京都「先斗町駿河屋」のほんのり甘いようかん
鴨川の流れに寄り添う先斗町は、京都の伝統と魅力を今に伝える花街。そんな風情ある一角にある和菓子屋が「先斗町駿河屋」です。
「先斗町駿河屋」は、創業して120年余り。名物の竹の筒に入った羊羹は、夏に涼みながら食べるとすっきりとして甘いと人気です。
今回は「先斗町駿河屋」の口当たりが良く、ほんのりと甘い和菓子をご紹介します。
千鳥かわいい
千鳥のお菓子いろいろ (@ 先斗町駿河屋 in 京都市中京区, 京都府) http://t.co/rFqL5LS1oM pic.twitter.com/rftDvhoOB6— りおかんぽす (@riocampos) October 4, 2015
目次
創業120年!鴨川沿いにたたずむ「先斗町駿河屋」
「先斗町駿河屋」の創業は明治31年。先斗町の歴史と共に歩んできた和菓子屋です。先斗町は、鴨川沿いにある南北500mの小路。京都にある5つの花街の一つで、通りには茶屋や料理店が並びます。
江戸時代初期に鴨川の洲を埋め立てて作られた通りの先斗町。幕末の頃に芸者業が認められ、花街として有名になりました。禁門の変による大火を逃れ、江戸時代に建てられた風情ある街並みが残されている地域です。
花街にはそれぞれ紋章があり、先斗町の紋章は「千鳥」。「先斗町駿河屋」には、千鳥を形どった可愛らしい和菓子が並びます。
桜茶と先斗町駿河屋の落雁です……本当に可愛くて美味……ほんとうに…… pic.twitter.com/ryD4zVgqVX
— 平針須見 (@hirabarisumi) May 7, 2016
自然の素材が持つ良さを活かしたお菓子作り
「先斗町駿河屋」では、自然の素材が持つ良さを活かした和菓子を作り続けています。
今では希少な本わらび粉を使った「ひと口わらび」や丹波大納言を使った「ぽんとちょうもなか」など、素材を厳選して丁寧に一つ一つ作られた和菓子は、口辺りが良く美味しいと評判です。
先斗町駿河屋さんにて。銘店の上品な味わいと千鳥が描かれた愛らしい箱。人気の御菓子「ぽんとちょうもなか」は特選京都でお取り寄せできます👇http://t.co/pBUIpYtOnS #和菓子 pic.twitter.com/jKsZu1bGfW
— 京都のお取り寄せギフト 特選京都 (@tokusen_kyoto) April 23, 2015
芸姑・舞妓さんのお茶席のお菓子を代々手掛けている
花街で知られる先斗町。毎年開催される「鴨川ちどり」の歴史ある豪華な舞台には、多くの人が訪れ、京風芸舞妓の茶席を楽しみます。
先斗町歌舞練場はお店からもすぐ近く。茶席にお出しする和菓子を作り続けているのが「先斗町駿河屋」さんです。
木のぬくもりある温かな雰囲気の「先斗町駿河屋」
「先斗町駿河屋」ができたのは明治時代、当時の様子を残す店内は、木の温もりある
温かなお店です。
駿河屋の屋号は、室町時代の1461年に創業した鶴屋の饅頭処が始まり。その後、駿河屋と屋号を改めて数百年もの歴史を刻んできた和菓子屋さん。「先斗町駿河屋」は、そののれんわけをしたお店で、駿河屋伝統の煉羊羹を始めとした歴史ある和菓子を作り続けています。
「点邑」で頼んでおいたお弁当を受け取り、最後に「先斗町駿河屋」へ。1月に来た時には正月明けの休みで入れなかったので。一番食べてみたかった、餡入りのひと口わらび餅と、白味噌と柚子のマドレーヌなどいくつか土産用に購入。 pic.twitter.com/i6LCcyWUDr
— 大介 (@kikimuyayari) October 21, 2018
「先斗町駿河屋」人気の和菓子は?
「先斗町駿河屋」の和菓子は、花街らしい小さくて可愛いい物ばかり。素材の味を活かした和菓子はどれも人気です。
今回は、その中でも「先斗町駿河屋」おすすめの和菓子をご紹介します。
竹露
「先斗町駿河屋」の一番人気の和菓子といえば、「竹露」。本物の竹筒に入った、口当たり柔らかな水ようかんです。竹は抗菌作用もある昔ながらの器ですね。しっかりと冷やして食べるとスルッと口に入りほんのりと甘いようかんの味わいが広がります。
夏に最高な和菓子の「竹露」の販売期間は、4月〜9月。その年に取れる新鮮な竹筒に入り
蓋に笹を使用します。
ふわりと香る笹の香りや、つるりとしたのどごしが楽しめる水ようかんは、贈り物としても喜ばれる一品。進物ものに送るときにも利用できる竹籠の詰め合わせもあります。賞味期限は3日と短いので、早めに食べたいですね。
値段
1本 400円
8本入り 3,500円
10本入り 4,350円
15本入り 6,380円
京の夏。竹流しの水ようかんを買いに鴨川沿いの先斗町へ。涼風を受けて、つるんとした喉越しにうっとり。 和菓子魂! : 第835回 先斗町駿河屋の『竹 露』 https://t.co/KwrJAKvBfH pic.twitter.com/pcBz6P59Fc
— 畑 主税 (@wagashibuyer) July 26, 2016
里志ぐれ
里志ぐれは、京都の秋を楽しんで欲しいと丹波栗が1粒丸ごと入った羊羹です。
竹の輪切りの器に入り、小豆の風味を活かしたやわらかな味わいが人気です。販売期間は、秋の始まりである9月〜1月。京都の美しい秋を思い出しながら、楽しんでみませんか?
値段
1個 443円(税込)
5個入り 2,515円
8個入り 3,894円
10個入り 4,810円
「先斗町駿河屋/先斗町」
大村さんはこちらの水羊羹”竹露”が好きで、よく書かれていました。ほかに写真の”里志ぐれ”についても記述があります。
こちらは栗入り羊羹で秋からのお菓子。写真は紅白の帯付きの新年用。#京都 #大村しげ #おばんざい #京都観光 #大村しげ再評価プロジェクト pic.twitter.com/1lYaLXVzKK— 大村しげの愛した京都/大村しげ再評価プロジェクト (@oomurashige) September 9, 2018
その他のおすすめ!「先斗町駿河屋」の伝統ある和菓子たち
「先斗町駿河屋」には、もちろん駿河屋伝統の煉羊羹が販売されています。小豆・紅・茶の三色の煉羊羹は、現代の人々に合うように味を整えた「先斗町駿河屋」のおすすめの一品です。
蒸し羊羹が主流だった当時、日持ちをできる羊羹として改良を重ねて出来上がった駿河屋の煉羊羹は、豊臣秀吉を始めとする諸大名に気に入られたほど。歴史ある羊羹を味わってみたくなりますね。
他にも、現在では希少となった本蕨粉を使った「ひと口わらび」も人気です。「先斗町駿河屋」の和菓子は公式サイトで確認ができるので、ぜひ覗いてみてくださいね。
王者のおやつは、京都先斗町駿河屋のひと口わらび餅。本蕨の逸品です pic.twitter.com/wlQnEL3Naz
— トリコにとりこガエル (@miyuki02172003) December 29, 2019
「先斗町駿河屋」の和菓子はお取り寄せできる?
「先斗町駿河屋」には、公式オンラインショップはありませんが、京都の逸品をお取り寄せできるサイトから購入することが可能です。
また、婦人画報のお取り寄せや京の逸品老舗モールなどでも一部商品を取り扱っています。
京都に行った時にも寄ってみたいお店ですが、どこにいてもお取り寄せできるのは嬉しいですね。
先斗町駿河屋の懐中しるこ、かわいすぎにゃろ pic.twitter.com/ho1d1it7po
— 歌川猫楽 (@2569_2828) December 7, 2020
先斗町駿河屋の店舗情報
「先斗町駿河屋」は、先斗町の通り、真ん中あたりにあります。京阪電車、地下鉄東西線の三条駅からは徒歩6分ほど。河原町とも近いので京都散策におすすめの通りです。
街を歩く舞妓さんに出会えるかもしれません。江戸情緒残る先斗町を楽しみながら、ぜひ「先斗町駿河屋」さんに伺ってみてくださいね。
雪が降っている (@ 先斗町駿河屋 in Kyoto, 京都府) https://t.co/y4d7WEIYwJ pic.twitter.com/OofJEqU2sE
— 竹本テツ (@tedie) January 26, 2019
住所:京都府京都市中京区材木町187
営業時間:10:00〜18:00
定休日:火曜