シュガーロードの出発点 長崎の地元民に愛されるお菓子屋 アリタ ジンちゃんレポート

洋菓子と言えば長崎だよな

長崎のこと知らないんだぜ？せっかくなのでこないだ紹介してくれた長崎の洋菓子店 アリタさんを食べながら長崎のことを紹介するぜ！

江戸時代、幕府は鎖国を始めたことはみんなも知っていることだと思うぜ。その頃、海外との唯一の窓口だったのが長崎 出島。海外から輸入された砂糖は、長崎から、佐賀を通って小倉へと続く長崎街道を渡り、京都・大坂、江戸へと運ばれたそうだぜ。

そうなんだぜ。江戸時代は意外と庶民は裕福だったので甘物をやっぱり求めていたそうだぜ。でも、輸入量は限られているので江戸幕府は藩に呼びかけて、砂糖を日本でも作れるように頑張ったそうだぜ

それはそうとして、この長崎街道は、参勤交代にも使われたり海外の品々や技術を江戸へ運ぶためにも使われていたのでとても栄たそうだぜ。この街道をシュガーロードといって、砂糖と一緒に菓子づくりの技法も伝わっていったそう。

そんなシュガーロードの出発点である長崎で、今回、ファンの方から紹介してくれたのは”お菓子の店 アリタ”だぜ。

しゃちょう、そうじゃないんだぜ。

店舗の紹介をしようと思ったんだけど、アリタさんの情報が少なくて

すまないぜ。何度も使えるネタではないと思ってる

そうなんだぜ。実はこのアリタさんの前身はお父さんの代で和菓子屋だったそうだぜ。そこで息子さんが引き継いで洋菓子店に転身してから30年もやっている長く愛され系のお菓子屋さんなんだぜ

最初は、フィナンシェを紹介するぜ。お菓子屋さんをあまり行かない人には馴染みのないスイーツだと思うんだけど、実はこの仕事始めてよく食べるようになったスイーツなんだぜ

そうそう。なので結構俺的にはフィナンシェといったらジンジャーブレッドちゃんと言っても過言ではないと自負してるんだぜ

では、一口…

これ、やばおだぜ！なんなんだぜ、このアーモンンドの香り！そして、バターの香ばしさ！

こっちのチョコレートフィナンシェもチョコが濃厚でやばおなんだぜ！

本当に美味しいスイーツは言葉なんていらないんだぜ！

異国フィナンシェの由来は、”オランダ坂の石畳”のように懐かしく温かい趣のある姿をフィナンシェと重ねているそうだぜ。

江戸時代、開国後も長崎の人は東洋人以外の人を「オランダさん」って呼んでいたそうで、オランダさんが通る坂という意味でオランダ坂と地元では呼ばれているそう

今度はレモンケーキなんだぜ。

しゃちょう…お手上げだぜ

ここのレモンケーキなんなんだぜ！このレモンの心地よくさっぱりとした酸味！

これは…ホワイトチョコレート！ レモンとホワイトチョコレートがこんなにも相性がいいなんて…他のお菓子屋さんに教えてあげたいんだぜ

瀬戸内海が近いのでそっちのレモンかと思ったんだけど、イタリアのレモンを使っているそうだぜ

次はこちら石畳ショコラだぜ。どうも、チョコレートもオランダ商人が愛飲していたそうで、長崎の人はいち早くチョコレートを楽しんでいたそうだぜ。

では、一口…

ふわふわ！

中は、「ビターショコラ」「北海道生乳のフレッシュクリーム」「バニラ生地」「ショコラムース」4層に分かれているんだけど、このハーモニーがやばお

チョコレートケーキのチョコレートを本当に美味しく作るのって難しいと思ってるんだぜ。普通のチョコレートと違って生クリームや砂糖が入ってしまう分、チョコレートを活かされずに甘さだけが勝ってしまうことが多いと思ってるんだな

ほんとはキャステラってやつも食べたかったんだけど在庫がなかったんだぜ