうと「今川焼き」や「回転焼き」ですが、名前に「蜂」という漢字が使われていることからもわかるように、材料にはちみつが使われています。これが一般的な今川焼きとは大きく異なる点です。

この蜂楽饅頭は、昭和28年に熊本県水俣市にて誕生しました。先々代の社長さんは当時養蜂業を生業としており、「はちみつを使ったおいしいお菓子を作りたい!」と考案したのがこの蜂楽饅頭だったのだそう。

蜂楽饅頭の発祥の地である水俣店は、水俣市旭町にあります。歴史を感じさせるこじんまりとした建物ですが、もともとあった本店から移動したのだそう。狭いながら駐車場が完備されています。またトイレにはベビーベッド なども付いており、お子様づれでも安心ですね。

水俣市で始まった蜂楽饅頭でしたが、現在店舗は熊本県だけではなく福岡県、宮崎県、鹿児島県にも広がっています。蜂楽饅頭が創業から多くの人に愛され続けていることがわかりますね。どの店舗で食べても味わいは変わりませんが、可能であればぜひ発祥の地である水俣店に足を運んでみては?より美味しく感じられるかもしれませんよ。

蜂楽饅頭のおいしい食べ方

蜂楽饅頭は、そのまま食べてももちろんおいしいのですが、時間が経って冷えてしまった蜂楽饅頭をアレンジする方も多いそうです。

■油で揚げる
衣を薄くつけて油で揚げると、サクサク食感でおいしくなるそう。ただし食べすぎると胸焼けすることも。

■炭火で焼く
バーベキューのときに網の上にのせて温めて食べると、香ばしくできたてのような味わいが楽しめるそう。オーブンで温めるよりもさらにおいしくなりそうですね。

■水で濡らして温める
オーブントースターに入れる前に蜂楽饅頭の全体を水で濡らしてから温めると、さくさくふわふわに仕上がるそう。

蜂楽饅頭の口コミは?

蜂楽饅頭は、インターネット上の口コミを見ても「おいしい!」という声がたくさん見られます。そこで実際の口コミを集めてみました。まだ蜂楽饅頭を食べたことがない方は参考にしてみてくださいね。

たっぷり入ったあんこや、皮の食感などを絶賛する声が多かったです。また「本店の方がおいしく感じる」という声もありましたよ。

”1個100円とはリーズナブルだと思います。
中身にはたっぷりの餡。
北海道産の素材のポテンシャルを引き出しています。
皮ももっちりと美味しいですね。
縁に少し硬めの部分もあり、食感の違いがアクセントになっています。”
引用:
tabelog.com/kumamoto/A4304/A430402/43000869/dtlrvwlst/B425157390/?lid=unpickup_review

”蜂楽饅頭発祥の地水俣のお店に直撃
さすが発祥の地と言うだけあってここのは他のお店とは別格、色、艶、お店の雰囲気何もかもが違う”
引用:tabelog.com/kumamoto/A4304/A430402/43000869/dtlrvwlst/B347599866/?lid=unpickup_review

蜂楽饅頭のおすすめは?

蜂楽饅頭で取り扱うメニューは基本的に蜂楽饅頭のみですが、夏には一部店舗で販売されるかき氷も人気となるそう。そこで蜂楽饅頭とかき氷について詳しくご紹介しましょう。

蜂楽饅頭

口コミでも「おいしい!」という声がたくさんみられる蜂楽饅頭ですが、その魅力をアップさせているのが薄い皮にみっちりと詰まったあんこでしょう。このように薄皮に仕上げるには、熟練の技が必要なのだそう。焼き台も、蜂楽饅頭オリジナルのものを使用するこだわりよう。

もちろん材料にもこだわっています。蜂楽饅頭に欠かせないはちみつは、純国産の高品質なもののみを使用。養蜂業をしていた頃のノウハウを生かし、委託業者にて生産されたはちみつを使用しているのだそうです。

黒あんは北海道産の小豆を使用し、選別された良い豆だけをあんに加工します。豆は自然乾燥をし、栄養が逃げないようにするのだそう。白あんは北海道産の大手亡豆を使用しています。

多くの和菓子のあんこには保存料や増粘材などが加えられていますが、蜂楽饅頭のあんこは無添加。その分手間も暇もかかりますが、こうした手間暇がおいしさにつながっているのでしょうね。しかもこれだけこだわっているのに昔から変わらず1個100円!企業努力に頭が下がりますね。

蜂楽饅頭に使われるはちみつや豆には、栄養がたっぷりつまっているところも魅力です。食物繊維や鉄分、サポニンなど現代人の不足しがちな栄養素が含まれているのだそう。おいしく栄養をとれるのは嬉しいですね。

蜂楽饅頭のおいしさの秘密は、包装にも隠れています。蜂楽饅頭が入れられる箱にも紙袋にも、湿気をちょうどよく保つ加工が施されているのだそう。そのため蜂楽饅頭は、時間が経っても湿気らず、固くなりにくいのです。ちなみに箱は、6個、8個、12個の購入で入れてもらえるそうです。

蜂楽饅頭白あん派?黒あん派?

蜂楽饅頭には、白あんと黒あんの2種類がありますが、九州の方達の間でしばしば白あん派か黒あん派かで論争になることがあるそう。どちらかというと、女性やお子様は白あん派が多く、男性は黒あん派が多いようですが、実際にSNS上の意見を見てみると、白あん派が優勢の印象でした。

白あんはしっとり食感、黒あんはほっくり食感で、白あんの方がマイルドな味わい、黒あんは小豆の風味をしっかりと感じられる味わいです。白あんはマイルドな分はちみつの風味がしっかりと感じられるので、そこが人気なのかもしれません。まだ蜂楽饅頭を食べたことがない方は、ぜひ白あんと黒あんを食べ比べてみてくださいね。

なお見た目では白あんか黒あんかはわかりませんが、お店の方にお願いすると、白あんか黒あんかわかりやすいように印をつけてくれるそう。あえて印をつけずに「食べるまでどちらかわからない」というドキドキ感を楽しむのもいいですね。

かき氷

蜂楽饅頭のかき氷はホームページなどには記載されていないものの、夏季限定で一部店舗のみに登場する知る人ぞ知る人気メニュー。

中でも最も人気なのが「コバルトアイス」。鮮やかなコバルトブルーで一見「ブルーハワイ?」と思いますが、これがなんとはちみつミルク味。濃厚なミルクの味わいは、かき氷というよりアイスのような食感です。このかき氷は、八代の海を連想して作ったものなのだそう。だからミルク味なのにコバルトブルーなのですね。コバルトアイスは、ご当地グルメとしても有名なのだとか。

この他に、氷の中にバニラアイスと小豆の入った「氷蜂楽」、はちみつをかけてシンプルにいただく「蜂蜜かけ」もおすすめです。

蜂楽饅頭は通販できる?

蜂楽饅頭は、できたての味を大切にしており通販はできません。

蜂楽饅頭の店舗情報

蜂楽饅頭の本店は水俣市にあります。水俣駅から698mですので、徒歩でも行くことができます。3台分と狭いですが、駐車場もあります。

店舗情報
店名:蜂楽饅頭水俣店

住所:熊本県水俣市旭町2-1-1

営業時間:9:00~17:00

定休日:火曜日、金曜日

※営業時間等が変更になっている場合があるので、公式HP等をご確認ください。