福岡・飯塚市「カカオ研究所」九州初のBean to Bar専門店!

「カカオ研究所」は、福岡県飯塚市の住宅街にある小さなチョコレート工房です。カカオ豆を焙煎するところから始めるBean to Barのお店。

小さなプレハブ小屋で作られる香り豊かなチョコレートは、海外のコンクールでも賞を受賞し、評価を得るほど。上質なカカオ豆を現地農家と協力して作るなど、様々な努力を惜しみません。

今回は、九州で人気のBean to Bar専門店「カカオ研究所」をご紹介します。

「カカオ研究所」はどんなお菓子屋?

福岡県飯塚市の住宅街にある「カカオ研究所」は、九州初のBean to Bar専門店です。Bean to Barとは、カカオ豆を焙煎するところから始まるチョコレート製造工房のこと。

チョコレート屋を開くきっかけとなったのは、「カカオ研究所」の創業者である中野さんが東京で出会ったホットチョコレートだそう。

あまりに美味しい香り豊かなチョコレートの魅力に触れ、調べていくうちに自分たちでも独自にチョコレートを作りたいという気持ちに。

元々、九州・福岡でも有名な、昭和24年創業の老舗菓子店を運営していた中野家ですが、残念ながら2012年に中野さんら創業家一族は退陣へ。全てを失った一家が手掛けたのが、「カカオ研究所」でした。一度諦めたスイーツの仕事へと戻って行ったのです。

「カカオ研究所」を開くにあたり、チョコレートの勉強が必要だと、ベトナムに渡り、カカオ豆の製造から携わったり、メキシコに渡ってチョコと料理の研究を行ったりしていたそうです。

現在は、プレハブ小屋を「カカオ研究所」の工房にして、美味しいチョコレートを研究しています。プレハブ小屋には車輪もついているので、移動も可能。福岡・飯塚を拠点に各地で移動販売も展開しているのです。

2020年2月には、「ガイアの夜明け」で紹介されました。小さな工房の頑張りを映像で届けています。

「カカオ研究所」は、ベトナムにも展開!

「カカオ研究所」は、ベトナムのカカオ豆を使用しています。カカオ豆がチョコレートとして使えるようになるまでには、たくさんの工程が必要です。それなのに、安価で取引されていることも少なくありません。

このような問題に目を向け、「カカオ研究所」では、ベトナムの農家と協力し、環境改善や品質の保持を行っています。

特に難しいのは、カカオ豆の発酵。元々はバナナの葉で包み発酵させていましたが、それでは、発酵にムラができてしまうことも。均一に発酵できるよう日本の発酵技術を取り入れて研究したそうです。

現地の農家の安定した収入を支えながらも、美味しいチョコレートを作る。そんな努力を欠かさないのが「カカオ研究所」なのです。

2019年には、ベトナムのラムドン省にチョコレートの工場と販売店を作り、国内外に商品を販売する取り組みも始めています。

世界に向けて、福岡とベトナムからチョコレートを発信しています。

「カカオ研究所」の人気チョコレートメニューは?

それでは、「カカオ研究所」の人気チョコレートメニューをご紹介します。香り豊かな美味しいチョコレートぜひチェックしてみてください。

カカオバー

カカオバーはいわゆる板チョコレートです。「カカオ研究所」の板チョコレートは種類も豊富。

ミルクや抹茶など合わせたチョコレートや、ほうじ茶や和三盆と合わせた日本らしいチョコレートなども作っています。キャラメルや山椒なども気になりますね。

次に紹介するのは、海苔チョコレート。海苔とチョコレート。一体どんな味がするのか味わってみたくはありませんか?もちろん、正式にプロジェクトとして開発した商品です。

海苔チョコレートの海苔は、福岡有明海苔の最上位グレード”初摘み”の”特選”を使用。コロナの影響で軒並み注文がなくなり、残ってしまった海苔だそう。

食への問題に取り組んだ結果、生まれた海苔チョコレート。ぜひ味わってみてくださいね。

カカオバー
海苔チョコレート 918円(税込)
雲平(和三盆)864円(税込)
ほうじ茶 756円(税込)
ミルク 648円(税込)

ナッツチョコ

名前通り、ナッツとチョコレートを合わせた「ナッツチョコ」シリーズ。チョコとナッツはどれも相性抜群です。

アーモンド・ピスタチオ・マカダミアナッツが飾られたシンプルなチョコレート。ついつい何個も食べたくなってしまうこと間違いありません。

ナッツチョコ
アーモンド 540円(税込)
マカダミア 540円(税込)
ピスタチオ 540円(税込)

ホットカカオ

「カカオ研究所」の店舗に行くとお目にかかれる「ホットカカオ」。いわゆるホットチョコレートです。

チョコレートをミルクで割って美味しく仕上げたチョコレートドリンクは、冬や疲れたときには欠かせませんね。

お店では、蛇口から流れるチョコレートがあるのだとか。なんて魅力的!そのチョコレートにひと手間加えるだけでできるのが「ホットカカオ」です。

ベトナム産のフルーツティな香りのカカオ豆が、濃厚でさっぱりとした「ホットカカオ」に変身。ぜひ、お店に訪れたら飲んでみてくださいね。

「カカオ研究所」のチョコレートは東京でも買える?

「カカオ研究所」のチョコレートは、東京の日本橋三越本店でお目見えすることがあるようですね。バレンタインの催事出店をチェックしてみてください。ただし、コロナの影響でここ数年の東京での出店は不明です。

バレンタインで購入した人たちの口コミも、美味しい!と好評価。2022年に期待をしたいですね。

「カカオ研究所」のスイーツお取り寄せできる?

「カカオ研究所」のチョコレートたちは、もちろん取り寄せ可能です。公式サイトとオンラインショップが一緒になっているので、ぜひ覗いてみてください。

店舗でしか飲めないチョコレートドリンクも、おうちで作れるようにカカオドリンク用のミルクチョコレートが販売されていますよ。カカオフルーツワインも気になりますね。

贈り物には、人気3種セットがおすすめです。

「カカオ研究所」の行き方と店舗情報

福岡県飯塚市へ向かうには、博多から1時間ほど電車に乗る必要があります。JR筑豊本線の飯塚駅からは歩くと20分程度。駐車場もあるので、車で行くのが便利そうです。

知る人ぞ知る「カカオ研究所」の店舗は、住宅街の一角にあります。ドライブしながら、訪れてみては?

行く前に、ぜひ「カカオ研究所」の公式インスタグラムをチェックしてみてくださいね。

店舗情報
店名:カカオ研究所
住所:福岡県飯塚市東徳前17-79
営業時間:13:30~18:00
※営業時間等が変更になっている場合があるので、公式HP等をご確認ください。
定休日:火・水曜日、不定休