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和菓子

サイリウム(オオバコ)で作る2種のスイーツレシピ

調理時間
35分(冷やしておく時間を除く)
費用目安
200円

「サイリウム」という食品をご存じですか?

サイリウムとは、オオバコ属のプランタゴ・オバタという植物の種子の殻を粉末状にしたもので、食物繊維が豊富な事から、ドラッグストア等で「サイリウム」や「オオバコ」という商品名で健康食品として販売されています。

サイリウムは、炭水化物(糖質)の摂取量を制限する「ケトジェニックダイエット」で小麦粉の代替え食品としてアメリカを中心に流行し、日本でもダイエットに関心の高い方の中で注目されている食材です。

主成分が主に食物繊維で、水を含ませると膨張するため、腸内環境を整える効果と満腹感が同時に得られます。

その他、コレステロールや血糖値の上昇の抑制、便秘の解消など、ダイエット以外での効果も得られます。

特に匂いもなくクセの無いお味で、他の材料の味も邪魔しないので、気軽に飲み物に入れたりお料理に使う事ができます。

そして、このサイリウムの大きな特徴は、水を含むとゼリー状に固まる事。

その特徴を活かして、ゼリー状のスイーツの材料としても使えるのです。

今回は、そんなサイリウムを使ったスイーツを2種ご紹介します。

美味しく食べられて食物繊維もたっぷり摂れて、作り方も簡単なので、ぜひ気軽にお菓子作りにも取り入れてみてください。

材料【サイリウムコーヒーゼリー】

材料
分量
サイリウム(オオバコ)
8g
グラニュー糖
小さじ2
インスタントコーヒー
5g
250ml

材料【サイリウムわらび餅】

材料
分量
サイリウム(オオバコ)
8g
グラニュー糖
小さじ2
250ml
きな粉
適量

ポイント

・コーヒーゼリーとわらび餅の材料は基本的に同じです。

インスタントコーヒーを入れるとコーヒーゼリーに、入れずに仕上げるとわらび餅になります。

・その他水をフルーツジュース等に変えてフルーツゼリー等にも応用できるので、お好みでアレンジしてみてください。

・グラニュー糖はその他砂糖でも代用可能です。

ただし、茶色いお砂糖を使うとわらび餅など透明感のあるゼリーは色が着いてしまうので、その点は注意しましょう。

作り方【準備】

1

タッパーにラップを敷いておく。

作り方

1




コーヒーゼリーを作ります。
鍋に水とインスタントコーヒー、グラニュー糖を加え、火にかけます。
インスタントコーヒーが溶けたらOKです。

2




①にサイリウムを加えます。
サイリウムはダマになりやすいので、少し振り入れては混ぜ、溶けたらまた少し振り入れて混ぜるを繰り返し、4〜5回に分けて加えてください。
この時火はつけたままでOKです。

3




サイリウムを加え切ったら、そのまま火にかけた状態で手を止めずに混ぜ続けます。
最初は液状だったものが、混ぜていくうちにゼリー状に変化してきます。
混ぜ続けて、鍋から剥がれてぷるっとまとまった状態になるまで加熱します。
最終的に少しダマは残りますが、手早く混ぜるとかなりダマは減らせるので、サイリウムを加えた後は、手を止めずに手早く作業しましょう。

4




火からおろしたら、ラップを敷いたタッパーに移します。
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固めます。

5




わらび餅を作ります。
水、グラニュー糖、を火にかけ、工程②〜④と同じ工程で作ります。
鍋から剥がれてぷるっとした塊になったら、こちらもタッパーに移して冷蔵庫で冷やし固めます。
わらび餅自体を甘めに仕上げたい場合は、砂糖の量を増やしてもOKです。

6




冷え固まったわらび餅をバットに移し、きな粉をふりかけてカットします。
カットできたら、カット面にもきな粉が付くようにまぶして出来上がりです。

7




コーヒーゼリーもカットして、グラスに盛り付けたら完成です。
お好みでコーヒーフレッシュやアイスクリームをトッピングしても美味しいですよ。

ポイント

・食物繊維豊富なサイリウム(オオバコ)は、摂取し過ぎるとお腹が緩くなることがあります。

パッケージに書かれてある1日の摂取量を守って食べるようにしましょう。

また、サイリウムはそのまま摂取すると窒息する恐れがあるため、味見程度であっても必ず充分な水分と一緒に摂取するようにしましょう。

・サイリウム(オオバコ)は、商品によっては甘味料が添加されている事があります。

パッケージをよく読んで、甘味料が入っている場合は砂糖の量を調整してください。

・腸に関する持病がある方は、サイリウムの摂取前に医師や薬剤師に相談してから使いましょう。

その他、薬との飲み合わせに注意が必要な薬などもあるので、服用中の薬がある方も、医師に相談してから取り入れるようにしましょう。

・ゼリーというよりこんにゃくゼリーに近いもっちりした食感があるため、高齢者や小さなお子さんは、喉に詰まらせないよう細かくカットして食べる事をおすすめします。

・コーヒーゼリーは細かくカットして牛乳に入れ、クラッシュコーヒーゼリードリンクにするのもおすすめです。

とろっとモチっとしたコーヒーゼリーをすくいながら食べると美味しいですよ。