抹茶スイーツ

【濃厚しっとりな仕上がり♪】抹茶カステラのレシピ・作り方

調理時間
1時間(焼成時間除く)
費用目安
320円

カステラは、老若男女問わず愛され続けている和菓子。

そんなカステラは、ポルトガルからやって来て日本で和菓子としてアレンジされたそうです。

和菓子として作られる時は大きな木枠を使って一度にたくさんの量のカステラを作りますが、今回はご家庭でも楽しめるように、スクエア型を使って食べやすい量で作りました。

そして和菓子らしくお抹茶を使って、甘味にほんのり香る苦味をプラス。

しっとり甘い生地に抹茶の香りが最高にマッチする一品です。

和菓子作りが初めての方にも作りやすいレシピなので、ぜひ一度チャレンジしてみてください!

材料

材料
分量
Lサイズ4個
焚黒糖(きび砂糖や上白糖でも可)
120g
強力粉
100g
抹茶
8g
はちみつ
40g
お湯
20g

作り方【準備】

1

はちみつをお湯で溶いておきます。

2

強力粉と抹茶は合わせて軽く混ぜておきます。

3

オーブンの予熱は180℃に設定しておきます。

4




型に折りたたんだ新聞紙を巻きます。
 型をぐるりと囲んだら、最後にホチキス留めをして、型にぴったり巻き付けておきます。

5




型に型紙を敷いておきます。
 焼成中大きく膨らむので、型紙は型の高さの倍程度の高さを持たせてセットしてください。

ポイント

・通常、和菓子として作られるカステラは木枠を使って作りますが、今回はブリキのスクエア型を使用するので、熱の入り方を木枠に近付けるため新聞紙を巻いています。

・型の底部分も、同じように熱の入り方を和らげるため、天板を2枚重ねて焼成します。

 天板が無い場合は新聞紙を四つ折り程度に折って底に敷いてください。

 この工程を省くと底からの熱が入り過ぎて、膨らみ過ぎたり割れが多くなってしまうので、天板か新聞紙は必ず準備しておきましょう。

作り方

1




卵を泡立てていきます。
大きめのボウルに卵を入れ、素焚糖を加えたものを湯せんにかけて撹拌していきます。
白っぽくもったりとして、持ち上げるとリボン状に落ちてしばらく消えないぐらいの硬さまで泡立てます。

2




➀を湯せんから外し、合わせておいた粉類の1/3量をふるいながら加え、ハンドミキサーで撹拌します。

3




➁をあと2回繰り返します。
その都度ハンドミキサーの低速で撹拌して、粉気がなくなるまで混ぜてください。

4





最終的に泡立てた卵のボリュームが2/3程度まで落ちますが、それでもよく膨らむので不安がらずに進めてください。

5




準備しておいた型に流したら、中の空気を抜くため型の底を台に2~3回打ち付け、竹串を底まで刺し、縦に切るようにして左から右に往復させます。
同じように右から左へも往復させます。

終わったらもう一度型を台に2~3回打ち付け、気泡を抜きます。

6




予熱しておいた180℃のオーブンに入れ、1分経ったら一旦取り出し、表面に霧吹きで水をかけ、もう一度④と同じ方法で竹串を刺して縦に混ぜながら往復させます。
終わったら再びオーブンに戻し、180℃で10分、150℃に下げて45~50分焼成します。

7




焼きあがったら型を台に打ち付け熱気を抜き、粗熱が取れるまで型のまま冷まします。
粗熱が取れたら型から外し、型紙は付けたままで冷まします。

完全に冷めたら型紙をゆっくり剥がし、側面のデコボコした部分をそぎ落とします。
綺麗な四角になったらお好みで4~5分割に縦にカットします。

8




カットしたものをさらに半分にカットしたら出来上がりです。

ポイント

竹串を刺して混ぜる工程は『泡切り(中混ぜ)』と言って、生地の中の大きな気泡を取り除き、きめ細かな生地にするための工程です。

洋菓子作りには見られない工程で慣れない作業かと思いますが、思い切ってやると大きな空洞の無い綺麗な生地に仕上がりますよ。

焼成中、表面が焦げそうな場合はアルミホイルを被せて焼き色を調整をしてください。

表面に割れや凹凸が見られますが、仕上がりは底の部分を上に持って来るので、綺麗にツルっとした表面でなくても大丈夫です。

焼きあがった生地は、熱いうちに型のまま30cm程度の高さから台に落とし、強くショックを与える事で、冷めた時の腰折れや焼き縮みが防げます。

型の準備等に少し時間はかかりますが、工程は意外と簡単です。

ぜひ一度、気軽にチャレンジしてみてください!