パイ生地のお菓子

【パイシートで作る♪】濃厚エッグタルトのレシピ・作り方

調理時間
1時間10分(焼成時間を除く)
費用目安
300円

香港からやって来て、日本でも火が付いた「エッグタルト」。

実はポルトガルが発祥の地だそうです。

そのサクサク食感と、卵の香りが濃厚なカスタードクリームの組み合わせは、ありそうでなかった新しいスイーツとしてブームとなりました。

サクサク食感のポイントはパイ生地。通常「タルト」と呼ばれるものはクッキー生地が主流ですが、エッグタルトはパイ生地を使ってサクサクの食感を出します。

今回は冷凍パイシートを使って、誰でも失敗なくそのサクサク食感が出せるレシピにしました。

サクサク食感に濃厚なカスタードクリームが合わさった、子供から大人までみんなが大好きな優しい味を、ぜひご自宅で楽しんでみてくださいね!

材料

材料
分量
冷凍パイシート(10×10cm)
3枚
牛乳
80g
卵黄
80g(L4個分)
グラニュー糖
50g
バニラペースト
1g
薄力粉
5g
パイに塗る卵
適量

作り方【準備】

1

冷凍パイシートは冷凍庫から出して5分程度解凍しておく。

2

オーブンの予熱は200℃に設定しておく。

3

マフィン型に柔らかくしたバターを刷毛で塗っておく。

準備のポイント

・冷凍パイシートは麺棒で伸ばすため、ある程度解凍して柔らかくしておいてください。

・グラシン紙は型に敷いたタルトストーンの中にセットするので、小さめのものをおすすめします。ミニマフィン用のグラシン紙か、クッキングシートを小さくカットしたものでも大丈夫です。

・マフィン型が無い場合は、オーブンで使えるココット型やプリン型でも代用できます。

作り方

1




柔らかくなったパイシートを8×16cmに伸ばします。
10×10cmのパイシートを一旦半分に折り、そこから伸ばしながら調整すると作りやすいですよ。
途中パイシートと麺棒がくっつくようであれば強力粉で打ち粉をしてください。

2




パイ生地に切り込みを入れます。
工程➀のパイシートを半分にカットし、約8×8cmの正方形にします。
その四角の真ん中を2cm程度あけ、十字に切り込みを入れます。

3




型にパイシートをセットします。
切り込みを使って生地を重ね、マフィン型に沿うようにパイ生地を敷きます。
底部分の角までしっかり生地が行きわたるように押し込みましょう。

4




パイ生地の上にグラシン紙を敷き、タルトストーンを乗せます。
タルトストーンが無い場合はお米や小豆等でも代用できます。
これを予熱しておいた200℃のオーブンで15分焼成します。

5




④を一旦オーブンから取り出し、グラシン紙とタルトストーンを外して刷毛で卵を塗り、さらに5分焼成します。
焼きあがったら型のまま冷ましておきます。

6




カスタードクリームを作ります。
卵黄にグラニュー糖を加え、グラニュー糖の塊がなくなるまでよく混ぜておきます。

7




鍋に牛乳を入れ火にかけ、沸騰直前まで温めます。
牛乳が温まったら火を弱め、⑥の卵と薄力粉を加え混ぜます。
ゴムベラに持ち替え、絶えず混ぜながらとろみがつくまで加熱します。

8




ゴムベラで線を描くと、なべ底が見えてゆっくり消える程度まで硬くなったらバニラペーストを加え、火からおろします。

9




濾し器で濾します。
濾して卵の塊や薄力粉のダマ等を取り除き、なめらかなクリーム状にします。

10




冷ましておいたパイ生地に⑧のカスタードクリームを流し入れます。
パイ生地が膨らみ過ぎている場合は指で押して圧縮すると綺麗にカスタードクリームが入ります。

11




予熱しておいた220℃のオーブンで10分焼成します。
焼きあがったら型のまま冷まし、粗熱が取れたら型から外して出来上がりです。

ポイント

パイ生地はしっかり重しをしないと内側に膨らみ、カスタードクリームが少量しか入らなくなります。

膨らみ過ぎた場合は、型に沿わせるように指で押して圧縮してください。

カスタードクリームは硬過ぎても柔らか過ぎてもいけません。

とろみがついたタイミングをしっかり見極めて火からおろしましょう。

焼き立ての温かいカスタードクリームとパイ生地も美味しいですが、冷蔵庫で冷やしてから食べてもカスタードクリームがプリンのような味わいになって美味しいですよ。

冷やしてもパイ生地はサクサクのままなので、ぜひ出来たてと冷やしたものの両方で楽しんでください!