生クリームが泡立たない時の原因と対処法は?復活させる方法がある!?

「生クリームがうまく固まらない…」という困った状況の時の対処法があります!

原因を解明することで事前の対処法をお話していきます。

また一度固まらずに失敗してしまった生クリームを復活させる方法もあるのです。

一つ一つ、具体的にみていきましょう。

生クリームが泡立たない・固まらないのはなぜ?

生クリームが固まらない原因は複雑考えられます。

とても繊細な生クリームを納得のいく泡立ちで完成させるために一つ一つお話していきますので、どれか当てはまるものがあったか確認してみてください。

植物性生クリームで乳脂肪分が低いものを使用している

植物性生クリームは泡立て器を使用した場合でも30~40分ほどの時間がかかります。

そのため「なかなか泡立たない」「こんなに固まらないもの?」と不安な気持ちが出てくるでしょう。

また、動物性でも乳脂肪分が低いと固まりにくく、乳脂肪分36%のものでも30分ほどの時間がかかってしまいます。

時短で泡立ち良くしたい場合は、動物性の乳脂肪分が高いものを使用することがおすすめ!

温度・湿度の影響

温度が高いと乳脂肪の中の油脂が溶けしまい、固まりにくくなります。

生クリームが固まりやすい適温は、5~15℃と言われています。

室内の温度・湿度も調整しておいてください。

賞味期限切れにより分離してしまっている

賞味期限が切れている生クリームは、使用しないことが一番です。

開封前で「酸っぱくて腐っている匂いもしないし…」と使用することもあると思いますが、通常の状態ではないため分離しやすくなります。

また固まった生クリームは、雑菌による腐敗である可能性も高いので体調にも影響を及ぼします。

使用する前には必ず賞味期限の確認をするようにしましょう。

調理器具の水滴

生クリームを作る際に気を付けておくべきことは、水が入らないようにすること。

そのため使用した調理器具に水滴がついていたり、汚れがあると生クリームの脂肪分と水の分離の原因となります。

使用する前に器具の状態も確認してくださいね。

生クリームが泡立たないのは砂糖が原因?

砂糖を入れる理由は、生クリームに甘みを加える以外の目的もあります。

その中に泡立ちを悪くする作用があるのでしょうか?

砂糖をいれることでの効果を下記にまとめてみました!

  • 甘みがアップする
  • 分離しにくくなる
  • 粘り気がアップする
  • 生クリームが扱いやすくなる

この4点が理由です。

さらに砂糖の吸水性によって分離しにくくなり、ケーキのデコレーションなどの際にも扱いやすくなるのです。

しかし、砂糖を加えないものよりは泡立ちにくくなるのは事実。

ポインとして「最初に砂糖を一気に入れること」に気を付けてみてくださいね!

生クリームが泡立たない時の復活方法とは

「生クリームがちょうど良い固さに固まらない…」という状況で困ったことはないでしょうか?

そんな時にどうのような方法で復活させることができるのか、お話していきます。

レモン汁を入れる

固まらない時、レモン汁を入れてみてください。

レモンに含まれるクエン酸が生クリームのタンパク質を固めてくれるのです!

クエン酸が固める作用を果たすため、すだち、ゆずなどの柑橘類でも代用することが可能です。

分量としては、生クリーム200ccあたりレモン汁4~5滴程度。

少し酸っぱさが残るため、気になる方は少量で様子を見てみることをおすすめします!

酢を入れる

どのご家庭にもある「酢」も復活アイテムとして使用することができます。

生クリーム200mlに対して小さじ2程度を入れてください。

そこまで酸っぱい味も気にならないようです!

ジャムを入れる

ジャムに含まれるペクチンというゲル化剤が生クリームを固める働きをしてくれます。

生クリームに色がついてしまいますが、淡い色合いがさらにデコレーションを華やかにしてくれますよ。

分量としては、生クリーム200ccあたりジャムを大さじ2程度を目安に入れてみてください。

ヨーグルトを入れる

ヨーグルトを入れてみることも効果的です。

ただ、ヨーグルトの風味がつき、さっぱりとした味わいになります!

生クリーム200mlに対して、プレーンヨーグルト大さじ1~2程度を目安に入れてみてください。

味わいの好みがあると思うので自分に合ったものを選んでみてくださいね!

生クリームは泡立て器なしでも作れる?

泡立て器やバンドミキサーを使用して生クリームを作ることが多いと思います。

手動で行うのは大変すぎますよね。

そんな時に、泡立て器を使わずに生クリームを作る方法をご紹介します。

容器に生クリームと砂糖を一気に入れて振る!という方法です。

固まっていく段階で固さのチェックをしながら調整してください。

生クリームに砂糖の代わりにはちみつやメープルシロップを入れると泡立たない?

砂糖の代わりにメープルシロップやはちみつを使用することはできます。

しかし、液体を入れるため少し泡立ちにくくなることもあります。

そのためある程度泡立てた後ではちみつやメープルシロップを投入して、混ぜ合わせるのが良いでしょう。

生クリームが泡立つようにするコツ

生クリームを作ってから「失敗した…」とならないように事前の準備をすることも大切になります。

コツを抑えて泡立ちやすくしておけるように、事前準備方法をご紹介していきます。

生クリームを冷蔵庫で冷やしておく

生クリームを作る際に大事なのは温度・湿度です。

そのため生クリーム自体も冷えた状態であれば泡立ちやすくなるのです。

ボウルを冷やしておく

上記で生クリームを冷やすと話しましたが、調理器具として使用するボウルも冷やしておくことで流しいれた際に、温度が上がることなく作ることができます。

生クリームを入れるボウルを重ねて使用し、土台となるボウルに氷水を入れて、その上に生クリームを入れた
ボウルを置き、泡立てるのもおすすめです!

混ぜ方を工夫する

ハンドミキサーがない際に、泡立て器で20分程度かき混ぜる必要があります。

その時に工夫するポイントとして

  • 素早く行う
  • 回転方向を変えながらランダムにする

時間をかけてゆっくりと行うと生クリームが温まってしまう可能性もあり、時間が経てば経つほど泡立ちが悪くなってしまうため注意してください。

砂糖を入れるタイミング

砂糖を加えるタイミングとしては「最初に全部入れる」のがおすすめです!

泡立てながら少しずつ足していきつつ、様子を見る方もいるのではないでしょうか。

しかし、生クリームの混ぜ過ぎNGなため、少しずつ調整しながら混ぜすぎてしまわないように気を付けてください。

まとめ

生クリームが「うまく泡立たなかった~」「残ったのどうしよう」などと思った時に復活の仕方や使い道は、たくさんあることが分かりましたね。

料理やお菓子作りに使用することもできるため、生クリームの状態によって使い分けるのも楽しそうですね!

生クリームに入れる砂糖の量やタイミングなどが詳しく載っているものがあるので、ぜひチェックしてみてください!

ginchanジンジャーブレッドちゃん 愛称:ジンちゃん

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