和菓子

【ふわふわふるふる♪】台湾カステラのレシピ・作り方

調理時間
55分
費用目安
190円

できたての生地をふるふる揺らす動画で一躍有名になった、台湾カステラ。

そのふるふる揺れる台湾カステラを、皆さんも一度は目にしているはず。

今回は、そんなふるふるが楽しい台湾カステラを、家庭サイズの食べやすい大きさで焼いたレシピをご紹介します。

台湾からやって来たこのカステラは、日本のカステラとはまた違った味わいで、どちらかというとスポンジケーキやシフォンケーキに近いきめ細かなふわふわ食感が特徴です。

そんなふわふわ食感に仕上げるポイントは、焼成前の生地の温度。

焼成前の生地がほんのり温かいぐらいで焼成すれば、表面の割れもなくあの焼き立てふるふるのカステラに仕上がります。

一度作って失敗した方も、まだチャレンジしていない方も、ぜひこのレシピであのできたてのふるふるカステラを体験してみてくださいね!

材料

材料
分量
太白ごま油
40g
薄力粉
55g
牛乳
50ml
バニラオイル
適量
Mサイズ4個
グラニュー糖
58g

作り方【準備】

1

卵は卵黄と卵白に分けておく。

2




型に型紙をセットしておく。

ポイント

・今回のレシピは、卵黄生地に卵白で作ったメレンゲを混ぜて作ります。事前に卵黄と卵白に分けておきますが、シフォンケーキのレシピのように、卵白を冷やしておく必要はありません。分けたら使うまでどちらも室温でスタンバイさせておいてください。

・台湾カステラは基本スクエア型で焼きますが、スクエア型は高さがあまり無いため、型より高く型紙をセットしておきます。台湾カステラはその膨らみが特徴なので、膨らんで溢れる事がないようにしっかり高めにセットしておきましょう。型の高さの倍程度が目安です。型紙の一番上の部分を折り返しておくと、倒れる事がないので安心です。

作り方

1




太白ごま油を湯せんにかけます。
熱めのお湯で温め、温度は70℃~80℃まで上げます。
温度計が無い場合は、鍋で湯を沸かしながら湯せんすると充分温まります。

2




太白ごま油を湯せんから外したら、薄力粉をふるいながら加え混ぜます。
泡立てる必要はないので、ホイッパーを縦に持ち、中心からぐるぐる円を描くように混ぜてください。

3




➁のボウルに温めた牛乳を加えます。
牛乳はレンジで数秒温め、手で触れられる程度の温度にしてください。
牛乳を混ぜ終えたらバニラオイルと、卵黄をひとつずつ加え、その都度しっかり乳化するまで混ぜます。
この時も中心からぐるぐる円を描くように混ぜてください。
卵多めの生地なので、卵の匂いが気になる方はバニラオイルを多めに入れてくださいね。

4




この後、卵白を泡立てていきますが、その間卵黄生地の温度が下がらないように、ボウルより一回り小さいボウルにお湯をはり、その上に卵黄生地のボウルを乗せて保温しておきます。

5




卵白を泡立てていきます。
別のボウルに卵白とひとつまみのグラニュー糖を加え、ハンドミキサーの高速で撹拌します。
大きめの泡がたってきたら、グラニュー糖の1/3程度を加え、再び撹拌します。

6




泡が小さくなりクリーミーになったら、残りのグラニュー糖の1/2程度を加え、再び撹拌します。

7




ハンドミキサーの跡がつき始めたら残りのグラニュー糖を全て加え、角の立ったきめ細かいツヤのあるメレンゲになるまで撹拌します。

8




混ぜ過ぎるともそもそした硬いメレンゲになり、卵黄生地とうまく混ざらなくなるため、角の先端が少しだけお辞儀する程度で止めましょう。

9




卵黄生地にメレンゲを混ぜていきます。
③の保温しておいた卵黄生地に、メレンゲをホイッパーでひとすくい取って混ぜます。
この後混ぜるメレンゲとうまくつながるようにするための工程なので、メレンゲはつぶれてしまってもかまいません。
メレンゲの塊が消えるまでしっかり混ぜましょう。

10




残りのメレンゲに卵黄生地を流し、ゴムベラに持ち替えて混ぜます。
ゴムベラは縦に入れて、底から返すように持ち上げてボウルを90度回し、それを数回繰り返します。
メレンゲの塊が見えなくなったら混ぜ終わります。
この工程では、メレンゲの気泡をなるべく潰さないように手早く混ぜてください。

11




型より大きなバット等に布巾を敷き、型を乗せて50℃程度のお湯を型の1/3程度の高さまで入れます。
湯せんの温度が高いと表面が割れる原因になるので、沸かしたてのお湯は使わないようにしましょう。

12




生地を準備しておいた型に流し、表面を少しならします。

13




予熱しておいた150℃のオーブンで60分焼成します。
表面に焼き色がついて、竹串を刺して何もついてこなければ出来上がりのサインです。
焼けたらすぐに型から外し、型紙を外したら出来上がりです。

ポイント

※できたてはホカホカで美味しいですが、冷まして冷蔵庫で冷やしてもふわふわ食感は変わらないので、食べきれなかった分は冷やして食べるのもおすすめです。

※半分にスライスして生クリームを挟むのもおすすめです。ふわふわの優しい甘さの生地に、生クリームのミルク感が相性抜群です。

シンプルだけど、どこか懐かしい味がする台湾カステラを、ぜひ一度作ってみてください。