強力粉の代用は薄力粉や片栗粉でできる?それぞれの違いや原料について

レシピに「強力粉」と記載があっても「家に強力粉なんてないよ~」と思い、困った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時に強力粉の代用ができる粉類を知っておくことで、ご家庭にあるもので工夫して調理することができるようになりますよ。

それぞれの特徴や原料の違いについても紹介していきます。

強力粉と薄力粉の違いとは?原料は?

そもそも強力粉は薄力粉と何が違うのでしょうか?

小麦粉の仲間の中でも特徴が少し違ってくるのです。

粉類について一つ一つ解明していきましょう。

強力粉とは

 

 

強力粉・薄力粉・小麦粉の原料は?

強力粉の原料は小麦です。

小麦粉の仲間として「強力粉」「中力粉」「薄力粉」などがあります。

それぞれの特徴が異なるため、代用したい料理によってどの粉類を選ぶかが重要になるでしょう。

それぞれの違いはタンパク質?グルテン含有量?

小麦粉の仲間「強力粉」「薄力粉」「中力粉」などの大きな違いはグルテンの含有量!

グルテンの質や粒度によっても性質がことなります。

グルテンとは小麦粉に含まれるタンパク質と水が結びつくことでできるもの。

グルテンの含有量が多いほど、弾力や粘り気が強くなるのです。

強力粉がない時に代用できるもの

たんぱく質の含有量が多く、きめが粗い「強力粉」

粉類の中でも代用品として使うのに適しているのが「中力粉」

しかし、調理方法によっては異なる場合も。

「中力粉」が適している理由やそれぞれの特徴をみていきましょう。

薄力粉

薄力粉はタンパク質の含有量が強力粉よりも少ないです。

そのため、グルテン量が少なく弾力や粘り気が弱くなることがありますが、基本的には代用することができます。

強力粉で作るよりもふわふわとして食感になるため、スコーンやシフォンケーキを作る際には代用品として最適だろう。

しかし、もちもちとした質感が欲しい際には強力粉と混ぜて使うことで理想の食感になると思います。

中力粉

中力粉は薄力粉よりも、強力粉と同じようにグルテン含有量が多めであるため、強力粉の代用品としては一番使えます。

強力粉よりは弱いが、粘り気や弾力を引き出すことができる特徴があるためです。

米粉

米粉はお米を粉状にしたもの。

小麦粉ではないため、グルテンは含まれていない。

パンや麺類などを作る際には代用することで、強力粉を用いた時とは少し異なる食感になる。

しかし、米粉の特徴であるもちもちとした食感になるため、好みによっては強力粉よりも米粉を使用する方も多いだろう。

「米粉パン」も小さな子どもから人気があり、グルテンフリーであるため安心してあげることできる。

強力粉の代用品で米粉を使うとグルテンフリーになる?

グルテンは小麦に含まれるたんぱく質であるため、米には含まれていません。

そのため、お米が原料の米粉にはグルテンは含まれていないことになります。

小麦アレルギーなどの心配がある際には、強力粉の代用品として米粉にすることでグルテンフリーのものを作ることができます。

強力粉の代用品として片栗粉は使えない?

片栗粉は料理にとろみをつける役割として使用されることが多い。

さらに片栗粉の原料はじゃがいもであるため、強力粉の性質とは違うため代用することはできません。

強力粉の代用として、全量片栗粉にすることは難しいが薄力粉に片栗粉を少しプラスして使用することでとろみが出たり、もちもちとした食感になるアシストはできるだろう。

強力粉がない時にどんな料理に代用できる?

「今日はこれを作ろう!」と決めたのに、強力粉がないことで作るのを断念…。

ということがないように、料理によって強力粉の代用できる粉類をご紹介していきます。

また強力粉の代用で他の粉類を使用する際には、分量にも気をつけてください。

それぞれのレシピも載せておくので、ぜひ分量なども参考にしてみてくださいね!

スコーン

スコーンを作る時に強力粉を使ってしっとりさせますが、下記の2つでも代用が可能です。

  • 薄力粉
  • 米粉

米粉を使用することでグルテンフリーのスコーンを作ることもできます。

【フードプロセッサーで簡単】 おからパウダーを使ったスコーンのレシピ・作り方

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クッキー

クッキーは強力粉でなくとも、他の小麦粉で代用することができます。

  • 薄力粉
  • オートミール

全量を片栗粉での代用は難しいが、おからパウダー、アーモンドパウダー、片栗粉を混ぜ合わせることで代用できます。

オートミールに代用すると食物繊維を豊富に摂取できる健康的なクッキーができるでしょう。

【乳製品・卵・小麦粉なし!】ごまとおからのしっとりクッキーのレシピ・作り方

パン

ふっくら膨らむ作用が必要なパンは、弾力や粘り気が出る強力粉が最適です。

しかし、中力粉や米粉でも対応が可能で、それぞれの特徴が出る仕上がりになります。

もっちりとしたパンに仕上げるためには米粉を使ったり、薄力粉に中力粉を混ぜて使用してくださいね!

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基本的に中力粉は、どの料理でも強力粉の代用になることができます。

ただレシピに記載されている分量と異なる場合もあるびで確認してくださいね!

まとめ

それぞれの粉類は小麦を原料とするが、特徴が異なるということが分かりましたね。

小麦を原料としない米粉や大豆粉を使用したり、オートミールを使うことでも調理の幅が広がるだろう。

「強力粉がない」という時にでも代用できる粉類は多いため、あえて違う材料を使って、新たな食感や味わいを試してみるのも面白そうですね!

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