【お菓子雑学】柏餅の葉っぱは食べる?残す? みんなの疑問をここで解決!|柏餅 葉っぱ 食べるとどうなる?
毎年4月頃から和菓子店に並び始めるお楽しみの和菓子と言えば、端午の節句の祝い菓子である「柏餅」。
おいしい柏餅を食べる時、「あれ?葉っぱはどうすればいいの?」と思ったことのある方は多いのではないでしょうか。
葉っぱはただの飾り?!
そもそも柏餅の葉っぱは何のためについているの???
今回はそんな柏餅の葉っぱの謎に迫ってみましょう。
今日はこどもの日だから
柏餅食べました~😆✨私は白のつぶあんが1番
好きです*(๑•ω•๑)/*#こどもの日 pic.twitter.com/qjaxZuhFuj— Rina@ポケモン&趣味 (@Rinachuu0430) May 5, 2019
目次
柏餅の葉っぱは何でできている?
柏餅が包まれている葉っぱは、その名の通り柏の葉です。ではなぜ柏餅は柏の葉っぱに包まれるようになったのでしょうか?
柏餅の葉っぱの由来
端午の節句の際関西では粽を、関東では柏餅を食べることが多いようです。柏餅は江戸時代から端午の節句のお菓子として広まりました。柏の葉っぱは新芽が出るまで古い葉っぱが落ちないところから、「家系が絶えずに続くことを反映しているようで縁起が良い」と江戸の武家に好まれるようになったのです。
ちなみに柏餅に使われる「柏の葉」ですが、関東ではその名の通り柏の葉っぱを使っていますが、関西では別の葉っぱを使用する地域もあります。
今日は #こどもの日 ですね。百花園の #カシワ の木の下では、小さな子が『この葉っぱが落ちたら柏餅になるの?』と言っていてキュンとしました(*’ω’*)ステキな発想(*’▽’) ちなみに #柏 の木は新芽が出るまで古い葉が枝から落ちないという特徴から、子孫繁栄の縁起物として用いられているそうです。 pic.twitter.com/OBh1FQTEaO
— 向島百花園 (@MukoujimaGarden) May 5, 2019
柏餅の名前の由来と代用の葉っぱとは
柏の葉は古代には食事を運ぶものとして使用されてきた歴史があります。しかし地方によって自生する木が異なるため、食事のときに使われていた葉もそれぞれです。例えば長野県では朴葉が多く利用されていましたし、西日本ではサルトリイバラが多く利用されていました。
こういった食べ物をのせたり包んだりするのに使っていた葉はすべて「炊葉(かしわば)」と呼ばれており、これが柏餅の名前の由来ではないかと考えられています。
#亀屋万年堂@自由が丘:やっぱり行列が出来る店で買ってしまった柏餅。美味しい!^_^ pic.twitter.com/3HAUf5dP11
— 田澤リュウ (@chikointernatio) May 5, 2019
柏の葉っぱの裏表の違い
柏の葉っぱには裏と表で違いがあります。表面はツルツルしており、裏面はザラザラしているのです。昔はこの違いを利用し、中に入っている餡が一目でわかるように区別していたのだそうです。
柏餅に入っている餡は、主にあずきと味噌の2種類。しかし外から見ただけではその違いはわかりません。そこで葉っぱの表裏で一目でどちらの餡を使用しているのかがわかるようにしたのです。
明日5月5日は「子どもの日」です。
今の小学生に
「5月5日は、何の日ですか?」
と聞いても、分からないそうです。鯉のぼり🎏を飾る家が少なくなり、柏餅を食べ「男の子の節句」をお祝いしなくなりました。
柏の葉は、新芽🌱が出るまで葉が落ちないことから「家系が途絶えない」という意味です。 pic.twitter.com/YguEMh4f21
— 平塚漢方堂 (@hiratuka_kanpou) May 4, 2019
柏餅の葉っぱにはこんな効果も
柏餅の葉っぱはただ縁起がいいだけで巻かれているのではなく、そのほかにも様々な効果があるそうです。
・香りをつける
柏の葉にはフィットンチッドという成分が含まれており、リラクゼーション効果のある香りを放っています。
・抗菌作用がある
柏の葉に含まれるオイゲノールという成分には抗菌作用があります。
・保湿
葉っぱで餅を包むことで、餅の乾燥を防ぎます。
今日は子供の日🎏
柏餅
柏は新芽🌱が出るまでは落葉しないので「代が途切れない」縁起物として5月の端午の節句🎏のお祝いとして食べられます。
柏の葉の香りはフィトンチッドで森林浴効果があり、抗菌、消臭効果もあります。
もち米は体を温め、小豆は水分代謝を整えます。 よい子供の日で! pic.twitter.com/r8DSyn2RWk
— 土屋幸太郎@土屋薬局 山形県東根市 (@tutiyak) May 4, 2019
他にも手を汚さずに食べられるという効果が挙げられますね。
柏餅の葉っぱは食べられる?食べられない?
では柏餅の葉っぱは食べることができるのでしょうか?
柏餅に使われる葉は、食べられるように処理はしてあるため食べても問題はないそうですが、葉っぱも厚く固めなのであまりおいしくはありません。
もともと食べるために巻いてあるものではないようなので、食べないことをおすすめします。
どうしても柏餅の葉っぱまで食べたい人は、蒸し器や電子レンジで蒸したり、柏餅を食べる前に水や熱湯に浸すと葉っぱがしんなりして食べやすくなります。
「柏餅(かしわもち)」
あんが入った餅を、柏の葉で包んだ柏餅。
新芽が出るまで、古い葉を落とさない(絶やさない)柏は
子孫繁栄の縁起物とされています。暦生活https://t.co/oRp7UTgXDV #暦生活 #柏餅 #柏の葉 #縁起物 #こどもの日 #暮らし #生活 pic.twitter.com/tGeLOnp1QC
— 暦生活 (@543life) May 5, 2019
柏餅の葉っぱは関西(西日本)と関東(東日本)で違うの?
柏餅の葉っぱは、地域によって異なるそうです。
一般的には関西ではサルトリイバラ、関東では柏の葉を使用します。
関西では近くの山で柏の葉っぱが手に入りにくく、代用としてサルトリイバラの葉っぱを使うことが多いとか。
このほかにも地域によって違った葉を使っていることがあるようなので、調べてみると面白いかもしれませんね。
Smilax china サルトリイバラ、多年生低木。東アジアに分布し、根茎は煎じて服用すれば腫物やできものに効果があると言われる。名前の由来は、この植物の藪に追い込まれた猿は棘や絡まった蔓で身動きが取れなくなるという話から。また関西方面ではこの葉を柏餅のように餅を包むのに用いるらしい。 pic.twitter.com/pcQ3I9jZxB
— 草木のこと (@herecomethewar1) July 3, 2019
葉っぱも準備して柏餅を作ろう!レシピ紹介
いつもは和菓子屋さんやスーパーなどで買って食べることの多い柏餅。
実は作るのに材料もさほど多くなく、変わった素材も使わないので(柏の葉っぱ以外!)、おうちでも作りやすいお菓子と評判です♪
ぜひレシピを参考に作ってみてはいかがですか?
https://www.kurashiru.com/recipes/5052cdaf-7ffc-46e4-af21-2631e330398b
https://cookpad.com/recipe/5062346
意外と簡単に作れてしまうのです。柏の葉っぱはインターネット等の通販で簡単に入手できます。
葉っぱ繋がりで言えば「桜餅」も気になる!葉っぱは食べる?食べない?
葉っぱが巻いてある和菓子と言えば桜餅。
桜餅の葉っぱも食べられるのか気になるところですが結論から言うと「食べられます」!
これはご存知の方も、当然食べてるよ!という方も多いと思います。
桜餅には、食用として塩漬けされた葉っぱが巻かれていますし、桜の葉自体も薄くて柔らかいので美味しく食べる事ができ、食べても問題はありません。
しかし、なんと、全国和菓子協会では「食べないことを推奨」しているらしいのです。
「桜餅は葉っぱごと食べる」派としては驚きの事実です。
その理由はというと、「葉っぱを外したほうが本来のお菓子の味を感じられるため、より風味がするため」ということのようです。
たしかに、お菓子部分だけをいただくように職人さんが作っているのならその食べ方がベストですね。
もし購入する場所が和菓子屋さんでしたら、勇気を出してお店の方に聞いてみるというのがオススメ。
お店によっては美味しく桜の葉っぱも食べられるようにと、塩漬けにもこだわっているお店もあるかもしれません。
是非、柏餅も桜餅も、一番美味しく食べられる食べ方で楽しんでみてください♪
柏餅の葉っぱのまとめ
いかがでしたか?
葉っぱは食べることもできなくはありません。
食べやすさや見た目の向上だけでなく、柏餅の葉っぱには色々な効果があったのには驚かされますね。