上白糖(白砂糖)は本当に体に悪い?その理由と代わりになる甘味料を紹介!

「上白糖(白砂糖)は体に悪い」と言われていますが、少量であれば体への影響はそこまでありません。

しかし、日常生活に欠かせない甘味料であるため、他のものに代用した方が体にとって嬉しい働きをしてくれることに繋がります。

砂糖が体に良くない大きな理由としては「カロリー以外の栄養があまりないこと」が挙げられます。

それ以外にも体に悪い理由や砂糖の代用品でのおすすめを今回は紹介していきたいと思います!

白砂糖(上白糖)は麻薬!?体への影響とは

「白いものは体に悪い」と聞いたことがあります。

色味が白なだけでなぜ体への影響まで変わってくるのでしょうか?

砂糖の成分や作用についてみていきましょう。

カロリー以外の成分がない

砂糖は糖質、カロリーがとても高い甘味料です。

ミネラルも含まれていますが、ごくわずかなため、他の食材から摂取した方が良いでしょう。

砂糖(上白糖)の100gあたりのカロリー391kcal、糖質99.3gになります。

このため摂りすぎてしまうと糖尿病や高血圧症の原因に繋がる危険性が考えられます。

血糖値を急激に上げてしまう

砂糖には糖質も多く含まれています。

この糖質は摂取することで血糖値を上げる働きがあり、摂りすぎてしまうと必要以上に血糖値が急上昇してしまうのです。

血糖値が急上昇することによって、糖質が脂肪として体内に蓄積されてしまいます。

カルシウム不足を引き起こす

砂糖を摂ることでカルシウムが溶け出したり、効き目が悪くなるということはないです。

しかし、ビタミンB群やカルシウムなどの栄養素が不足している状態で砂糖を摂取すると身体に影響があります。

なぜかというと砂糖の消化にそれらが必要なためです。

そのため実際カルシウム不足に繋がり、イライラしたり気持ちが沈んでしまう場合も…。

体が冷えてしまう

砂糖に限らずですが、甘いものをたくさん食べすぎると身体に糖分が吸収されます。

それに伴い血糖値が急上昇した後に、急降下すると同時に体温を下げてしまう作用が働くのです。

精神的に不安定になる

砂糖に限らずですが、糖分の過剰摂取は体の様々なところで悪影響を及ぼします。

またそこから「砂糖依存症」になってしまうのが怖いですね。

「甘いものを食べていないと落ち着かない」「何もしていないのに疲れやすい」などの症状が出た場合には、糖分の過剰摂取になっていないか見直す必要がありそうです!

おなかの働きが悪くなる

砂糖などの糖分は基本的に小腸で分解・吸収されます。

しかし、元々お腹が弱い人や糖分の過剰摂取によって、分解・吸収が行われずに大腸に向かってしまうことも…。

このような現象が起きると砂糖の摂取量を調整したり、自分の体質に合わせることが大切です。

白砂糖はどんな作り方でできるのか

「白砂糖はほとんどカロリー」っていうけど、実際どうやって作っているのか。

白砂糖ができるまでを簡単にお話していきます。

  1. サトウキビやテンサイの糖分を取り出す
  2. 不純物を取り除く
  3. 原材料と不純物を振り分ける
  4. 砂糖の成分のショ糖を結晶にして取り出す

取り出されたショ糖が白砂糖の成分となります。

元々ショ糖が白いため、漂白や着色をしている訳ではないのです。

有機砂糖とは?体に悪いの?

有機砂糖とは、原料が有機栽培されている砂糖のことを指します。

メリットとして「環境にも人にも優しい」と言われており、科学技術などが使用されていないため安心できるものになります。

有機砂糖が体に悪いということはなさそうです!

デメリットとして挙げられるのはコストが高い点です。

手間がかけられているため、価格が高いのは仕方のないことでしょう。

白砂糖とてんさい糖の違いは?

砂糖は「蜜を含む砂糖」と「蜜を分離させて作る砂糖」に大きく分けることができます。

てんさい糖は「蜜を含む砂糖」

白砂糖は「蜜を分離させて作る砂糖」になります。

まず、てんさい糖の原料はてんさい(サトウダイコン・ビート)です。

身体を温める作用や、オリゴ糖が含まれており腸内環境の改善に効果的になっています。

またミネラルも豊富なため、白砂糖に比べると血糖値の上昇も緩やか。

一方、てんさい糖は茶色いため、仕上がり茶色になっても良いお菓子や料理を選んで使用することができるものになっています。

白砂糖からてんさい糖に代えることで体にとって良い影響とは

てんさい糖が身体に与える良い影響には

  • 身体を温める効果
  • 血糖値の上昇が緩やか
  • アトピー性皮膚炎の改善
  • 免疫力アップ
  • 腸内環境を整えて便秘改善

「てんさい」と呼ばれる植物から作られる天然の甘味料であるため、他の砂糖と比べてGI値が低く、ミネラルやオリゴ糖などたくさん入っているのです。

砂糖の代わりに使用できる安全な甘味料とは

白砂糖の代わりに使用できる甘味料を把握し、できるだけ体にいいものを取り入れていきたいですね。

それぞれの特徴を見て、自分に合うものを見つけてください。

はちみつ

栄養価が高いはちみつ。

  • 甘みが強いが独特の風味がある
  • 料理によっては味を邪魔してしまう
  • 煮物、お菓子、飲み物におすすめ

腸内環境を整えたり、殺菌効果もあります。

デメリットとしては甘さが強いため、好みによって量の調整が必要です!

黒糖

ビタミン含有量が一番の「黒砂糖」

  • 渋みや苦みを感じる独特で濃厚な甘さ
  • コレステロールの上昇を抑える働きがある
  • 料理によっては黒砂糖の特徴が出てしまう

黒糖ならではの味わいがあるため、一度自分の口に合うかどうか試してみることをおすすめします。

オリゴ糖

美肌効果も期待できる「オリゴ糖」

  • 便秘解消効果
  • さっぱりとした甘さのため量の調整に注意
  • 保水性の高さ

ダイエットに最適と言われていますが、甘さが控えめであることから「つい、量を入れ過ぎてしまった…」ということにならないように気をつけてください。

三温糖

白砂糖を作る際に出た液糖を煮詰めて作った「三温糖」

  • 和食に最適(煮物や照り焼きなど)
  • カラメル化現象で香ばしさを加える
  • 白砂糖よりも強い甘さ

料理に使用することでコクや深みをさらに引き出してくれる甘味料になります。

ダイエットの時に砂糖の代わりに使うと良いものは?

ダイエットの時の糖質は、できる限り控えたいものです。

しかし、甘味料として必要になるため、他のもので代用していきましょう。

おすすめは

  • 低カロリーかつミネラルがたくさん含まれている「黒糖」
  • 血糖値の上昇が緩やかになり脂肪がつきにくい「オリゴ糖」

上記の2つになります。

ダイエットしながら体にも良い栄養素を摂取できるなんて…メリットだらけですね!

健康に甘みを楽しむための砂糖の代用品は?

甘味料として白砂糖の代用として使用したものでは「甘さが満足できない…」という場合もあるようです。

そんな時に注意なのは「量で調節」してしまうことです。

糖質の取り過ぎは病気にも繋がるため危険です。

そんな時は「はちみつ」と加えてみることをおすすめします!

はちみつを数滴加えることでまろやかな甘さをプラスすることができますよ。

きび砂糖が危険なのは本当?

サトウキビが原料の「きび砂糖」

体に良いと聞いたことがあるのに、調べていくと「きび砂糖は危険」と載っているものもあり、混乱しますね。

なぜ、きび砂糖が危険だと言われているかという理由は

  • 健康と言われていることから過剰摂取してしまう
  • 体にいいことしかないという勘違いが生まれる

ということが考えられます。

そもそも体にいい砂糖はありません。

白砂糖に比べると…メリットが多いということです。

勝手な思い込みから過剰摂取や勘違いが生まれることに対して「危険」と言われているようです。

まとめ

白砂糖だけが体に悪いのではなく、どんな甘味料でも糖質が入っているため過剰摂取によって体への悪影響を及ぼす危険性はあります。

それを軽減したり、他の栄養素も一緒に得ることができる代用品の甘味料があることが分かりましたね。

栄養面を考えて、「量を入れ過ぎてしまった」「甘みが感じられない」などとならないように、代用甘味料の適量を守りつつ、自分好みの甘味料を見つけてみてくださいね!

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