蜂蜜は太るって本当?ダイエット効果や方法を解説

パンに塗ったり、コーヒーに入れたりと蜂蜜には様々な利用方法があります。

コクがあり栄養満点の蜂蜜ですが、こんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

糖分が高さそう?
ひょっとして食べすぎると太るのでは?
毎日コーヒーに入れているけど大丈夫?

蜂蜜は食べすぎると太るのか?ダイエット効果の実際のところと、メリットについて解説していきます。

蜂蜜を食べ過ぎるとどうなるの?ダイエット効果は?

蜂蜜についての前提ですが、主成分は糖分です。

砂糖をとりすぎると太ると言われていますが、蜂蜜は砂糖よりはカロリーが低いですが糖分であることには変わりはありません。

ダイエット効果としては、低カロリーで甘さを感じることができるため、炭水化物を制限しているダイエットには相性が良いです。

しかし、蜂蜜に関連したダイエットは、間違えばかえって太る原因にもなりますので、注意が必要になります。

蜂蜜の6つのメリット

ここからは、ダイエット効果などは一旦忘れて、蜂蜜のそもそものメリットについて6つまとめます。

蜂蜜は、とても甘くて美味しいのにダイエットに効果があると聞いたことはありませんか?

蜂蜜はただ甘くて美味しいだけではなく美容や健康に嬉しい栄養が豊富に含まれるため、蜂蜜を食べると体に嬉しいメリットがたくさんあります。

本記事では、蜂蜜を食べるメリット6つと、痩せる効果があるのかについて紹介します。

咳や喉に良く風邪予防に

蜂蜜は、咳や喉に良いイメージはありませんか?よく蜂蜜が使用されているのど飴を目にしますよね。

蜂蜜に含まれる酵素は消化や抗菌、抗ウイルス作用があるため、喉の痛みや咳に効果的です。そのため、日頃から蜂蜜を摂取することで風邪の予防になります。

美容に嬉しい保湿効果

蜂蜜にはビタミンCやビタミンB2,B6、ポリフェノールなどの成分が豊富に含まれています。

これらの成分が直接肌に働きかけることにより、肌にハリが出たりシミやそばかすを予防するなど、美容に嬉しい効果が期待できます。

また、美肌に必要不可欠な強い保湿効果を持つビタミンB2が含まれているのも嬉しいポイントです。

抗菌殺菌作用がある

蜂蜜の中でも、「マヌカハニー」には強力な抗菌・殺菌作用があります。

マヌカハニーだけに含まれている「メチルグリオキサール」という成分が、体内の病原菌や悪玉菌の抑制、除去に期待ができるからです。

日頃から食べる習慣をつけておくと良いでしょう。

腸内環境を整える

腸内のビフィズス菌を増やし悪玉菌の増殖を抑制してお通じを促す作用を持つ「オリゴ糖」と「グルコン酸」。

蜂蜜には、これらの腸内環境を整える栄養素がたくさん含まれており、腸内のぜん動運動が促されることで整腸効果や便秘解消など腸内環境を整えます。

砂糖よりも少ない量で甘さを感じる

はちみつは、砂糖に比べると約1.3倍もの甘さがあります。

蜂蜜と砂糖をそれぞれ大さじ1杯(約20g)の場合、蜂蜜のカロリーは60.6kcalに対し砂糖は76,8kcalです。

また、糖質についても蜂蜜は16.4gに対して砂糖には19.9g含まれています。

日頃の料理で砂糖の代わりに蜂蜜を使うと、カロリーと糖質を抑えることができて無理なくダイエットができます。

血糖値が上がりにくく安定しやすい

蜂蜜は、砂糖などの甘味料に比べるとGI値(炭水化物が分解され、糖に変わるまでの速さを表した数値)が低いです。

そのため蜂蜜を食べても血糖値は緩やかに上昇するため、インスリンの過剰分泌を抑え脂肪がつきにくくなります。

血糖値の上昇が早い食材を食べてしまうと、ドカ食いの原因になるインスリンが過剰分泌されてしまい、消費までに時間がかかります。

すると体内に糖が溜め込まれ、いつしか脂肪となり結果的に太ってしまうのです。

寝る前に大さじ1杯「夜はちみつダイエット」

蜂蜜は寝る前に大さじ1杯食べると、脂肪の分解を促す成長ホルモンが多く分泌されダイエットにつながるといわれています。

しかし、「甘い蜂蜜を寝る前に食べて大丈夫なのか?」と疑問に思いますよね。

続いては、夜はちみつダイエットをする際のポイントを紹介します。

食べるタイミングと量

夜はちみつダイエットをする場合、寝る前30分〜1時間前に大さじ1杯のはちみつを食べるようにしましょう。

タイミングを守ると、血糖値や自律神経の乱れを整えて睡眠の質を上げ、成長ホルモンがより多く分泌されることで脂肪燃焼効果が高まります。

つまり、寝ている間に脂肪がどんどん燃焼されていくのです。

また、寝る時間帯も重要です。成長ホルモンが分泌されやすい午後10時〜午前2時までのゴールデンタイムに布団に入るように心がけましょう。

夜はちみつダイエットの注意点

夜はちみつダイエットの注意点は、主に3つあります。

①:カフェインと一緒に摂らないようにしましょう。

先ほど紹介したように、寝る前30分〜1時間前にはちみつを摂るダイエットです。

寝る前にカフェインを摂ることで睡眠の質が下がってしまうと、成長ホルモンの分泌を妨げてしまいます。

蜂蜜をそのまま食べるのが難しいのであれば、白湯に溶かして飲むようにしましょう。

②:国産の純粋蜂蜜を選ぶようにしましょう。

加糖蜂蜜や、精製蜂蜜にはショ糖や水飴を加えて甘さを足しています。これらは、蜂蜜本来の栄養成分が少なかったり、そもそも取り除かれています。

純粋蜂蜜のような効果を得ることができないので、購入する際には注意が必要です。

③:夕食の炭水化物を減らすようにしましょう。

ダイエットをするのであれば、低糖質な食事を心がけるのが必要不可欠です。

夕食に炭水化物などの糖質をたくさん摂ってしまうとインスリンの分泌により、寝るまでの間に脂肪として蓄えられてしまいます。

そのため効果的にダイエットをするためにも、夕食では低糖質を意識した食事内容を心がけたうえで、夜はちみつダイエットをしましょう。

スプーン1杯舐めるだけ?「朝はちみつダイエット」

夜だけではなく、朝に蜂蜜を食べてダイエットをする「朝はちみつダイエット」があります。

朝に蜂蜜を食べるタイミングや量、注意点について紹介します。

食べるタイミングと量

朝に蜂蜜を食べるタイミングと量は、食前に大さじ1杯がおすすめ。

食前に食べることで、腸の体制を整え朝食の栄養を取り込みやすくするだけでなく、先に食べておくことで血糖値も緩やかに上昇していきます。

また、蜂蜜に含まれるブドウ糖が一日のエネルギー源となり、脳を活性化させることでその日を活動的にスタートできます。

活動的なほど体脂肪の燃焼効率は上がるので、ダイエットにも繋がるでしょう。

朝はちみつダイエットの注意点

朝はちみつダイエットには注意点もあります。

先ほど紹介した夜はちみつダイエット同様に、純粋蜂蜜の使用が理想であることと、置き換えダイエットではないためいつもの食事に蜂蜜を加えるように意識しましょう。

蜂蜜だけを摂るのではなく、バランスのとれた食生活を送ることが重要です。

糖尿病に蜂蜜はNG?

糖尿病や高血糖の方は注意が必要です。糖質をコントロールする必要がある人は、症状が悪化しないためにも自分で判断するのではなく、かかりつけ医に相談した方が安心です。

蜂蜜をそのまま食べる以外の食べ方は?

せっかくメリットが多い蜂蜜を食べるのであれば、飽きが来ず長く続けるためにも色々な食べ方を知りたいですよね。

蜂蜜をそのまま食べる以外の食べ方について紹介します。

コーヒーや紅茶に入れる

コーヒーや紅茶には砂糖やガムシロップを入れるのが一般的ですが、コーヒーや紅茶に入れるのもおすすめです。

コーヒーには、脂肪燃焼効果やむくみ、シミの予防効果があります。

また、蜂蜜にもビタミンやミネラルを豊富に含み、アンチエイジング効果や保湿力などの効果があるため、美容に期待できます。

カレーや肉料理などにプラスする

カレーや肉料理に蜂蜜を加えると、コクと甘みが増しスパイスを引き立てるため隠し味にぴったりです。しかし、カレーに蜂蜜を入れる場合はタイミングが重要です。

蜂蜜に含まれている「アミラーゼ」という酵素はカレールーに含まれるデンプンを分解してしまい、とろみがつかないことがあります。

「アミラーゼ」の働きは20分以上の加熱で失うため、炒めた具材を煮込む時に入れるのがおすすめです。

また、お肉と蜂蜜を一緒に漬け込んだり表面にコーティングをして使うことで、焼いても硬くならずに柔らかく食べれます。

蜂蜜をいつもの料理にプラスしてみてはいかがでしょうか。

レモンの蜂蜜漬け

レモンの蜂蜜漬けは美味しいだけではなく美容、健康にも効果があります。

皮ごと漬けるため、普段なかなか食べない皮の栄養もまとめて摂れるのは嬉しいポイント。

レモンはビタミンCとクエン酸が豊富で、肌に良いだけでなく疲労回復、デトックス効果もあります。

皮には、腸内環境を改善する食物繊維、中性脂肪の吸収を抑えるフィトケミカルも豊富でダイエット効果に期待できるでしょう。

レモンの蜂蜜漬けは、お水やお湯、炭酸水で割ったり、紅茶に混ぜて飲むなど食べ方はさまざまです。

ヨーグルトに入れる

ヨーグルトに蜂蜜を入れる人は多いのではないでしょうか。

はちみつに含まれるオリゴ糖は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌のエサになり、腸内での増殖を助け腸内環境を整えます。

簡単に蜂蜜を取り入れることができるので、是非加えてみてください。

蜂蜜の上手な保存方法や賞味期限

蜂蜜の保存方法は、常温保存がおすすめです。冷蔵庫に入れてしまうと15℃以下で結晶化が進んで固まってしまい、扱いづらくなってしまいます。

とはいえ、「常温保存で腐ってしまうのではないか?」と心配に思うかもしれません。

しかし、純度100%の蜂蜜が腐ることはないので安心して下さい。純度100%の蜂蜜は含有水分量が20%と低く糖度が高いため菌が活動できません。

しかし、水あめなどの添加物が入っているものは添加物が悪くなると蜂蜜自体が傷んでしまい食べられなくなってしまうので注意が必要です。

また、賞味期限についてはメーカーにより多少異なるものの、一般的には未開封のもので2〜3年と記載されています。

蜂蜜を使ったスイーツレシピ

はちみつケーキ

しっとりふわふわ食感のオレンジと蜂蜜の相性抜群なパウンドケーキです。

はちみつ入りレモンシャーベット

材料はレモン・蜂蜜・砂糖・牛乳・水のみです。簡単で美味しく、蜂蜜の甘さが引き立つレモンシャーベットです。

はちみつQ&A

1歳未満の赤ちゃんに蜂蜜を食べさせてはダメな理由は?

赤ちゃんが蜂蜜を食べる事で、乳児ボツリヌス症にかかることがあります。

ボツリヌス菌は土の中や川、海、家の中の埃、お風呂場など自然界のどこにでもいる細菌です。

成人に比べると、赤ちゃんの腸内環境はまだ整っていません。

そのため、ボツリヌス菌が腸内で発育・増殖し毒素を出してしまうと、便秘、哺乳不良、活気消失、泣き声の変化、顔面無表情、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすことがあります。

ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあり注意が必要です。

はちみつを食べて太る人がいるって聞くけど真実は?

これまでに紹介してきたように、蜂蜜も摂りすぎるとカロリー過多となり太ってしまいます。

砂糖などの甘味料に比べるとカロリーは抑えられますが、もちろん蜂蜜にもカロリーが含まれています。

バランスの良い低糖質の食事に、適量の蜂蜜(1日あたり10~30g)を取り入れることが大切です。

はちみつで下痢をする?

蜂蜜は美容と体に良いからとたくさん食べてしまっては、カロリー過多になり太るだけでなく下痢を引き起こしてしまう恐れがあります。

蜂蜜には、腸内細菌の働きを良くし、便通を改善するグルコン酸という成分が微量ですが入っています。

そのため、たくさん蜂蜜を食べることで腸内でグルコン酸が増え、お腹が緩くなり下痢、腹痛の原因になる可能性があり注意が必要です。

ginchanジンジャーブレッドちゃん 愛称:ジンちゃん

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