『タルト』といえば、タルト生地を仕込み、丁寧に型に敷き込んで重しをして焼成する、ちょっと手間のかかるイメージがあるのではないでしょうか？
確かに手間はかかります。生地は緩過ぎても硬過ぎてもダメ。敷き込み作業は型にきっちり沿わせないと、あの綺麗なタルト型にはなりません。
ですが、その分綺麗に出来上がった時の喜びはひとしお。
そして、バターの味がしっかりきいた、手作りでしか味わえない美味しいサクサクのタルト生地が出来上がります。
今回は、しっかり基本のタルト生地を作って、あとは焼成不要のレアチーズ生地を流し、冷やすだけのレアチーズタルトです。
ジャムを使ってマーブル模様をつければ、デコレーション無しでも華やかなタルトに仕上げる事ができます。
このタルト生地が作れるようになれば、色んなタルトにアレンジできるので、ぜひチャレンジしてみてください☆
タルト生地用バターと卵は室温に戻しておく。
タルト生地用の薄力粉とアーモンドプードルは合わせて軽く混ぜておく。
オーブンは１８０℃に予熱しておく。
レアチーズ生地の材料は全て室温に戻しておく。
粉ゼラチンは大さじ１杯の水（分量外）にふり入れてふやかしておく。
室温に戻したバターに粉糖を加え、なめらかなクリーム状になるまで混ぜる。
➀に卵を２〜３回に分け加え、その都度なめらかになるまで混ぜる。
合わせておいた薄力粉とアーモンドプードルをふるいながら加え、粉気がほとんどなくなるまでサックリ切るように混ぜる。
※ゴムベラを縦に持ち、切るように混ぜるのがポイントです。
※続けて混ぜていくと粉気がなくなり、生地がまとまってきます。
まとめて形を整えた④を半量に分け、それぞれラップに包んで冷蔵庫で一晩寝かせる。
※今回使うのは半量のみなので、残りの半量は冷凍保存して、次回のタルトかクッキー生地としてお使いください。
⑤をラップとラップの間に挟んで、アクリルルーラーを使い厚さ３ｍｍの円形のに伸ばしていく。
※生地を回転させながら伸ばしていくと、円形に伸ばしやすいです。
上面のラップを剥がし、ひっくり返してタルト型に乗せ、ラップを剥がし、生地が型の内側に収まるように立てる。
※夏の暑い時期は生地が柔らかくなりやすいので、緩んだらその都度冷蔵庫で一旦冷やすと作業しやすくなります。
型の底の角にしっかり生地が沿うように押し込み、側面の生地も大きなシワのないように型に沿わせる。
余った生地は型からはみ出るように広げ、麺棒を使ってカットする。
※余った生地はクッキーにしても美味しいです。
型と生地の間に隙間がないように、型と生地を指で挟んで密着させていく。
※余った生地が上にはみ出てきますが、焼き縮みするのでカットせずそのままで大丈夫です。
フォーク等で底にまんべんなく穴を開け、冷蔵庫で１時間以上冷やす。
⑩にアルミホイルを敷き、重しを乗せて、１８０℃のオーブンで１０分焼成する。
一旦取り出して重しを外したら、さらに１０分焼成し、底にうっすら焼き色がつくまで焼く。
オーブンから取り出したら、型のまま冷ましておく。
クリームチーズはレンジで軽く温め、軽い力で混ぜられるぐらいの柔らかさにしておく。
そこにグラニュー糖とヨーグルトも加え、なめらかなクリーム状になるまで混ぜる。
生クリームとふやかしたゼラチンをレンジで温めて、溶かして合わせたものを⑫に加え、ムラのないようにしっかり混ぜる。
※この時クリームチーズが冷たいとゼラチンが反応して所々ダマになりますが、レンジで温めると溶けてダマがなくなります。
最後にレモン汁を加え、よく混ぜたらタルト生地に流す。
※この状態で冷蔵庫で冷やして完成させる事もできます。
いちごジャムと水小さじ１をフライパンに入れ、火にかけて煮詰める。
とろみがついて、ソース状になったら火からおろす。
レアチーズ生地の上にいちごソースを点々と落す。
竹串で円を描くようにランダムにマーブル模様をつけていく。
冷蔵庫で２時間以上冷やし固めたら出来上がり。
いちごソースは、ブルーベリージャムやラズベリージャムに変えても彩りが良く美味しいので、お好みのジャムでアレンジしてみてください。
チーズが濃厚で、ジャムの甘酸っぱさがアクセントになるので、別添えのソース無しでも美味しいです。
タルト生地は、仕上げた当日はサクサクに、翌日ならしっとりした食感が楽しめます。
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