ピスタチオを食べ過ぎると太る?注意すべきデメリットと栄養・効果について

ピスタチオはおつまみや、焼き菓子の風味付けなど幅広く使用されていますが、「食べ過ぎると太るのではないか」という意見が多いことがわかりました。

本記事では、ピスタチオを食べる際の注意点や食べ過ぎによるデメリット、またピスタチオを食べることで摂れる栄養やその効果について解説します。

ピスタチオの理解を深め、効果的に食べましょう。

ピスタチオを毎日食べると体に悪いって本当?

ピスタチオのアイスクリーム

「ピスタチオを命日食べると体に悪いのではないか?」という意見があるように、ピスタチオを毎日過剰に食べていると体調不良を引き起こしやすくなることが分かりました。

続いて、ピスタチオの食べ過ぎにより起こるデメリットを4つ詳しく解説していきます。

ピスタチオの食べ過ぎによる4つのデメリット

テーブルに乗ったピスタチオ

ピスタチオの食べ過ぎにより引き起こされるデメリットは、主に以下の4つです。

・消化不良や腹痛を引き起こす
・高カロリーで太りやすい
・肌荒れを引き起こすリスク
・肝臓の持病を持つ方は注意

それぞれのデメリットについて、解説していきます。

消化不良・腹痛

ピスタチオに豊富に含まれている「不溶性食物繊維」は、通常であれば水分と一緒に摂ることで便のかさを増やし、ぜん動運動によって排便効果を促します。

しかし、ピスタチオには水分がほとんど含まれていません。

そのためピスタチオばかりを食べていると、不溶性食物繊維ばかりが腸内に溜まっていくことでかえって逆効果となり、便秘が悪化したり消化不良や腹痛、下痢を引き起こす可能性があるのです。
ピスタチオを食べる際は、なるべく水分なども一緒に摂るように注意して食べるようにしましょう。

太る

ピスタチオは、可食部100gあたりカロリーは617kcal・脂質は56.1g(※1)とカロリーも脂質も高いことが分かります。

そのため、ハイカロリー・ハイ脂質のピスタチオを食べ過ぎてしまうことは、当然太ってしまう原因となるのです。

ピスタチオは油で揚げたもの、バターで味付けされたり塩がまぶしてあるものもあり、美味しいからとついつい食べ過ぎてしまいがちです。

小皿に少しずつ取り分けて食べるなどし、食べ過ぎないように注意しましょう。

(※1 参考:文部科学省 食品成分データベース

肌荒れ

誰もが一度は経験したことがあるニキビができてしまうのは、皮脂の過剰分泌も原因のひとつということは知っていますか?

先ほど述べたようにピスタチオには油で揚げられているものも多いです。酸化した油は体にも肌にも悪く、肌荒れや肌の衰えの原因になります。

また、もともとピスタチオは脂質が多いうえに油で揚げるとなると、肌荒れの原因である皮脂を多く分泌してしまいますよね。

ピスタチオを購入する際は、揚げたものではないかを確認して選ぶようにしましょう。

腎臓の持病がある人は要注意

ピスタチオの可食部100gあたりのカリウムの含有量は970mg(※2)と、カリウムが豊富に含まれていることが分かります。

そのため、腎臓に疾患がありカリウムの制限を受けている方は、特に注意が必要です。

通常だと尿からカリウムが排出されますが、腎臓に疾患があるとうまく排出できずに体内にどんどんカリウムが溜まってしまい危険です。

ピスタチオ を食べる際には、かかりつけ医に相談するようにしましょう。
(※2 文部科学省 食品成分データベース

ピスタチオを食べ過ぎないための一日の適量は?

ピスタチオのケーキ

ピスタチオは1粒あたり約0.7g、25粒分の重さ17.5gのカロリーは108キロカロリーです。

厚生労働省は、1日の間食は200キロカロリーが好ましい(※3)と発表しています。

そのため、間食の半分のカロリーをピスタチオで摂ると仮定するとピスタチオは1日25粒程度にしておきましょう。

そうすることで、残りの半分のカロリーを果物などから摂るようにし、健康面・栄養面に考慮した偏らない間食を心がけることができます。

(※3 厚生労働省

ピスタチオの嬉しい栄養や効果【男性編】

緑のピスタチオ

日々忙しく、健康面や体調面まで気にかける余裕のない男性も多いのではないでしょうか。
ここからはピスタチオを食べることで得られる嬉しい栄養や効果【男性編】の3つを解説していきます。

・血管が健康に
・睡眠の質が上がる
・老化防止

 

ぜひ、参考にしてみてください。

血管が健康に

ピスタチオには不飽和脂肪酸が含まれています。不飽和脂肪酸は悪玉菌を減らし、血液が固まるのを防ぐので、血行を良くする働きがあります。

血行が良くなることにより、体の隅々まで血液や栄養が行き渡るため、結果血管が健康になるのです。

睡眠の質が上がる

ピスタチオにはビタミンB6が含まれています。

ビタミンB6は、タンパク質をアミノ酸に分解するサポートをし、GABAをはじめとする神経伝達物質の合成に働きます。

また、脳の細胞に対して興奮を抑える働きもあり、睡眠の質を上げ1日の疲れをリセットすることができるのです。

しかし、睡眠の質を上げるためにはピスタチオを食べるタイミングには注意が必要です。

睡眠の質を上げたいからといって、寝る前に食べてはいけません。

なぜなら、寝る前に食べてしまうと消化の方にエネルギーを使ってしまい、体が活動状態になってしまい睡眠の質が下がってしまうからです。

後ほど詳しく解説していきますが、ピスタチオは食前や食事中に食べるようにしましょう。

老化防止

ピスタチオに含まれる「β-カロテン」と「ルテイン」は、抗酸化作用によって活性酸素を除去し細胞を若々しく保ちます。

抗酸化作用は体内で生成されるものではなく、年齢とともに減少してしまうため積極的に補っていく必要があります。ピスタチオをうまく取り入れて老化を防止していきましょう。

ピスタチオの嬉しい栄養素や効果【女性編】

ピスタチオのケーキ

続きまして、ピスタチオを摂ることで得られる嬉しい栄養素や効果【女性編】について、主に3つ解説していきます。

・便秘予防
・むくみ予防
・美髪・美肌効果

便秘予防

ピスタチオは、可食部100gあたり9.2gの食物繊維が含まれています。

食物繊維は水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」がありますが、ピスタチオは水溶性食物繊維が0.9g、不溶性食物繊維が8.3gと、不溶性の方が多いのが特徴です。(※4)

先ほど解説したように、不溶性食物繊維は水分を吸収して便のかさを増し、ぜん動運動を促します。そのため排便をスムーズにする効果が期待でき、便秘の予防・解消に効果的です。

また、不溶性食物繊維だけではなく、ピスタチオに含まれている「オレイン酸」も便秘に効果的。オレイン酸は小腸で吸収されづらく、腸に直接刺激を与えることで腸の働きが活性化され、便秘解消・予防に繋がるのです。
(※4 文部科学省 食品データベース

むくみ予防

むくみは、体の塩分濃度を薄めようとして体内に水分を多くため込んだり、冷えにより血流が悪くなることによって引き起こります。

ピスタチオ100gあたりカリウムは970mgとたくさん含まれます。カリウムは体内の余分な塩分・水分を排出してくれるためむくみの予防・解消に効果的なので、むくみが気になる方は摂るようにしましょう。

美髪・美肌効果

ピスタチオには「β-カロテン」、「ビタミンE」「ルテイン」が豊富に含まれています。
β-カロテンは必要に応じて、体内でビタミンAに変換されるのが特徴です。

ビタミンA、ビタミンは肌の老化を防いだり、アンチエイジングの効果があることから、別名「抗酸化ビタミン」と呼ばれます。

注意点は、光に弱い成分のため、十分な効果を得るためにも直射日光を避けるなど保管方法には気をつけましょう。

脂肪燃焼効果でダイエットにも効果あり?

 

ピスタチオに含まれている「オレイン酸」や「リノール酸」。これらの成分は基礎代謝をアップさせるので、効率よく脂肪燃焼をし、ダイエットに期待できます。

ピスタチオは脳が元気になるとも言われている

ピスタチオは脳が元気になると言われている

脳が元気になると言われているのは、ピスタチオには「不飽和脂肪酸」「β-カロテン」が含まれているからです。

不飽和脂肪酸は血流を促進する効果があるため、血管の負担を減らします。また、β-カロテン抗酸化作用もあり、血管の硬化を防ぐため結果的に脳への負担を減らすので元気になると言われます。

ピスタチオの効能を発揮しやすい食べるタイミングは?

ピスタチオの入ったサラダ

先ほど解説したように、ピスタチオを食べるタイミングは「食前」もしくは「食事中」がオススメです。

食前に食べることでコレステロール値が減ったり、食事中に合わせて食べることで食事中の血糖値の上昇が抑えられます。

効能を発揮させるためにも、食べるタイミングには気をつけましょう。

ピスタチオは子供も食べて良いの?

ピスタチオのケーキ

ピスタチオは殻が硬く、子供がしっかりと噛み砕くことは難しいです。しっかり噛み砕けないと、喉につまり窒息してしまう危険もあります。

消費者庁でも「5歳以下にはあげないように」(※5)と注意喚起を行っていることから、子供が食べる際は大人が見守るなど、十分に注意が必要です。
(※5 参考:消費者庁

ピスタチオを上手に摂取しよう

袋に入ったピスタチオ

 

これまでにピスタチオについてさまざまな視点から解説してきました。

ピスタチオの正しい知識を身につけて、健康な身体を手に入れましょう。

ginchanジンジャーブレッドちゃん 愛称:ジンちゃん

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