老舗レストラン『代官山小川軒』の併設パティスリー。レイズンウイッチとクラシックケーキを販売
フランス料理で有名なレストラン『代官山小川軒』。多くの美食家の舌をうならせた名店です。そんなフランス料理の名店に、パティスリーが併設されていることをご存知でしょうか?
東京を代表する菓子と言っても過言ではないレイズンウイッチをはじめ、クラシックなケーキがショーケースに並んでいます。
今回は『代官山小川軒』のパティスリーを取り上げ、店舗情報、スイーツをご紹介していきます。
『代官山小川軒』の軌跡
「小川軒」と名が付く店は、東京の新橋・目黒、代官山、お茶の水、そして神奈川県の鎌倉に店舗があります。それぞれ特徴が異なる「小川軒」です。なぜ、「小川軒」は複数存在しているのか、疑問を持たれる方がいらっしゃるかと思います。
「小川軒」の始まりは東京・汐留。1905年に西洋料理店として開業しました。創業者は小川鉄五郎。
鉄五郎が開業した「小川軒」はその後、東京・新橋へ移転します。
鉄五郎が引退後、息子の順が鉄五郎の跡を継ぎます。順へ代替わりをした「小川軒」は、横浜洋食から本格フランス料理へ移行します。この頃に現レストランの土台ができ、なおかつレイズンウイッチとパティスリーが誕生しました。そして1964年に代官山へ移転。
順が65歳でこの世を去った後、小川軒はのれん分けが行われました。代官山店は長男・忠貞が受け継ぎ、新橋・目黒の巴裡小川軒、お茶の水店、鎌倉店は、順の次男、三男、親戚がそれぞれ「小川軒」の名を引き継ぎました。
このようにして「小川軒」は計4店舗にわかれ、現在に至ります。
昨晩、藤波さんが「現役のうちにこの店のステーキを食べてみたい」と語る代官山小川軒に行きました。昔を知るスタッフの方が「馬場さん、猪木さんよくお見かけしましたよ」とのこと。どれも美味で流石は「日本一高い」洋食屋さんです。#日本プロレス #名店 #レストラン pic.twitter.com/8znO85tUto
— 男のロマンblog/LIVE (@70_80s_blog) May 19, 2022
代官山小川軒と巴裡小川軒による元祖・レイズンウイッチ
関東で有名な菓子・レイズンウイッチ。代官山小川軒のパティスリーでも販売しています。
レイズンウイッチは、バタークリームとラムレーズンをクッキーで挟んだ洋菓子です。昭和中期に汐留店(移転前)の順と、順と共に厨房に立っていた兄弟の斌が考案しました。サンドウィッチから転用してこの名前が付けられたそうです。「レーズンウィッチ」と表記しないのは、開発者2名への敬意からでしょう。
バタークリームとラムレーズンをクッキーで挟んだ洋菓子と言えば、北海道の六花亭も有名です。しかし、小川軒の「レイズンウイッチ」は六花亭の「バターサンド」より先に世に出たため、小川軒のレイズンウイッチは「元祖」と言えます。
小川軒のレイズンウイッチはお店ごとに特徴が異なります。
代官山のレイズンウイッチは他の店舗のものより、生地がしっとりしており、バタークリームとレーズンの含有量が多いです。
注目すべきポイントはレーズン。大粒のレーズンが生地全面に敷き詰められています。ラム酒が効いたレーズンが主役で、バタークリームはレーズンの引き立て役、という構成です。六花亭の「バターサンド」とは逆の構成図です。
スタンダードなレイズンウイッチに加え、『代官山小川軒』では、クリームとレーズンが入っていない、クッキータイプを3種類ご用意しています。
卵とバターの風味が漂うプレーンウイッチ。ほろ苦いチョコプレーンウイッチ。新緑色の宇治抹茶プレーンウイッチ。以上の3種類です。ラムレーズンが苦手な方にはこれらがおすすめです。リピーターの中には、これらを使い、ジャムなど好みのものをサンドし、オリジナルのものを作って食べている方がいらっしゃるそうです。
レイズンウイッチは生菓子に近いため、賞味期限は要冷蔵で5日間です。
レイズンウイッチ(10個入り) 1,393円(税込)
レイズンウイッチ(20個入り) 2,786円(税込)
プレ-ンウイッチ(10個入り) 1,080円(税込)
チョコプレーンウイッチ(10個入り) 1,080円(税込)
宇治抹茶プレーンウイッチ(10個入り) 1,188円(税込)
使用する素材の都合により、前述の価格が変更される場合がございますので、最新の情報はお店でご確認ください。
四十数年前に代官山小川軒の
レイズンウィッチを食べてからレーズンウィッチが大好き❣️
マルセイユバターサンドの元にもなったレイズンウィッチ。
また食べたいなぁ✨✨✨ pic.twitter.com/RP62FtaMhz— Teresa (@Teresa19026836) March 24, 2022
【NEW】
あの「レイズン・ウィッチ」はサブレだけでもおいしい!
バターたっぷりサクサクの代官山小川軒「プレーンウィッチ」はそのまま食べても◎。好みのものをサンドして、オリジナルウィッチを作っては
⇒t.co/5rJztEc8zr pic.twitter.com/zU3eAPDQzO— 手土産・ギフト情報配信中@ippin(イッピン) (@ippintw) February 12, 2018
代官山 小川軒
"宇治抹茶プレーンウイッチ"
(10個入 税込1188円)お抹茶サブレ2枚入で1包装です。お色味がとても鮮やかで、艶のあるサブレ、見るからに美味しそうです。芳醇なバターの香りとお抹茶の香りも抜群、とっても贅沢なサブレだなあ、と思いながら味わいました。
🏠 t.co/RccRVhjCuY pic.twitter.com/wjwOMSjb3D— 一日、一お抹茶(なかにしののか/お抹茶スイーツ) (@1nichi1omatcha) January 5, 2021
おいしいのはレイズンウイッチだけじゃない。クラシックなケーキもおすすめ
「小川軒」と言えばレイズンウイッチが有名ですが、ケーキも絶品です。
『代官山小川軒』のパティスリーで販売されるケーキは、昔懐かしい、クラシックな見た目。洗練された味で、技術の高さが窺えます。
例えば、スフレタイプのチーズケーキ。チーズケーキはアレンジの幅が広いスイーツです。『代官山小川軒』のチーズケーキは、一切アレンジを加えていません。シンプルな素材で、シンプルに作られています。生地はきめ細かく、しっとしとした食感。口にいれた瞬間、チーズの濃厚な味と風味が広がります。
そして、ショートケーキ。絵に描いたような、王道の見た目です。苺のかおりが移るほど、良質で新鮮な生クリームがたっぷりと使われており、スポンジ生地は美しい卵色。
この他にも、オレンジジェリーやスイートポテトなど、季節感のあるスイーツをご用意しています。
ケーキ類でおすすめなのは「ショコラスフレ」。小川軒のオリジナルロールケーキです。生地もクリームも、口に入れた瞬間、アイスのように溶けてしまいそうな極上のふらふわ食感。
ケーキに加え、フィナンシェなどの焼き菓子も販売しています。
『代官山小川軒』のパティスリーへ足を運んだ際は、レイズンウイッチだけではなく、ケーキや焼き菓子もぜひご賞味ください。クオリティーの高さに驚きます。
すべてのケーキは代官山とは思えないリーズナブルな価格です。
レイズンウィッチの生みの親として知られる『代官山小川軒』のプチフールを頂きました(^^♪
小さくてかわいいレアチーズケーキと、チョコ生地ロールケーキの詰め合わせでした!美味しかったです*\(^o^)/*#オペラ #代官山 #小川軒 #レイズンウィッチ #プチフール #おやつ #チーズケーキ #ロールケーキ pic.twitter.com/dpX869oWsW— オペラサロントナカイ (@opera_tonakai) March 3, 2020
『代官山小川軒』パティスリーの店舗情報
『代官山小川軒』のパティスリーはホームページを開設していません。最新情報はお店でご確認ください。
『代官山小川軒』パティスリーの営業情報は次の通りです。
営業時間 10:00~18:00
定休日 日曜・祝日
住所 東京都渋谷区代官山町10-13
アクセスについては、東急東横線代官山駅から徒歩5分、渋谷駅からは徒歩10分です。
人気商品のレイズンウイッチは午前中で売り切れてしまうことが多いです。お店へ早めに向かわれることをおすすめします。
住所:東京都渋谷区代官山町10-13
営業時間:月~土 10:00~18:00
定休日:日曜・祝日