御池煎餅<亀屋良永>|京菓子司で味わう京都の代表銘菓

日本国内でも有数の観光スポットとして人気の京都。

歴史のある古都ということもあり、京都には老舗の和菓子屋さんがたくさんあるのも魅力のひとつです。

今回はその中から、亀屋良永をご紹介していきます。

古くからの伝統と風合いを保ち、変わらぬ味と上品な見た目、京都ならではの菓子作りを続ける老舗の和菓子店です。

お土産や普段のお茶菓子に、心安らぐ和菓子の世界をご堪能ください。亀屋良永

※この記事で使用している写真は全て出典:公式HP

亀屋良永とはどんなお店?

京都市役所前に店舗を構える「亀屋良永」は天保3年(1832年)創業で江戸時代から菓子 作りを続ける超老舗のお店。

初代は京都の菓子商で修行をし、『大文字屋庄三郎』という屋号で菓 業をはじめ、菓子 作りを開始。

京都には上菓子屋仲間と呼ばれる250件ほどの菓子組合のようなものがありました。

『大文字屋庄三郎』もその菓子作りが認められ、菓子 屋 仲間として『大文字屋庄三郎』の名が知られていきます。

のちに万延 元年に『亀屋 庄三郎』の屋号に変更したあと、第二次世界大戦の影響で御池通り拡幅工事の為、『亀屋 庄三郎』御池通りからの移動を余儀なくされ、強制疎開で店舗が取り壊しになってしまいます。

御池 通りから強制 疎開、そして今の寺町御池の地にと移動し、ようやく菓子 作りに専念でき現在に至ります。

昔ながらの店舗の雰囲気もまた素敵です。現在、亀屋良永の店舗に立たれているのは、6代目御主人の下邑修さん。

亀屋良永の代表銘菓『御池煎餅(おい け せんべい)』は、味の良さはもちろんのこと、歴史感じる缶入りなのも人気の理由のひとつ。

ちなみに京都には亀屋良永と同音の亀屋良長というお店もあります。全く異なるお店ですので混同しないようご注意。

『御池煎餅』は亀屋良永の代表銘菓|素朴なお味が魅力

亀屋良永 御池餅煎

「亀屋良永」を語る上で欠かせないのが御池煎餅(おい け せんべい)(22枚入 1,620円・税込)。

昔、だれもが一度は口にしたことがある、そんな、素朴で淡白なお味は、小さなお子様からお年寄りまでと幅広い年代に愛され続けています。まさにお店を代表するお菓子です。

味や材料へのこだわり

御池 煎餅 は化学調味料などは一切入れておらず、厳選された良質のもち米 粉を使用。

噛むと、サクっふわっとした食感。もち米 粉の香ばしさもたまりません。御池 煎餅 の鼻を通り抜ける、品の良い香り、それは、良質なもち米 粉だからこそ。

印象的なパッケージ

『御池煎餅(おい け せんべい)』はお土産としても大変人気の商品。縦長の缶に貼られた赤のラベルが、なんとも印象的です。

こちらのラベルデザイン、20世紀を代表する版 画家 棟方 志功※によるもの。

この見た目が時代を超えて、若い世代の方にも受け入れられていることから、お土産にも人気に。

※版 画家 棟方 志功は埼玉の代表銘菓十万石饅頭のパッケージでも有名です

お値段

  • 丸缶22枚入り 1,620円
  • 丸缶2本入 3,510円
  • 丸缶3本入 5,238円
  • 角缶32枚入 2,430円

京都のお土産にぴったり。御池 煎餅 のレトロなパッケージは見逃せません。

ちなみに、お店では御池 煎餅 の一枚売りもされています。

他の気になる菓子と共に、帰りの新幹線のちょっとしたおつまみにとして、ばら売りで購入するのもおすすめです。

御池 煎餅以外のお菓子

亀屋良永には御池 煎餅以外にもおすすめのお菓子があります。

無駄のない美しさ『無門』

【16切入1,512円(税込)】

『無門』を京都土産として選ぶ方は、もしかするとこの時代、少ないのかもしれません。

名物の『御池煎餅』も良いですが、この無門の無駄のないビジュアルがなんとも潔い。お茶のお供としても文句なしです。

お菓子に入っている大徳寺納豆は、ほのかに甘しょっぱく、とてもシンプルなお味。個人的には緑茶よりもほうじ茶とよく合いそうな美味しさです。

品をたずさえた『月』

漠然とした”月”のシルエット、みなさまは頭の中でどのようなものを想像しますか?

「亀屋良永」の『月』、それに出会えば、きっと、その想像された”月”の形を良い意味で裏切られてしまうことでしょう。やや、いびつとも言えるその形には、不思議と優しさすら感じるのです。

中は、餡。外は、白の落雁でできており、お茶を立て、ゆっくりとした時間とともに、その味に心を集中して味わって頂きたい一品です。

ふんわりとした香ばしさ『京しぼり』

京しぼりはふたを開けた瞬間、思わず「お上品!」と言ってしまいたくなる。なんとも愛嬌たっぷりな、その見た目。

薄く焼かれたおせんべいは、お味までお上品です。ほんのりとニッキの風味がし、口の中から鼻までを、優しくその香りが通り抜けて行きます。見た目が可愛らしいので、是非とも来客の際のお菓子におすすめしたい商品です。

まるで骨董品!『琥珀糖』

向こう側が透けてみえるほど、繊細かつ美しい、そして潔さを感じる『琥珀糖』。

羊羹ほどもったりとした口当たりではなく、より、さっぱりとした口当たりが魅力です。夏場のお茶のお供に、特におすすめしたい一品。こちらは売り切れ次第終了となってしまいます。夏が終わるころにはすでに完売している可能性もあるので、お早めにどうぞ。

季節のお菓子

和菓子で季節を感じられるのも風情があり、京都の和菓子屋さんの楽しみ方の一つでもあります。

こちらでは、四季折々の和菓子をいくつかご紹介していきます。

春の和菓子

亀屋良永 大原路 花あやめ

大原路 花あやめ:16切入 1,674円

5月のあやめをモチーフにした干菓子。

亀屋良永 松露 うらら

松露 うらら: 10個入(ピンク 5 、 白 5 、 蝶 2) 2,100円

春の訪れを感じさせる和菓子。

夏の和菓子

亀屋良永 大原路 あじさい

大原路 あじさい: 16切入 1,674円

梅雨の時期のお茶請けに最適な紫陽花色の干菓子。

亀屋良永 葛羊羹 白瀧

葛羊羹 白瀧: 1本 1,670円

ひんやりと冷やして食べたい夏の和菓子。涼し気な色合いも暑い夏にぴったりです。

秋の和菓子

亀屋良永 大原路 秋の山

大原路 秋の山:16切入 1,674円

秋もみじをモチーフにした干菓子。

亀屋良永 趣味菓子 山づと

趣味菓子 山づと:かご入 4,800円

白あん入りの栗の焼菓子。手土産にも喜ばれそう。

冬の和菓子

亀屋 良 永 松露 寒椿

松露 寒椿:10個入(赤 5 、 白 5 、 松葉 2) 2,100円

新春にも相応しい、春を感じる冬のお菓子。

亀屋良永 大原路 芽吹く

大原路 芽吹く:16切入 1,674円

こちらも春の訪れを感じさせる若芽色が入った干菓子。お茶請けにどうぞ。

亀屋良永のお菓子の最新情報はフェイスブックやTwitter、公式HPでチェック

フェイスブックやHPで最新情報を発信しており、季節のお菓子や催事情報などをSNSで紹介してくれています。

フェイスブック

公式HP

twitter

亀屋良永様
弊社メディアをご高覧いただいているとのツイートを拝見いたしました。また、記事をツイートして頂き(2022年3月18日)、誠にありがとうございます。今後もより魅力を伝えられる情報を発信できるよう努めますので、何卒よろしくお願いいたします。

亀屋良永の御池煎餅などの和菓子をお取り寄せしたい!オンラインショップで通販は可能?

亀屋良永にはオンラインショップはないのですが、遠方の方は電話やFAXにて通販が可能です。

2021年5月のフェイスブック投稿には「地方発送は毎日承っておりますのでどうぞお気軽にお問合せ下さい。」との言葉が!

亀屋良永のtwitterでも記載有り。ちなみに生菓子は無理なようです。亀屋良永の通販の詳細に関しては、お電話にて、亀屋良永の店舗へご確認下さい。

尚、通販サイトで亀屋良永の御池煎餅を取り扱っている場合もあります。(常にあるとは限らないのでご了承ください。)

yahooショッピング

亀屋良永の御池煎餅などのお菓子を京都市内で購入できる場所<百貨店(高島屋)にある?東京でも購入可?>

「亀屋良永」は、京都中心部・御池に店舗を構えています。

京都市内

京都だと本店の他、京都駅ビル専門店街『The cube』でも亀屋良永の商品の購入が可能です。また、京都伊勢丹や高島屋、大丸でも取り扱っています。

東京で購入できる?

東京などには亀屋良永の店舗はありません。

ただ、各地デパートで開催される京都展の催事に出店されることもあるそうです。ぜひそんなチャンスに、「亀屋良永」の老舗和菓子を味わってみるのも良いのでは。

催事情報

  • 2022年4月6~11日玉川高島屋「京の老舗展」

「亀屋良永」への店舗情報(アクセス・駐車場の有無)

亀屋良永の店舗は、寺町通と御池通のちょうど角っこにあり、目の前は京都市役所です。地下鉄東西線「京都市役所前」を下車し、地下にある「ZEST御池」寺町通方向の出口を上がれば、店舗のすぐ近くに出ることができます。

駐車場はございませんので、お車でお越しの方は、御池地下駐車場などをご利用されると良いでしょう。

また、定休日は日曜日と第1・第3水曜日です。もしも週末に購入されたい方は、京都駅ビル『The cube』にも出店されていますので、そちらをご利用されると良いでしょう。しかし、品数はどうしても実店舗に比べて限られてしまうので、せっかくならば御池の店舗へ行ってみて下さいね。

店舗情報
店名:亀屋良永

住所:京都市中京区寺町通御池下ル 下本能寺前町504

定休日:日曜日、第1・第3水曜日

営業時間:8:00~18:00

公式HP:https://www.kameyayoshinaga.jp/