「地元宮崎の素材を大切に」菓子匠 壽康庵
宮崎県宮崎市にあるお菓子屋「菓子匠 壽康庵」のコンセプトは、地域食材の良さを多くの消費者に知ってもらうこと。
和菓子と洋菓子の原材料に、地元宮崎の食材を多く使っています。
人気商品のチーズ饅頭のパッケージには「笑み輝く美しいふるさと みやざき大好き!!」というメッセージが書かれており、地元愛が感じられる商品です。
サクサクした生地に濃厚なチーズが包まれており、お土産にも大人気。
また、カフェオレ味のあんとたっぷりの生クリームをお餅で包んだ「カフェもっち」は、宮崎空港で大人気のスイーツとなっています。
今回は、菓子匠 壽康庵を取材しました。
名前の由来は豊臣秀吉?
現代表の亡きご主人は、菓子作りの専門学校卒業後、東京にて「洋菓子のボストン」を開き、6年間修行を積みました。
その後、1965年に宮崎で「菓子匠 壽康庵」をオープン。
現代表は、それまでは洋食のシェフとして働いていましたが、結婚と同時に和菓子の世界に入り学ばれたそうです。
「壽康庵」という名前は、太閤・豊臣秀吉の茶室が名前の由来です。
茶室と同じ様に、訪れたお客様ひとりひとりに感謝の気持ちを伝え、日本古来の美意識である「おもてなしの心」を大事にしています。
そのため、壽康庵では訪れたお客様へお茶を出しており、お茶とお菓子を通じてお客様と心を通わせています。
地元素材を使ったお菓子作り
菓子匠 壽康庵では、地元宮崎県の素材を使ったお菓子作りが多く「地域密着型のお店」を目指しています。
商品のこだわりを活かすため、仕入れ商品以外のお菓子はすべて1から自社製造しているのも特徴です。
人気商品の一つであるチーズ饅頭「そのまんま宮崎」の生地には、黒糖や日向夏みかんを使用しており、食べてみると日向夏みかんのほのかな香りが口の中で広がります。
宮崎県産のマンゴーをふんだんに使用した大福「マンゴっち」は、「カフェもっち」と同様に宮崎空港でも購入が可能です。
その他にも旬の素材で作られた期間限定商品など、地元宮崎の食材を使用したお菓子作りを念頭に、たくさんの商品が開発されています。
店舗情報
住所:宮崎県宮崎市松橋2丁目1-30
営業時間:9:00~20:00
定休日:元旦のみ