ガトーバスクを手作りや専門店でも!レシピ・名店のメゾンダーニ・通販情報も必見

皆さんは頬が落ちるほどおいしい焼き菓子・「ガトーバスク」をご存じですか?ガトーバスクとはフランスとスペインにまたがるバスク地方の焼き菓子です。「ガトー」は焼き菓子を指し、「バスク」は地名を指します。

今回はそんなガトーバスクの作り方(レシピ)、東京土産としても大人気の名店「メゾン・ダーニ」、ガトーバスクのお取り寄せ情報などもご紹介します。ぜひチェックなさってください。

ガトーバスクとは?中身は?

ガトーバスクは、厚めに焼いたアーモンドクッキー生地に、スリーズ・ノワールというダークチェリーを入れて焼いた作り方が正式とされている、焼き菓子です。

ガトーバスクの中身ですが、近年はスリーズ・ノワールの収穫量が減ったためカスタードクリームやスリーズ・ノワールのジャムを詰めたりするのが一般的です。

模様

ガトーバスクには独特の模様があります。

ガレットデロワとの違い

ガトーバスクとガレットデロワとの違いですが、以下にまとめてみました。

ガトーバスク

  • クッキー生地
  • スペインとフランスにまたがる地方の伝統菓子

ガレットデロワ

  • パイ生地
  • アーモンドクリームやパウダーをたっぷり使った円盤状のガレットの上にドライフルーツなどを飾ってリーフや渦状の模様をつけて焼き上げた伝統菓子で、地域や職人によってはっきりと個性が出る
  • フランスの伝統菓子

ガトーバスクの作り方を知れば自分でも作れる

気になるガトーバスクのレシピと日持ちについてお伝えしましょう。

家で作れるレシピ

ガトーバスクは皆さんのご家庭でも作ることができます。レシピもたくさん見つかるほどです。ガトーバスクの作り方のコツをつかめば、誰でも失敗なくおいしいガトーバスクが食べられるスイーツです。ガトーバスクはレシピ通りにしっかりと作ることが成功の決め手です。

ガトーバスクを手作りするメリットもあります。それは以下の2つです。

  • 焼きたて熱々のおいしいガトーバスクが食べられる
  • 時間が経つと生地がなじむので、味や食感の変化が楽しめる

日持ちは?

ガトーバスクの日持ちは、翌日までが目安です。しかし、翌日まで日持ちするとはいえ家庭で作られたものはなるべく当日に食べるのがおすすめです。

冷凍もできる?

ガトーバスクは冷凍もできます。およそ1か月以内であればおいしくいただけます。

冷凍で通販の扱いがある商品もあるので、好きな時に好きな分量だけ解凍していただけるのは最高ですね。

ガトーバスクは焼いてすぐいただいた時と時間が経った時とではまるで味や食感が異なっている、ということに気づきます。焼きたてが好きか、少しなじんでからが好きか、食べ比べるのも楽しいですよ。

日本で有名な調理師学校・辻調理師専門学校のホームページではガトーバスクの詳しい作り方が紹介されていました。皆さんもプロのレシピでぜひ作ってみませんか。

【材料】<配合>直径18cm高さ4cmのもの1台分
パータ・ガトーバスク
バター(食塩不使用)……… 200g
砂糖…………………………200g
塩……………………………2.5g
卵(M寸)……………………1個
卵黄…………………………2個
ラム酒………………………25ml
薄力粉………………………335g  ふるう
ベーキングパウダー…………1g

カスタードクリーム
牛乳……………………250ml
バニラのさや……………1/4本(バニラエッセンスでもよい)
卵黄……………………3個
砂糖……………………75g
薄力粉…………………30g
ラム酒………………… 25ml

塗り卵
打ち粉(薄力粉又は強力粉)
強力粉の方が固まりにくく打ち粉に適している。

【使用器具】
ボウル(直径24cm位) …………………1
A立て器…………………………………2
ゴムべら…………………………………2
コルヌ……………………………………1
めん棒 …………………………………1
はけ ……………………………………1
バット……………………………………1
粉ふるい又はザル………………………1
セルクル(直径18cm/高さ4cm)…………1
絞り出し袋………………………………1
口金 ……………………………………1
オーブンプレート ………………………1
オーブン…………………………………1
網 ………………………………………1

【準備】
1. バターを常温にしておく。

【作り方】
<パータ・ガトー・バスクを作る>
1. 柔らかいバターに砂糖を加え、白っぽくなるまで混ぜる。
2. 溶き卵を少しずつ加えては良く混ぜる。
3. ラム酒を少しずつ混ぜいれる。
4. 粉を加え、切るようにしてまとめる。
5. 全体が均一になれば混ぜるのをやめる。
6. ビニール袋に入れ、平たくして冷蔵庫で冷やし固める(1~2時間)。

<カスタードクリームを作る>
1.バニラのさやを縦に裂く、牛乳と共に鍋にいれて火にかけ、沸騰直前まであたためる。
2.ボウルに卵黄を入れて泡立て器でほぐし、砂糖を一度に加え白っぽくなるまで混ぜる。
3.薄力粉を一度に加えて軽くまぜ、1.を加えて溶きのばす
4.漉して鍋に戻す
5.木ベラを絶えず動かしながら焦がさないように火(中火)にかける。
6.クリームにつやが出て、木ベラで持ち上げてタラタラと落ちるようになれば出来上がり。
7.バットに薄く流して乾燥しないようにラップで覆い、氷水に当てて素早く冷やす
8.冷えればボールに移し、木ベラまたは泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。

<パータ・ガトー・バスクを型にしき込み焼く>
1. 冷え固まった生地の内2/5を、のばしやすい固さにまとめる。
2. 打ち粉を使い、めん棒でのばす。
3. セルクルより少し大きめにのばし、冷蔵庫で冷やす。

4. 残りの生地を、セルクルの周囲より約4㎝大きくのばす。
5. 4.をセルクルの内側に敷きこむ。
6. 300gのカスタードクリームに、ラム酒を入れて戻す。
7. カスタードクリームを絞りだし袋に入れる。
8. 冷えた3.の生地を空気が入らないように上にかぶせる。
9. めん棒を使い、余分を切り落とす。
10. 塗り卵を表面に均一に塗る。
11. フォークなどで模様をつける。
12. 160℃のオーブンで約1時間焼く。
中のクリームは柔らかいままなので、表面の色や時間で判断すると良い。
13. 焼きあがればセルクルをはずし、網にとって冷まして出来上がり。

中央に火が通ったかが判りにくいお菓子ですので、使用する型の高さに注意してください。
(型の高さは、4cm以上になると、うまく焼きにくい。)
小さな型でも、生地やクリームの厚みを変えれば同じ様にできます。
出来上がった物は、冷まして、なるべく早く(翌日までに)食べてください。

引用元:
www.tsuji.ac.jp/hp/kashimashi/gateau/recipe.htm#k1
www.tsuji.ac.jp/hp/gihou/seika/creme/home.html

「メゾン・ダーニ」はガトーバスク専門店

ガトーバスクは買って食べることもできます。特に有名なのは、東京の白金にあるメゾン・ダーニのガトーバスクです。ガトーバスクと言えば白金のあのお店ね、と言われるくらいの大人気店です。

白金のメゾン・ダーニのガトーバスクは取引先やお友達の家に訪問するときに持っていくと、きっと喜ばれますよ。さらにお店が朝7時からオープンしているので、遠方への帰省や旅行のお土産にもピッタリです。

メゾン・ダーニはガトーバスクとマカロンバスクを中心にした焼き菓子と、生菓子を提供するパティスリーです。ガトーバスクをメインにしているとあって、ガトーバスクのおいしさは格別です。

メゾン・ダーニのガトーバスク

メゾン・ダーニのガトーバスクは、さっくりほろほろの食感です。一口食べると口の中にバターの風味が広がり、鼻へと抜けていきます。

甘さはそこまで強くなく、上品なお味です。そこへダークチェリーのコンフィチュールの酸味がアクセントとなり、甘いだけでなく、味わい深いガトーバスクに仕上がっています。

メゾン・ダーニのガトーバスクは、他にガトーバスクアラクレームと、ガトーバスクオウショコラがあります。

ガトーバスクアラクレーム

ガトーバスクアラクレームは中にカスタードクリームが入っています。甘いものが食べたい時にはぴったりですね。

ガトーバスクオウショコラ

ガトーバスクオウショコラはチョコレートカスタードクリームが使われています。甘みはそこまで強くなく、大人な味わいです。

メゾン・ダーニは季節限定のガトーバスクも

上記でご紹介した他にも季節限定のガトーバスクもあります。数種類買って食べ比べるのも楽しいですね。
商品はいずれも1個450円で、日持ちは3日でほどです。手作りのガトーバスクの日持ちと比べると、やっぱりお店のガトーバスクは多少長いですね。

メゾン・ダーニのガトーバスクへのこだわり

大抵のパティスリーでは、焼き菓子はビニールの袋に個包装されて販売されることが多いですよね。しかし、メゾン・ダーニは違います。焼きあがったガトーバスクは金網に並べてディスプレイし、梱包の際に箱に入れてくれるのです。

まさに、生ケーキと同じ扱い!焼き菓子はビニール袋に入れるとどうしても湿気ってしまいます。しかし、メゾン・ダーニではガトーバスクを金網に並べておいてくれるので、水分を上手に逃がしてくれます。おかげで、さっくりほろほろ食感が失われないんですよね。ちょっとしたことですが、お店のこだわりが感じられます。

メゾン・ダーニの通販事情

メゾン・ダーニではオンラインショップもあるため、遠方の方でも気軽にお取り寄せができます。あのおいしいガトーバスクを家で味わるなんて夢のようですね。気になった人はぜひチェックなさってくださいね。

メゾン・ダーニのオンラインショップ

大阪で有名なガトーバスクのお店は栗入り

大阪にも数少ないガトーバスクを販売するお店があります。セイイチロウ ニシゾノ(Seiichiro NISHIZONO)というお店で、ガトーバスクがかなり売れています。ガトーバスクには栗が入っていて、口コミもとても好評です。

ガトーバスクが有名なセイイチロウ ニシゾノの店構えは、ブラックで統一されたシックな雰囲気があります。入る前からワクワクした気持ちになれるお店です。

ガトーバスク ヴァニーユ(400円)一層一層の味わいは濃厚で珍しい四角タイプのガトーバスクです。手間暇かけたガトーバスクが手頃で皆さんにもぜひ味わっていただきたいおすすめ店です。

京都でおいしいガトーバスクならどこ?

京都にもおいしいガトーバスクがあります。
Nowhereman(ノーウェアマン)のカルヴァドスはカルヴァドスとりんごのコンフィのハーモニーが絶妙です。ほおばると濃厚で幸せな気持ちになれること間違いなしです。ぜひ皆さんもご賞味くださいね。

ガトーバスクがお取り寄せできるおすすめ店ならここ

兵庫県神戸市にあるお取り寄せできるガトーバスクのおすすめ店をご紹介します。ぜひみなさんのご自宅で至福のひと時を過ごしてくださいね。

神戸市岡本にある陽気なオーナーパティシエが作るガトーバスクはマロンが入っていて贅沢な味わいです。お店の名は神戸のパティスリー・L’atelier de Massa(ラトリエ ドゥ マッサ)です。ぜひ通販をご利用してしてみてください。

パティスリー L’atelier de Massa(ラトリエ ドゥ マッサ)のオンラインショップ

 

おいしいガトーバスクのまとめ

いかがだったでしょうか。おいしいガトーバスクは手作りでも楽しめる大人気の焼き菓子です。おすすめ店を巡り比較するのも楽しいですね。人気のガトーバスクは手土産にぴったりでお相手にも喜ばれること間違いなしでしょう。皆さんもぜひおいしいガトーバスクを召し上がってくださいね。

お店情報
店名:メゾン・ダーニ

住所:東京都港区白金1-11-15

定休日:火曜日、不定休(SNSにて告知)

営業時間: 07:00〜19:00

※営業時間等が変更になっている場合があるので、ホームページ等をご確認ください
メゾン・ダーニのインスタグラム