タルト

【プロ級!本格的な仕上がり】モンブランタルトのレシピ・作り方

調理時間
2時間10分
費用目安
2,147円

お菓子作りの中でも、憧れのお菓子と言えば『モンブラン』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

マロンペーストをたっぷり使って飾られた、その豪快で華やかな見た目に、誰しも心が踊ります。

今回は、中でも難易度の高いプロ級のモンブランタルトにチャレンジしてみましょう。

工程は大きく分けて3つ。

タルト生地作り、アーモンドクリーム作り、マロンクリーム作り、その3つを組み立てて、ようやくモンブランタルトが出来上がります。

手が込んでいるからこそ、出来上がった時の喜びは大きく、プレゼントにも大変喜ばれますよ。

そして、缶詰のマロンクリームと市販のむき栗を使用しているので、栗の季節以外でも作れます。

濃厚なマロンクリームとラム酒のきいたプロの味に、ぜひあなたもチャレンジしてみてください☆

材料【タルト生地】

材料
分量
無塩バター
54g
粉糖
36g
全卵
15g
アーモンドプードル
18g
薄力粉
75g
ひとつまみ

材料【アーモンドクリーム】

材料
分量
無塩バター
50g
粉糖
50g
全卵
50g
アーモンドプードル
50g
栗の渋皮煮やむき栗
お好みで追加してもOK

材料【土台用ホイップクリーム】

材料
分量
生クリーム
150g
グラニュー糖
10g

材料【マロンクリーム】

材料
分量
マロンペースト(今回は加糖の缶詰を使用)
230g
バター
20g
生クリーム
20g〜
ラム酒
小さじ1〜お好みで
飾り用の栗(栗の渋皮煮・マロングラッセ・むき栗・甘栗など)
適量

作り方【準備】

1

バターと卵は全て常温に戻しておく。

2

タルト生地用の薄力粉とアーモンドプードルは、合わせて軽く混ぜておく。

3

タルト生地用のオーブンの予熱は180℃に設定しておく。

4

重し用のアルミホイルを、タルト型より一回り大きくカットしておく。

作り方【タルト生地】

1




タルト生地を作る。
室温に戻して柔らかくしたバターに粉糖と塩を加え、なめらかなクリーム状になるまで混ぜる。

2




➀に室温に戻しておいた卵を2〜3回に分け加え、その都度しっかり乳化するまで混ぜる。

3




➁にアーモンドプードルと薄力粉をふるいながら加え、粉気がなくなるまで切るように混ぜる。
※粉気が少し残っていても大丈夫なので、混ぜ過ぎないように注意してください。

4




③をラップに包み、冷蔵庫で一晩寝かせる。

5




④を指で強く押すと跡がつく程度の柔らかさに戻し、上下をラップで挟んでアクリルルーラーを使って3mm厚さの円形に伸ばす。
※生地を少しずつ回転させながら伸ばすと綺麗な円形になります。

6




上側のラップを剥がし、上下をひっくり返してタルト型に乗せる。
ラップを剥がしながら生地を型の内側に入れ込み、軽く型に沿わせる。

7




型からはみ出た生地を、麺棒を転がしながらカットする。

8




型と生地を親指と人差し指で挟むように密着させ、隙間をなくす。

9




余った生地が型からはみ出てきますが、焼くと縮むので、はみ出るぐらいで大丈夫です。

10




底にフォーク等でまんべんなく穴をあけ、冷蔵庫で2時間以上冷やす。

作り方【アーモンドクリーム作り〜焼成】

1




アーモンドクリームを作る。
室温に戻したバターに粉糖、アーモンドパウダー、卵の順に加え、それぞれしっかり乳化させる。

混ぜ終わったら丸口金をセットした絞り袋に流す。
※クリームは柔らかいので、流れ出ないよう口金の入口付近をクリップ等で留めておくと後で使いやすいです。

2




タルト生地とアーモンドクリームを焼成する。
冷やしておいたタルト生地にアルミホイルと重しを乗せ、予熱しておいた180℃のオーブンで10分焼成する。

3




薄く焼き色が付いたら重しとアルミホイルを外し、さらに7〜8分焼成する。
※アルミホイルを外す際、生地が柔らかくなっているので、傷つけないよう優しく外してください。

底にも薄く焼き色がついたら型のまま冷ます。

4




粗熱が取れたタルト台に、アーモンドクリームを円を描くように絞り出す。

5




栗を入れる場合はカットした栗を乗せ、タルト生地にすでに焼き色が付いている場合は細長くカットしたアルミホイルで囲んでおく。

6




予熱しておいた180℃のオーブンで20〜25分、焼き色がつくまで焼成する。
焼きあがったら型のまま冷ましておく。

完全に冷めたら型から外す。
※底はパレットナイフ等を差し込んで外してください。

作り方【マロンクリーム】

1




マロンペーストに室温に戻したバターを加え混ぜ、バターが見えなくなったら生クリームを少しずつ加え、絞り出せるぐらいの柔らかさに調整する。
※ゴムベラで混ぜた時、少しの力で混ぜられるぐらいが目安です。

最後にラム酒を加えて馴染ませる。

2




裏ごしする。
※モンブランクリームを星口金等で絞り出す場合は省いても大丈夫ですが、モンブラン口金で絞り出す場合は一度裏ごしすると詰まる事なく綺麗に絞り出せます。

3




組み立てる。
土台用の生クリームにグラニュー糖を加え、冷水にあてて9分立てまで泡立て、丸口金をセットした絞り袋で⑮の上に絞り出す。
山型になるよう3回に分け、一段目、二段目、三段目と上にいくにつれ円を狭くして乗せていく。

4




モンブラン口金をセットした絞り袋に⑰のマロンクリームを詰め、ホイップクリームを覆うように絞り出す。(1回目)
※1回目は完全にホイップクリームが隠れなくても大丈夫です。

5




さらにもう一度、1回目のマロンクリームの上に絞り出す。
※1回目の時に覆いきれなかった部分を狙いながら絞り出すと綺麗に仕上がります。

6




粉糖をふりかけ、お好みで栗やケーキピックを飾ったら出来上がり。

カットすると、時間が経ってもサクサクのタルト生地に、しっとり甘いアーモンドクリームと濃厚なマロンクリームが重なって、綺麗な美味しさの層が出来上がります。

ポイント

綺麗に作るコツは、タルト生地をしっかり型に密着させる事と、マロンクリームの裏ごし作業。

少しの手間ですが、仕上がりが断然違ってきますので、ぜひ取り入れてみてください。

よくある質問

アーモンド生地とは

アーモンド生地(Almond Paste)は、主にアーモンドと砂糖を混ぜ合わせて作られるペースト状の製品です。これは製菓用の材料として広く使われ、特に菓子やペストリーの風味付けや成形に用いられます。

クレームダマンドとは

クレームダマンド(Crème d'amande)は、アーモンドベースのクリームで、洋菓子やペストリーのフィリングとしてよく使用されます。このクリームは、以下のような特徴を持っています:

  1. 主成分:クレームダマンドは、通常、アーモンド粉、砂糖、バター、卵を主な材料として作られます。これらの材料が混ぜ合わされ、滑らかで風味豊かなクリームを形成します。
  2. 風味:アーモンドの風味が強調されており、やや甘く、リッチな味わいです。時には、ラム酒やバニラエッセンスなどの風味付けのための追加の成分が含まれることもあります。
  3. 使用方法:クレームダマンドは、タルト、クロワッサン、ブリオッシュ、パン・オ・ショコラなど、さまざまな焼き菓子やペストリーのフィリングとして使用されます。特にアーモンドタルトやフランジパン(フランス風アーモンドケーキ)には欠かせない材料です。