こだわりの一品 入山せんべい惜しまれつつ閉店

追記
残念ながら2019年1月20日をもって入山せんべいは惜しまれつつ閉店してしまいました。

この記事ではそんな入山せんべいのありし日について記載いたします。
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かつて大衆娯楽の中心地として栄えた浅草6区。

時代の移り変わりとともに、昔あった劇場や映画館は姿を消しました。

そんな浅草6区が今また再生プロジェクトで新しい街に生まれ変わろうとしています。

そんな街の移り変わりを見続ける、浅草6区メインストリートのすし屋通りの入山せんべい。

創業から守り続ける堅焼きしょうゆぜんべいを紹介します。

商品はこの1種類だけ

浅草に大正3年に創業して以来、販売しているのは堅焼きの醤油せんべいのみ。

今でも職人さんが最高級の備長炭の上の網で、1枚1枚手焼きしています。

お店に近づくと醤油の焦げるいい香りがほんのり漂ってきます。

お土産用の缶や袋入りを購入しても、是非1枚バラで購入してください。

お店を出てすぐ食べると、ほんのりまだ温かくお醤油の香ばしい香りが口に広がります。

お土産には缶をお勧めします。

なんとも風情のあるデザインで、中身がなくなっても使いたくなる缶です。

堅さが人気の入山せんべい

入山せんべいは食べ歩き用に1枚づつ販売されています。

焼き立てはほんのり温かく、そこまで堅さは感じません。

お米と醤油のシンプルなお菓子ですから、素材のうまさがそのまま伝わってきます。

堅いというよりはお米が詰まっているという感じでしょう。

今は洋菓子やお煎餅でもぬれせんなど柔らかいものが人気のようですが、この入山せんべいのようにしっかり噛みしめて食べる楽しさも、忘れないでいたいものです。

観光客でにぎわう浅草ですから、売り切れになる日もあります。

また通販では販売していませんから、お店に来られた方が50枚100枚とまとめ買いするのも納得です。

おしまれつつ閉店

創業以来1種類の味を守り続けてきた入山せんべいですが、なんと平成31年1月20日で閉店をするというニュースが出ました。

100年以上続いたこの味がなくなることに、多くのお客様が悲鳴をあげています。

新しくなる浅草6区でも醤油の香ばしい味を漂わせてほしかったです。

こんな名店があったことを忘れないでほしいです。