お菓子作りに欠かせない無塩バター!無いときは有塩バターで代用できる?

お菓子作りといえば、無塩バター。クッキーやケーキなど、お菓子作りではよく使われる材料の一つです。

しかし、普段料理に使われるのは有塩バターであり、無塩バターでも有塩バターで代用できるのでしょうか?

実は、無塩バターに代用できるものはたくさんあるんです。今回は、無塩バターの代用品について、紹介していきます。

そもそも無塩バターってどんなもの?

お菓子作りでよく使われる無塩バター。それはいったいどのようなものなのでしょうか。  ここでは無塩バターの特徴や値段についてみていきましょう。

無塩バターの特徴と値段

無塩バターの特徴は、その名の通り、食塩が不使用ということです。そのため、保存期間が少し短くなります。

市販で売っているバターは、200gでおおよそ300円から400円ほどです。先程もふれましたが、保存期間が短いので有塩バターよりも値段が高いことが多いようです。

どうしてお菓子作りには無塩バターが使われるの?

では、なぜお菓子作りには無塩バターが使われるのでしょうか。それは、有塩バターよりも、バターの風味がよく出るからです。]

無塩バターには、揮発性脂肪酸という成分が含まれています。この成分が、熱を加えることで、お菓子のサクサク感やしっとり感を引き出してくれるのです。

無塩バターの代わりに使える代用品7選

それでは、無塩バターの代用品を詳しくみていきましょう。代用できる7つの順番に紹介していきます。

1.有塩バター

1つ目は、やはり有塩バターです。有塩バターは、料理でもよく使われるため、家に常備してあることも多いのではないでしょうか。

有塩バターで代用する際の注意点

有塩バターで代用する際は、塩分に注意が必要です。あたりまえですが、有塩バターには、食塩が含まれています。

そのため、レシピ通りに代用すると、しょっぱくなってしまいます。これを防ぐために、他の代用品と合わせて使用するといいようです。

有塩バターを、レシピの分量よりも減らし、サラダ油などと混ぜて使います。

2.マーガリン

2つ目はマーガリンです。マーガリンは植物性油脂に香料を加えて作られています。冷蔵庫から出してすぐに使えます。

香りや風味はバターに劣りますが、手軽に使える代用品です。

マーガリンで代用する際の注意点

マーガリンは、バターよりも水分が多く柔らかいため注意が必要です。また、有塩バターと同じく塩分があります。分量に気を付けて使いましょう。

3.ケーキ用マーガリン

3つ目はケーキ用マーガリンです。ケーキ用マーガリンは、お菓子作り用に加工された、食塩不使用のマーガリンです。

食塩不使用のため、レシピ通りお菓子作りに代用することができます。

ケーキ用マーガリンで代用する際の注意点

ケーキ用マーガリンは、無塩バターに比べてあっさりと軽い仕上がりになります。バターの代用品として使用する場合、風味が異なってしまうため注意が必要です。

4.ショートニング

ショートニングは、動物油脂や植物油脂から作られたクリーム状の油脂です。味の癖がなくどんなものにでも馴染むことができます。

ショートニングで代用する際の注意点

ショートニングは、脂質がとても多いです。代用するときには分量を減らして使用するとよいでしょう。

また、ショートニングは、無味無臭なので全く風味がありません。バター特有の風味はなくなってしまうため注意が必要です。

5.サラダ油

サラダ油は、植物性の液体油脂です。バターと違い液状ではありますが、これでも代用することができます。

サラダ油で代用する際の注意点

サラダ油は、液状であるため、レシピによって代用ができないため注意が必要です。

特に、パイ作りには、バターの成分でないと、パイ独特のサクッとした仕上がりにはなりません。

また、サラダ油は油分が多いため、分量を減らして代用するのが良いでしょう。

バターより風味も劣るため注意してください。

6.オリーブオイル

オリーブオイルは、植物性の液体油脂です。サラダ油と同じように代用することができます。

オリーブオイルで代用する際の注意点

オリーブオイルでの代用は、オリーブオイル特有の香りに気を付ける必要があります。香りが強いので、食材との相性をよく考えて使用するとうまくいきます。

7.ココナッツオイル

ココナッツオイルは、植物性の液体油脂です。温度によって液体や固体に変化する特徴があります。

ココナッツオイルで代用する際の注意点

ココナッツオイルもオリーブオイル同様、風味が特徴的です。また、バターよりもザクザクとした食感になるため、レシピとの相性を考える必要があります。

無塩バター・有塩バター・発酵バターの違いは?

では、ここでバターの種類について違いを見ていきたいと思います。まず、無塩バターは生乳を原料とした食塩不使用のバターのことをいいます。

有塩バターとの違いは食塩が使用されているかいないかです。

そしてもう一つ、発酵バターというものがあります。発酵バターとは、原料のクリームに乳酸菌を加えて発酵させたもののことをいいます。

有塩バターと無塩バターと違い発酵バターは、発酵がされています。また、無塩バターと有塩バターは、生乳を原料にしているのに対し、発酵バターは生クリームが原料です。

この、原料と発酵の違いにより、発酵バターは有塩バターと無塩バターに比べて風味がとても強いという特徴があります。

このことから、発酵バターは有塩バターや無塩バターとは別物と考えたほうがよさそうです。

発酵バターを使うときには、パウンドケーキやフィナンシェなどシンプルなお菓子に向いています。

チョコなど、他の材料と混ぜるよりもバターの香りを楽しむために使用するのがよさそうです。

無塩バターを発酵バターでは代用できない

では、発酵バターを無塩バターの代用にできるのでしょうか。

結論は、代用は難しいといえるでしょう。発酵バターは、無塩バターに比べて風味が格段に強いため、代用すると風味が強すぎてしまいます。

有塩バターを無塩バターにするレシピ

同じバターなのに、有塩か無塩だけで使えなくなってしまう有塩バター。なんとか、有塩バターを無塩バターにすることはできないのでしょうか。

有塩バターを無塩バターにするレシピを紹介します。

① 有塩バターをレシピの分量通り計り、耐熱容器にいれる
② バターをレンジで溶かす
③ 粗熱をとり、冷蔵庫で冷やす
④ 冷えたら耐熱容器からとりだす。
⑤ バターの底が白くなっているため、その部分をそぎ落とす。

これで、無塩バターの完成です。白い部分をそぎ落とし、残ったバターを無塩バターとして使えます。

無塩バターの代わりに有塩バターで作れるお菓子レシピ

では、有塩バターで作れるレシピをいくつか紹介します。

はちみつケーキ

はちみつの香りとふわふわの食感が楽しめるはちみつケーキです。オレンジを使用しているため、オレンジの風味が良いアクセントになっています。

はちみつやオレンジなど風味の良い材料が使われているので、有塩バターで代用しても問題ありません。

行程も難しくないのでお菓子作りが初心者の人にもぴったりのレシピです。

シナモンジンジャークッキー

シナモンなどスパイスの効いたジンジャークッキーです。人型のクッキーは、顔を書いたり楽しく作ることができます。

シナモンやしょうがなどスパイスが効いているため、有塩バターの塩気を上手くごまかすことができます。

もともと、レシピに食塩が入っているため、有塩バターを使用するときには、食塩を入れなくてもよいかもしれません。

無塩バターの代用品で美味しいお菓子を作ろう

いかがでしたか?無塩バターの代用品は、意外とたくさんありました。代用品とその特徴に注意しながらうまく代用してみてください。

代用品を使って、お菓子作りを手軽に楽しんでみてくださいね。

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