ノスタルジックなお菓子「シベリア」の魅力とは?

「シベリア」というお菓子を聞いたことがありますか?

若い方だと知らない人が多いかもしれませんね。知っている方も、そういうお菓子があったくらいに記憶している人がほとんどではないでしょうか?このお菓子、最近まで忘れられていましたが、ここ最近何度かドラマやアニメのワンシーンに登場しており再び注目を集めているようなのです。

今回は、そんなシベリアというお菓子に迫ってみましょう。

シベリアってどんなお菓子?

シベリアというお菓子を知らない方に、簡単にシベリアがどのようなお菓子か説明しましょう。シベリアは、一言で言うとカステラ生地に羊羹をあわせたお菓子です。ふわふわ食感と羊羹のねっとり食感がくせになるお菓子ですが、最近では店先で見かけることも少なくなってしまいました。

見た目はサンドイッチのようですが、実は生地に羊羹をサンドして作るのではなく、トレイにカステラを敷き、その上に羊羹の元を流し入れ、さらにその上にカステラをのせて冷やし固めて作っているそう。サンドイッチとは違うんです!そのためカステラ生地と羊羹の部分は密着しています。手間暇かけて作られたもののようですね。美味しくて人気があったお菓子であるにも関わらず、自然に消滅してしまった原因は、作るのが大変だというところにもあったようです。

このシベリアというお菓子、実は発祥地も発案した人もなにもかもはっきりとわかっていない、謎に包まれたお菓子なのです。誕生したのは明治後半から大正初期で、この頃はどこのパン屋さんでも見かけたオーソドックスなものだったようです。「聞き手 東京の食事」という本には1930年ごろの話として、ミルクホールでコーヒーととシベリアを食べるのが好きだったという証言の記載をしているようです。

シベリアというお菓子の名前の由来は?

シベリアと言う名前を聞いて、「シベリア発祥のお菓子なの?」と思った方もいるかもしれませんが、このお菓子の発祥は日本のどこかと言うことはほぼ間違いないようです。

ではなぜこのお菓子は「シベリア」と言う名前になったのでしょうか?お菓子の名前の由来にはいくつかの説がありますが、一番よく語られる説が、「シベリア鉄道に見立てた」と言う説と、「シベリアのツンドラを表現した」と言う説です。シベリアというからには、シベリアの何かが関係していることは間違いないでしょう。

昭和時代の子供が好きだったシベリア!忘れられた理由と人気再燃の理由は?

昭和時代には子供に愛されたり、カフェで提供されたりするような上質なお菓子として扱われていたシベリアというお菓子。時が過ぎ、シベリアって何?という人さえいるほど存在も忘れられていたのは残念ですね。シベリアが姿を消したのは、シベリアを製造するパン屋が減った代わりに、コンビニやスーパーが多くなったためだといわれています。

この昔懐かしいシベリアというお菓子が今の時代に再び話題になっています。なぜ今になって再びこのお菓子が注目を集めているのでしょうか?

これは相次いでドラマやアニメでこのお菓子が取り上げられたことが大きいでしょう。最初に登場したのが2013年の「風立ちぬ」。宮崎駿監督の人気アニメ映画ですよね。映画の中で、主人公の二郎がシベリアを買うシーンが出てきたのです。この映画をみた人の中から、SNS上でシベリアに言及するかたがたくさんおり、「どんなお菓子?」と話題になったのです。

もう一つがNHKの「いだてん」です。いだてんの登場人物絹江が、シベリアを食べていたのです。これをみて「シベリア食べたくなった!」と言う方がたくさんいたそうです。

お菓子のシベリアの販売店は?

意外に色々なお店でお菓子のシベリアを取り扱っているんですよ。幾つかご紹介します。

コティベーカリー

シベリアの販売店で最も有名なのが横浜にある「コティベーカリー」。ジブリのスタッフが100個以上買い求めたという伝説もあるそう。シベリアの聖地といっても過言ではないかもしれません。

サン・ローザ

宮崎駿監督の人気アニメ映画「風立ちぬ」で出てきたシベリアのモデルになったといわれているのが東京都西東京市にある「サン・ローザ」。1個100円という誰でも気軽に買える値段からも何回でも通いたくなりますね。

丸十ベーカリーヒロセ

東京都高円寺にある老舗パン屋さん「丸十ベーカリーヒロセ」では、昔ながらのシベリアを味わうことができます。

関根製菓

埼玉県の「関根製菓」には、季節によって異なるフレーバーのシベリアが出ます。豊富なフレーバーのシベリアを楽しめるということで人気。

このようにシベリアというお菓子は、店舗ごとに個性や特徴がありますので、食べ比べてみるのも楽しそうですね。

全国のコンビニやスーパー

全国的に、スーパーやコンビニで見かけた!という声もよせられているので、そういったところをみてみると、見つけられるかもしれませんね。

ツイッター上では「ドンキにあった」という声も。2018年の情報なので、現在も販売しているかは定かではありません。

なお最近では、ローソンにシベリアのお菓子が売っていたという声もありました。

スーパーなどで見かけることもあるようです。

大阪ではお菓子ではなく、シベリアパン!?

関東には上記でご紹介した以外にも様々なお店でシベリアというお菓子を見かけることがありますが、関西ではあまり販売されていないようです。ですが、大阪ではシベリアというとお菓子ではなく、パンが販売されているという情報もあります。大阪の人にとってはシベリアはお菓子ではなく、パンというイメージが大きいのかもしれません。大阪式のシベリアパンの発祥はベーカリー花岡だといわれています。パンを積んどら(ツンドラ)というダジャレが名前の由来であり、サバランをヒントにしてできた商品だそうです。皆さんがイメージするシベリアとは違って、前日に余ったパンを砕いて圧縮して再生して作ったパンがシベリアパンになっています。

お菓子のシベリアは通販で買える?

お菓子のシベリアは、通販でも購入可能です。なかなかシベリアを見つけられない時は、通販を利用してみてはいかがでしょうか。

シベリア専門店「とげぬき福寿庵」では、職人が作った本格的なシベリアを味わえます。きめの細かいカステラ生地に、上質なあんこをつかった羊羹をロールケーキのように包んでいます。上品な味わいですよ。

store.shopping.yahoo.co.jp/siberia2910/zq6arkqyqa.html

お菓子のシベリアを自分で作りたい!レシピは?

お菓子のシベリアは、自分でも作ることができます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

■材料 2人分

・卵 2個
・砂糖 50g
・中力粉 50g
サラダオイル 大さじ半分
★水 150cc
★粉かんてん 3g
★砂糖 15g
★こしあん 300g

作り方

1 パウンドケーキ型にクッキングシートを敷き、オーブンを予熱しておきます。

2 ボウルに卵と砂糖を入れて電動ミキサーで泡立て、混ざったら湯煎にかけてしっかりとツノが立つまで泡立てます。

3 サラダオイルを加えてさっと混ぜ、ふるった中力粉の半量を加えて手早く練るように混ぜます。

4 残りのふるった中力粉を加え、ゴムベラなどで切るようにしっかり混ぜます。

5 パウンドケーキ型に混ぜた生地を入れて、そこをトントンして空気を抜きます。

6 余熱したオーブンで180度20分、その後160度に下げて25分焼きます。ときおり向きを変えながら焼きましょう。

7 焼きあがったら粗熱をとり、その間に間に挟む羊羹の仕込みをします。

8 なべに星印のこしあん以外の材料を入れて火にかけ、よく材料を溶かします。

9 溶けたらこしあんを加えて混ぜます。こしあんが混ざったら火からおろし、そこに濡れタオルなどをあてて粗熱をとりつつ混ぜます。

10 カステラの粗熱が取れたら半分にカットし、下側は型に戻します。

11 羊羹が冷めてもったりしてきたら、型に羊羹を流し込み、上半分のカステラをのせます。

12 カステラの上にクッキングシートをのせ、そのうえに軽い重しになるものをのせて冷蔵庫で1時間ほど冷やし、羊羹が固まったら出来上がりです。

シベリアというお菓子、食べてみてください!

シベリアというお菓子、いかがでしたか?

懐かしいという方も、知らなかったという方もシベリアというお菓子を見かけたらぜひ食べてみてくださいね。

シベリアが出てくる作品を見たり、地域や店ごとの違いを見つけるのも面白いですよ。

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