子供から大人まで、みんなに愛されるチーズケーキ。
アレンジやトッピングには酸味のきいたブルーベリー等がよく使われますが、今回は酸味の無い完熟バナナを使ったベイクドチーズケーキのレシピをご紹介します。
甘味の強い完熟バナナを香ばしくキャラメリゼして、さらにバナナの風味がしっかり出るように仕上げました。
キャラメリゼしたバナナを使う事で、生地もしっとり濃厚なお味になります。
生地はフードプロセッサーを使って混ぜるだけ。とっても簡単にできますよ。
バナナは完熟の方が甘味も強くしっとりするので、ご自宅に食べそびれてシュガースポットが出たバナナを見つけたら、ぜひ作ってみてください！
バナナは１ｃｍ程度の輪切りにしておく。
クリームチーズ、卵、生クリーム、レモン汁は室温に戻しておく。
型に型紙を敷いておく。
オーブンの予熱は１７０℃に設定しておく。
・型紙は繰り返し使えるオーブンシートを使うとシワになりにくいので、綺麗に仕上げたい場合はそちらがおすすめです。
・バナナは潰して使うレシピが多いですが、今回はフードプロセッサーを使用するので潰さず使います。
フードプロセッサーを使わずに作る場合は、キャラメリゼした後にフォークの背等で潰して加えてください。
バナナをキャラメリゼします。
フライパンにキャラメル用のグラニュー糖を入れ、グラニュー糖の上に水を加えます。
中弱火にかけ、薄茶色に変化するまで混ぜずに加熱します。
所々茶色く変化してきたら、フライパンをゆすってまんべんなく茶色になるようにならします。
濃いめのキャラメル色になったら火を弱めてバナナを一気に加え、手早く混ぜます。
カラメルは高温になっているので、バナナを加える時の飛び跳ねに注意しましょう。
バナナ全体にカラメルが回ったら火を止め、ゴムベラで粗く潰します。
できたらバット等にあけて冷ましておきます。
フードプロセッサーにポマード状のクリームチーズとグラニュー糖を加え、撹拌します。
クリームチーズが冷えているとダマになりやすいので、硬い場合は事前にレンジか湯せんで温めておきましょう。
卵を２～３回に分け加え、その都度撹拌します。
卵が冷たいと分離してもろもろの生地になってしまうので、卵も必ず室温に戻したものを使いましょう。
卵を加えるタイミングで縁や底にたまったクリームチーズをすくって、ムラなく混ざるようにしましょう。
生クリームを加え、撹拌します。
しっかり混ざってダマの無いサラサラの生地になったら、冷ましておいたキャラメルバナナを加え、さらに撹拌します。
ボウルにあけ、薄力粉をふるいながら加えます。
ホイッパーを縦に持ち、できるだけ泡立たないようにぐるぐる混ぜてください。
粉っぽさがなくなって、ダマがなくなるまでしっかり混ぜます。
最後にレモン汁を加えます。
この時もなるべく泡立たないように、ホイッパーを立ててぐるぐると混ぜます。
レモン汁がまんべんなく混ざって、生地に少しとろみがついたら型に流します。
生地を型に流したら、型を持ち上げ、軽く台に落として空気を抜きます。
表面に気泡がある場合は、爪楊枝などでつついて取り除いておきましょう。
できたら予熱しておいた１７０℃のオーブンで６０分～６５分焼成します。
取り出して、生地表面が大きくふるふるするようであれば延長して焼いてください。
焼きあがったら型のまま冷まし、そのまま冷蔵庫で一晩冷やします。
完全に冷え固まったら、ゆっくりと型を外して出来上がりです。
フードプロセッサーを使わない場合は、工程③～⑤を手動で混ぜてください。
その場合キャラメルバナナの塊ができやすいので、キャラメリゼしたバナナは事前にフォークの背等でしっかり潰しておきましょう。
焼成途中で焼き色がつき過ぎる場合は、アルミホイルを被せてください。
表面に焼き色がついていても、型をゆすって生地が大きくふるふる揺れる場合はもう少し加熱が必要です。
火が通っていても多少生地はふるふるしますが、冷えると固まるので、小さく揺れる程度なら取り出して大丈夫です。
カットする時は、温めた包丁で切ると綺麗にカットできます。
カットするごとに包丁は拭き取り、温め直すと断面の美しいケーキに仕上げる事ができますよ。
