米粉を使ったスイーツ

【米粉で作る人気レシピ】もちもちバニラシフォンケーキのレシピ・作り方

調理時間
35 分(焼成時間を除く)
費用目安
250円

ふかふかの生地が美味しいシフォンケーキ。

シンプルでデコレーションしやすく、子供から大人まで楽しめる人気のお菓子です。

今回は、そんな人気のシフォンケーキを「米粉」で作りました。

薄力粉の代わりに米粉を使うので、小麦粉アレルギーやグルテンフリーを実践されている方にも楽しんでいただけます。

そして、米粉を使うと仕上がった生地がしっとりもちもちに。

型から外した時のずっしりとしたしっとり感は、米粉ならではの感触です。

薄力粉より膨らみが悪くなってしまうので、卵白は1個分多めに入れましょう。

そしてしっかりしたキメ細かいメレンゲが作れたら、米粉でも充分ボリュームのあるシフォンケーキに仕上がりますよ。

材料

材料
分量
卵黄
L3個
バニラペースト
2g
素焚糖(A)
20g(※その他グラニュー糖などでも可)
太白ごま油
25g(※サラダ油でも代用可)
牛乳
40ml
米粉
70g
卵白
L4個分
素焚糖(B)
50g

作り方【準備】

1

卵白は軽量が終わったら、使うまでボウルごと冷凍庫で冷やしておく。

2

オーブンの予熱は170℃に設定しておく。

準備のポイント

・素焚糖はその他グラニュー糖や、好みの砂糖でもOKです。素焚糖を使うとよりしっとりした生地に仕上がるので、入手できる場合は素焚糖を使いましょう。

・太白ごま油はサラダ油でも代用可能ですが、サラダ油よりクセの無い太白ごま油がおすすめです。

・卵はLサイズを使用しましょう。今回のレシピに限らず、お菓子作りでは基本的にLサイズ卵を使用する事が多いです。

作り方

1




ボウルに卵黄と素焚糖(A)、バニラペーストを入れ、馴染むまですり混ぜます。
次に太白ごま油を加え、馴染んで乳化するまでしっかり混ぜます。

2




さらに牛乳を加え、馴染むまで混ぜます。
泡立てる必要はないので、ホイッパー(手動)で混ぜてOKです。

3




さらに米粉を加えます。
米粉はサラサラでダマになりにくいので、ふるわずそのまま加えても大丈夫です。
加えたら、ボウルの真ん中から外側に向かってゆっくりと円を描くように混ぜ、ダマがなくなったら混ぜ終わりです。
固く絞った布巾を被せて乾燥を防ぎ、使うまでおいておきます。

4




メレンゲを作ります。
冷やしておいた卵白のボウルの底を氷水に当てて、素焚糖(B)をひとつまみ加え、ハンドミキサーの高速で撹拌します。
卵白のコシが切れて大きめの泡が立ったら、素焚糖(B)の1/3程度の砂糖を加えます。

5




さらに撹拌し、卵白の泡が細かくクリーミーになったら、残りの素焚糖の1/2を加えます。

6




再び撹拌し、ハンドミキサーの跡が残る程度の硬さが出てきたら、残りの素焚糖を加えます。

7




さらに撹拌し続け、最終的にキメの細かいツヤのあるクリーミーなメレンゲにします。
メレンゲは角の立つ硬さで、先端が少しだけお辞儀する程度が理想です。

8




工程③の卵黄生地のボウルに、メレンゲを多めにひとすくいして加えます。

9




加えたらホイッパーでメレンゲが見えなくなるまでしっかり混ぜます。
この工程で、後のメレンゲと卵黄生地を混ぜやすくするので、馴染むまでしっかり混ぜましょう。
この時のメレンゲは潰れてしまってもOKです。

10




残ったメレンゲのボウルに、卵黄生地を加えます。
卵黄生地にメレンゲを加えると、卵黄生地が重く混ぜにくくなるので、メレンゲのボウルに卵黄生地を加えるようにしてください。
加えたら、ホイッパーで4〜5回、底から返すように混ぜます。

11




今度はゴムベラに持ち替えて、底からすくって返すように混ぜます。
すくって返したら、ボウルを90度回し、再び底から返すように混ぜます。
それをメレンゲが見えなくなるまで繰り返します。
この時はメレンゲを潰さないよう、手早く混ぜてください。

12




メレンゲの塊がなくなったら型に流し、お箸で中心から外側に向かって3〜4周ぐるぐると混ぜます。
終わったら型を持ち上げて、強めに1回だけ台に打ちつけ、予熱しておいた170℃のオーブンで30分焼成します。
途中でオーブンを開けると生地が萎んでしまうので、焼き色がつき過ぎて焦げそうな時以外は扉を開けないようにしてください。

13




焼き上がったらすぐに型ごと台に打ちつけて熱気を抜き、逆さまにして冷まします。
完全に冷めたらラップをして冷蔵庫で一晩冷やします。
冷蔵保存なしで、冷めたらすぐでも食べられますが、一晩冷蔵庫で冷やした方が型から外しやすくなるのでおすすめです。

14




生地と型の間に包丁を差し込み、ゆっくり回転させて側面を剥がします。
真ん中の煙突部分は、細い包丁か竹串等を刺して剥がします。
これで側面の型が外れるので、今度は底の型と生地の間に包丁を差し込み、包丁をスライドさせて剥がします。
底の型も外れたら、底を上面にして出来上がりです。

15




シフォンケーキアレンジ(シフォンサンド)

ポイント

今回は卵3個で作る小さめのシフォンケーキにしたので、型から溢れ出すほどの高さは出ませんが、仕上がりのシフォンケーキはしっかり弾力のある充分に膨らんだ生地になります。

メレンゲの硬さはツヤがあってキメ細かく、角の先端が少しだけお辞儀する程度が目安です。

硬過ぎると卵黄生地と混ざりにくくなり、メレンゲの塊が消えず混ぜ過ぎてしまって、結果メレンゲが潰れてしまいます。

メレンゲの硬さを見極めて、丁度いい硬さにできたら手早く卵黄生地と混ぜましょう。

米粉を使った卵黄生地は、薄力粉を使った時より硬くなります。

硬い卵黄生地はメレンゲと混ざりにくくなるので、事前に混ぜるメレンゲは少し多めにして、馴染むまでしっかりと混ぜましょう。

カットしてそのまま食べるのももちろん美味しいですが、カットしたシフォンケーキに切り込みを入れてシフォンサンドにすれば、食べやすく持ち運びもしやすいのでおすすめですよ。