東京土産には人形焼!買うなら浅草?それとも発祥の地人形町?

人形焼は、東京土産として昔から親しまれており、現在でも定番となっている人気のあるお菓子です。カステラ風の生地の中にあんこが入った和菓子。

東京の日本橋人形町が発祥の地とされていますが、浅草のイメージも強いかもしれません。東京都内にもたくさんの店舗があり、買う時には悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

ここではお店ごとの人形焼の特徴をお伝えしていきます。

人形焼とは?

小麦粉や卵、砂糖を合わせたカステラ風の生地を焼き型を使って焼いたものが人形焼です。人形焼の中にはこしあんが入っているものが多いですが、小倉あんやあんこの入っていないもの、カスタードクリームや抹茶あんなどさまざまあります。

人形焼の発祥

発祥は江戸時代、東京の日本橋人形町とされています。大正時代になると、人形町で修業した職人さんが浅草で「名所焼」として販売。この時は浅草の名所である雷門や五重塔をモチーフにした型で焼いたようです。現在では文楽人形や七福神、キャラクターなどの型で焼いたものもあり、時代とともに変わってきています。

賞味期限や値段は?

人形焼の賞味期限はお店によって異なり、3~7日。基本的に簡易パックで売っているものが多く真空パックや乾燥材などが入っているようなものはないので、あまり日持ちはしないようです。

値段は1個130~160円、箱詰めの12個入では1,000~1,750円とこちらもお店によって異なります。

浅草で人気の人形焼

浅草で人気の人形焼をご紹介します。浅草では人形焼をお土産にする時の店選びのポイントは、日持ち、あんこの入り、冷めた時の食感の変化です。そういう意味でお土産はパックされた人形焼がおすすめ。あんこは粒か漉し餡、またカスタードクリームかなどを気にして下さい。

<元祖人形焼>木村家本店

明治元年の創業で、浅草ではもっとも古いお店。浅草の名所から五重塔・雷様・提灯・鳩という4つの型で焼いており、伝統の味を守っています。

店舗では実際に焼いているところも見ることができますし、その焼き立てを買うこともできます。

賞味期限は7日間と長めですが、早めに食べるのがおすすめ。
あん入りとあん無しがあります。

発送も取り扱っているようです。注文はFAXか電話です。番号やFAXフォームは木村屋本店のHPにあります。

木村屋本店のHP

お店情報
店名:木村家本店 (きむらやほんてん)

住所:東京都台東区浅草2-3-1

定休日:火曜

営業時間: 9:00~19:00

三鳩堂

浅草の仲見世通り、その真ん中辺りに位置するのが三鳩堂。形は五重塔・雷門の提灯・鳩の3種類あります。

焼き立てを1個単位でばら売りで買うことができるので、ほんのり温かく記事もあんもやわらかいものを味わえるのが嬉しいです。1個100円、お土産なら箱入り20個で1,000円とリーズナブルな価格も特徴。味はこしあんと粒あんの2種類あります。

通販も可能で、電話注文の代引きにて送ってくれます。03-3841-5079です。

お店情報
店名:三鳩堂

住所:東京都台東区浅草1-37-1

定休日:無休

営業時間: AM8:30〜PM9:00(観光行事日はPM11:00まで)

舟和 人形焼

舟和といえば芋ようかんを思い浮かべる方も多いと思いますが、実は人形焼も販売しています。人形焼専門店ではないので形は1種類、宝船を形どった縁起の良いもの。

箱入りの8個入と12個入りで、価格はそれぞれ1,144円と1,663円です。味はこしあんと、舟和ならではのいもあん。生地はふんわり、あんはなめらか、いもあんはほくほくとした食感が特徴です。

舟和のお菓子や通販に関してはこちら↓

お店情報
店名:舟和 本店 (ふなわ)

住所:東京都台東区浅草1-22-10

定休日:無休

営業時間:
本店売店
[月~金] 10:00~19:00
[土] 9:30~20:00
[日・祝] 9:30~19:30

本店喫茶
[月~金] 10:30~19:00(L.O.18:30)
[土] 10:00~20:00(L.O.19:30)
[日・祝] 10:00~19:30(L.O.19:00)

【発祥の地】人形町で買える人形焼き

人形焼発祥の地とされている人形町。江戸時代、歌舞伎や人形芝居などでにぎわっており、芝居を見に来た人々に食べられていた焼きまんじゅうが、人形町で販売されていたので「人形焼」と呼ばれるようになりました。そんな人形町にある2店の人形焼店をご紹介します。

板倉屋

創業は明治40年と古く、お店はこじんまりとした感じです。形は七福神で、布袋尊・弁財天・恵比寿・毘沙門・大黒天・寿老人の6つ。福禄寿がいませんが、「お客様の笑顔を合わせて七福神」というなんと素敵な発想でしょう。

店頭では1個から焼き立てを買うことができます。値段は1個100円、箱詰め20個入で2,200円。日持ちは3日間です。

生地はカリッと香ばしく、中のあんは十勝産の小豆としゅまりがブレンドされておりふっくらとした食感。あん入りとあん無し、2種類が販売されています。

板倉屋や通販に関してはこちら↓

お店情報
店名:人形焼本舗板倉屋

住所:東京都中央区日本橋人形町2-4-2

定休日:不定休

営業時間: 月~日曜日(9:00~売切れ次第終了)

重盛永信堂

重盛永信堂の創業は大正6年と板倉屋よりも少々後にはなりますが、100年以上続いている老舗です。お店は大きく、数人の職人さんが人形焼を焼いています。

モチーフは板倉屋と同様で縁起の良い「七福神」。店頭では1個から焼き立てを買うことができます。値段は1個130~160円、箱詰め12個入で1,750円、あん無しの1個のお値段は30円。日持ちは5日間です。

生地はうすめで北海道十勝産の小豆を使ったやわらかいあんがたっぷりと入ったほんのり優しい甘み。こしあんの他、白こしあん・つぶあん・あん無しの4種類が販売されています。

都内もしくは地方発送の注文の際は、電話(03-3666-5885)もしくはFAX(03-5640-5699)でとのことです。

お店情報
店名:重盛永信堂 (しげもりえいしんどう)

住所:東京都中央区日本橋人形町2-1-1 重盛永信堂ビル 1F

定休日:日曜・祝日(日曜営業している場合もあり。HPを確認した方が良いです)

営業時間:
[月~金] 9:00~20:00
[土] 9:00~18:00
※営業時間や休みは不規則なことがあるのでHPで確認した方が良いです。

重盛永信堂 と人形焼本舗板倉屋を比べると同じ人形焼でも生地の薄さやあんこの量に違いが!?

生地が薄く、あんこが多いのは重盛永信堂。生地が厚く、その分あんこ少な目は板倉屋。

ぜひ食べ比べてみて下さいね。

東京駅で人形焼きを買うなら常盤堂

東京駅にはお土産もの屋さんが数多く立ち並びます。

人形焼は東京キャラクターストリートにあるハローキティの形をしたものが人気。他の店舗でも、ドラえもんやサザエさん、リラックマなどのキャラクターを形どったものが購入できるのが特徴。

その中で、浅草の雷お越しの老舗である常盤堂の人形焼がクリームパンが人気の「八天堂」とコラボ。

『edocco生人形焼』として東京土産の定番の人気者になっています。

形は雷門・鳥など4種類で、日持ちは2週間と長め。箱入り8個でお値段は1,080円です。生地はうすめ、しっとりなのにもちもちとしています。中に入っているつぶあんは甘さ控えめの優しい味わい。パッケージもおしゃれなので、年代問わず人気が高い商品です。

常盤堂では通販もあります。通販はこちら↓

常盤堂雷おこし本舗 雷門本店のHP

お店情報
店名:常盤堂雷おこし本舗 雷門本店 (ときわどうかみなりおこしほんぽ)

住所:東京都台東区浅草1-3-2

秋葉原の意外な人形焼!ガンダムカフェ秋葉原店とキュアメイドカフェ

なんと、あの秋葉原の「ガンダムカフェ」でも人形焼を手に入れられます。ガンダムカフェの人形焼ですから、もちろん形も・・・!

好きな人にとっては絶対外せませんよ。

それに同じく秋葉原にあるキュアメイドカフェではアニメキャラの人形焼が!アニメ好きな外国人にも喜ばれるはず。

お店情報
店名:ガンダムカフェ

住所:東京都千代田区神田花岡町1-1

都内にまだある人形焼の有名店

人形焼は浅草や人形町だけではありません。

JR上野駅からいける上野亀井堂上野広小路本店や錦糸町にある山田家本店なども人形焼の名店として知られています。都内の名店の人形焼を色々食べ比べてみると楽しそうですね。

人形焼は吉本でも!

東京土産として定番の人形焼ですが、大阪のなんばにある吉本でもお土産として販売しています。

吉本人気芸人のキャラクターの形になっていて、値段は袋入り24個で1,000円、箱入りは16個で800円。どちらも焼立てで、箱入りは密閉処理をしています。

生地はオリジナルの吉本人形焼カステラ特製ミックス粉を使用しています。あんは入っておらず、「人形焼カステラ」という商品名で販売されています。

通販もOKです!ご利用はこちら↓

吉本キャラクター人形焼カステラ HP

お店情報
店名:吉本キャラクター人形焼カステラ 本店

住所:大阪府大阪市中央区難波千日前12-4

営業時間:AM9:30 ~PM7:00